13年落ち以上の車が50万円以上で売れた事例~廃車はもったいない

一万円札と複数のミニカーかつては、新車登録から10年を過ぎたクルマは、ほとんど価値がないために廃車にするしかないと思われていました。

しかし、車そのものの耐久性が上がって寿命が延びたこともあり、10年程度で廃車にされるクルマは少なくなりつつあります。

なかには10年落ちであっても、100万円以上で売却できるようなリセールバリューの高い車も実際にあります。

参考記事:10年落ちでも100万円以上で売れるリセールバリューの高いクルマ
     
10年を過ぎても廃車にされることの少なくなった車ですが、実は3年後に新たな壁に遭遇することになります。

それが、13年を経過した車に対する、課税額のアップです。

参考記事:13年以上乗った車の税金がアップ!~乗り潰すか廃車にするか?

最近の国産車において、新車登録から廃車までの平均寿命がほぼ13年となっているのは、この税額のアップとまったく無関係ではないと思います。

参考記事:車の耐用年数と乗りつぶしや廃車にする時期をどう判断するか?
      
それでは、税額アップの壁にぶちあたることになる13年落ちのクルマは、まったく価値がないのでしょうか?

いえ、そんなことはありません。

ここでは13年落ち以上の古いにもかかわらず、50万円以上で売却することができた車の事例を紹介してみたいと思います。

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16年落ちの日産スカイラインクーペの査定が105万円

1998年式のスカイラインクーペ25GTターボを、16年落ちとなる2014年に売却したときの事例になります。

売却地は静岡県で、ボディカラーはホワイトになります。

16年落ちとはなりますが、走行距離は7万を切っており、とても大切に乗られてきた車であることが伺えます。

1998年式のスカイラインは、俗にR34と呼ばれるタイプであり、当時は非常に人気のある車種でした。

R34スカイラインクーペ25GTターボの新車時の車両本体価格は、2,898,000円となっていました。

この1998年式R34スカイラインクーペを、2014年に6社の買取り店に査定を依頼したところ、以下のような結果になりました。

A社105万円、B社90万円、C社30万円、D社、E社、F社0万円。

A社が105万円という査定額を提示したのに対して、D社、E社、F社の3社は0円の提示でした。

単純に16年前のクルマという基準で査定をしてもらうと、0円という提示でも納得をしてしまいがちです。

しかし、一括査定サイトに参加していた買取り店の中に、たまたまA社が含まれていたために、16年落ちのクルマに対して105万円などという驚きの買取り額が提示されたわけです。

こういったR34スカイラインのような、年式の古いマニア受けのする車に対しては、しっかりと価値を見出してくれる買取り店がある一方で、単純に年式だけで0円の提示を出してしまう業者も少なくありません。

たまたまD社、E社、F社の3社しか査定に参加していなかったら、このスカイラインは廃車してスクラップになってしまう運命でした。

こういった事例を見る限りにおいては、車を売却するときには、一括査定サイトなどを利用して1社でも多くの業者に査定をしてもらうことが大切だということが理解できると思います。

たくさんの業者に査定をしてもらうことで、古いクルマであってもしっかりと価値を見出してくれる業者の目にとまる確率がアップすることになるわけです。

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25年落ちのランドクルーザーの査定が60万円

1998年頃のランドクルーザーこの事例は、1988年に新車登録されたランドクルーザー60のGX(ディーゼル)を、25年落ちとなる2013年に売却したときのものです。

売却地は京都で、ボディカラーはガンメタです。

走行距離は13万kmを超えていますが、25年落ちということを考えると少ないといえます。

このランドクルーザー60のGXは、新車時の車両本体価格が2,238,000円でした。

現在の高級車路線のランドクルーザーからみると、当時はかなり安い価格設定だったことがわかります。

この車を一括査定サイト経由で4社に査定を依頼したところ、A社60万円、B社54万円、C社、D社未提示という結果になりました。

4社中2社が提示をしてこなかったというのは、やはり25年前の車で判断が難しかったという理由からでしょうか。

いずれにしましても、25年前のランドクルーザーが60万円で売れるという事実には驚きですし、こういったマニア受けする車というのは、どんなに古くなったとしても必ずニーズがあるということなのでしょう。

こういった事例を見る限りにおいては、単純に年式が古いからという理由だけで廃車にしてしまうというのは、非常にもったいないということが理解できると思います。

もちろん、古いクルマの場合、どこの買取り店でも高い評価をしてくれるというわけではありませんので、一括査定サイトなどを活用して1社でも多くの業者に査定をしてもらうことが重要です。

13年落ちのマツダロードスターを80万円で売却

2001年製のマツダロードスターRSを、13年落ちとなる2014年に売却をしたときの事例になります。

売却地は埼玉県で、ボディカラーはイエローになります。

走行距離は1万8千km程となっており、13年落ちのクルマとしては、驚くほど少ない走行距離となっています。

マツダロードスターRS(6速MT)の新車時の車両本体価格は、2,600,000円でした。

このロードスターを2社が査定した結果、A社80万9千円、B社80万6千円となりました。

おそらくオーナーの方が2社を競わせた結果、これほど近い数字になったのだと思われます。

13年落ちにもかかわらず80万円以上の査定額になった背景には、やはり圧倒的に走行距離が少ないという点があげられます。

それと、日本国内においては希少性の高いオープンカーであるという点や、マニュアル車であるという点などもプラス要因になっていると思われます。

意外に思われるかも知れませんが、マニュアル車というのは高く売れる傾向があるのです。

参考:マニュアル車がAT車にくらべて圧倒的に高く売れる理由
   

17年落ちのトヨタRAV4_L の査定額が68万円

1998年頃のトヨタRAV4Lこちらも13年をはるかにオーバーした、17年落ちトヨタRAV4_LタイプXの売却事例となります。

新車登録は1998年で、売却年は2015年でした。

売却地は愛媛県で、ボディカラーは青になります。

走行距離は12万kmを超えており、17年落ちということを考えれば少ないともいえますが、かなり走り込んでいることは間違いありません。

1998年式トヨタRAV4_LタイプXの新車時の車両本体価格は、2,075,000円となっています。

この17年落ちのRAV4_LのタイプXを2社が査定した結果、68万円と57万円となりました。

こちらも、17年落ちのクルマの査定額としては、驚くほどの高査定であるということがいえます。

やはり、フルタイム4WDのSUVということで、マニア受けのする車種ということになるのでしょう。

ただ、こうしたマニアックな車というのは、高い評価をしてくれる業者というのは限られてしまいます。

こちらのオーナーさんも、今回一括査定サイト経由で金額を提示してくれた2社以外にも、近くの買取り店に査定をお願いしたようです。

すると「ちょっと買取りは考えられない」とあっさりお断りされてしまったようです。

17年落ちという年式だけを考えたら、まったく価値のないクルマと判断されても仕方のないところです。

しかし、実際に68万円という買取り価格を提示してくれた業者もいるわけです。

やはり、古い車を高く買取りしてもらうためには、なるべくたくさんの業者に査定をしてもらって、その価値を正しく評価してくれるところを見つけることがとても重要になると思います。

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