10年落ちでも100万円以上で売れるリセールバリューの高いクルマ

差し出されるお金とアルファード新車登録をしてから10年を過ぎた、いわゆる10年落ちと呼ばれるクルマに乗っている人にとって、そのまま乗り潰した方がいいのか、あるいは売却すべきなのかというのは非常に悩ましい問題だと思います。

しかし、いま自分が乗っている10年落ちのクルマが100万円以上で売れるということになれば、迷うことなく売却を選ぶのではないでしょうか。

もちろん、10年落ちのクルマを100万円以上で買取りをしてもらうためには、さまざまな条件が一致する必要があります。

ここでは、実際に10年落ちのクルマが100万円以上の査定額になった事例をいくつか紹介してみたいと思います。

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10年落ちのアルファードG-MSが109万円の査定額に

10年落ちのクルマが高く売れるための条件にはいくつかありますが、人気車種でありなおかつ新車のときの車両本体価格が高いという点は、けっこう重要なポイントとなります。

トヨタのアルファードは、まさにこの条件にマッチした車であるといえます。

ここで紹介するのは、2004年式アルファードGのMSグレードになります。

ボディカラーはシルバーです。

2004年式アルファードGのMSの、新車時の車両本体価格は3,360,000円となっています。

人気車種であり、なおかつ新車のときの車両本体価格が高いという条件を見事にクリアしています。

・圧倒的に少ない走行距離がアピールポイント

さらに、このアルファードの強烈なアピールポイントは、走行距離の圧倒的な少なさです。

10年落ちにもかかわらず、走行距離は1万5000kmを切っており、ほとんど乗られてこなかったクルマであるということになります。

通勤に電車を使っているような都市部では、休日のレジャーくらいにしかクルマを利用しないことが多いので、年式の割に走行距離が少ないクルマが市場に流れて来ることは少なくありません。

しかし、10年落ちで1万5000km弱の走行距離というクルマは、そうそう見かけることはないと思います。

査定を受けた地域は神奈川県で、査定を受けた時期はちょうど10年落ちとなる2014年9月です。

・一括査定による最高値と最安値の差が29万円に

このアルファードを、一括査定サイトを利用して5社に査定をしたもらった結果、以下のような提示額になりました。

A社109万円、B社108万円、C社99万円、D社90万円、E社80万円。

A社とB社の2社が100万円を超えています。

人気車種であるアルファードで、走行距離が圧倒的に少ないという条件であれば、十分に100万円以上の査定額を引き出すことが可能であると考えられます。

ちなみに、一番高いA社と一番安いE社では29万円もの差が生じています。

もし、一括査定を利用せずにたまたまE社だけに査定をしてもらったら、29万円も損をすることになっていたわけです。

およそサラリーマンの1ヵ月分の給料ほどの金額差が生じてしまうわけですから、クルマを売るときに複数の買取り店に査定をしてもらうのは必須といえます。

以下のフォームから簡単に一括査定をすることができます。

12年落ちのランドクルーザープラドの査定額が105万円

rise-rubaryu-takai002先ほどのアルファードの事例は、年式の割に走行距離が圧倒的に少ないという特殊な事情があったために、10年落ちであっても100万円オーバーの査定額になりましたが、走行距離が年式相応の場合はどうでしょうか?

ここで紹介する2004年式ランドクルーザープラドは、12年落ちで走行距離が10万km弱となっていますので、ほぼ標準的な走行距離に近いといえます。

グレードはTXの2,700ccで、5人乗り仕様となっています。色はホワイトです。

こちらのグレードの新車時の車両本体価格は、3,045,000円となっており、先ほどのアルファードよりは若干安くなっていますが、それでも300万円オーバーの高価なクルマです。

クロカンであるランドクルーザープラドは、先ほどのアルファードに負けず劣らず根強い人気のある車種になります。

つまり、人気車種でもともとの車両本体価格が高いという条件はクリアしていることになります。

参考記事:ランドクルーザーの買取り価格や査定額を年式や走行距離別に比較

・走行距離がほぼ標準で12年落ちでも100万円オーバーで売れる

この2004年式のランドクルーザープラドTXを、12年落ちとなる2016年に2社から査定を受けた結果、105万円、102万円と、2社とも100万円オーバーとなりました。

先ほどのアルファードは年式も10年落ちですし、走行距離も非常に少ないという特徴がありましたが、こちらのランドクルーザープラドは、12年落ちで走行距離も10万km近く走っています。

それにもかかわらず100万円オーバーの提示額になってしまったわけです。

かつては、新車登録から10年を過ぎると廃車にするか乗り潰す以外に選択肢はありませんでしたが、どうやらそれは過去の話といえそうです。

少なくとも1部の車種においては、10年落ちオーバーでも十分に100万円以上の価格で売却することが可能であることがお分かりいただけたかと思います。

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10年落ちで走行距離が15万kmのハイエースが110万円

ハイエースとハンドルのイラストこれまで紹介した2つの事例は、走行距離が非常に少ないアルファードと走行距離がほぼ標準的なランドクルーザープラドでした。

それでは、過走行でなおかつ10年落ちのクルマの査定額が100万円オーバーとなることはないのでしょうか?

そんなことはありません。

ここで紹介する2005年式ハイエースワゴンは、10年落ちで走行距離は15万kmと明らかに過走行といってもいい状態のクルマです。

そのようなクルマであっても、100万円以上で売れる可能性があるという事実を知っていただきたいと思います。

こちらのハイエースワゴンのグレードはグランドキャビンと呼ばれる上位グレードになり、新車のときの車両本体価格は3,045,000円となっており、先ほどのランドクルーザープラドとまったく同じです。

いずれにしましても、300万円以上の高価なクルマであることは間違いのないところで、ハイエースもまた根強いファンのいる人気車種であるといえます。

こちらのハイエースを2社で査定をした結果、110万円と80万円の提示になりました。

比較したのは2社にもかかわらず、査定額に30万円もの差が出てしまっていることを考えてみますと、複数の買取り店を比較するということは本当に大切です。

走行距離が15万kmという部分で、評価が割れたのかもしれません。

いずれにしましても、10年落ちで15万kmのハイエースが110万円という金額で売れたのは事実ですし、そのリセールバリューには本当に驚かされます。

参考記事:ハイエースの査定額と実際の買取り価格を実例をもとに分析

10年落ちのクラウンアスリートの査定額が102万円

ここまで紹介した3台のクルマは、いずれもミニバンやクロカンなどの人気の高いタイプの車種ばかりでしたが、最近あまり人気がないといわれているセダンの場合はどうでしょうか?

高級セダンのなかでは比較的人気が高い、2004年式トヨタクラウンアスリートの10年落ちの事例をみてみましょう。

売却地は埼玉県で、ボディカラーはホワイトです。

走行距離は5万km強しか走っていませんので、10年落ちのクルマとしては非常に少ないといえます。

2004年式クラウンアスリートの新車時の車両本体価格は、3,675,000円となっており、まさに日本を代表する高級セダンといえる値段です。

このクラウンアスリートを、一括査定サイトにて6社に評価をしてもらった結果、A社102万円、B社99万円、C社94万円、D社93万円、E社89万円、F社87万円と、見事にばらけた査定金額となりました。

かろうじて1社だけが100万円オーバーとなっています。

やはり、10年落ちとはいえ、セダンの王者ともいえるクラウンアスリートであることと、走行距離が5万kmと少なかったかことが高評価につながったのだと思います。

最高提示額と最低提示額の差は15万円です。

やはり、6社も比較するとこれくらいの金額差にはなるようです。

次に購入する予定のクルマの値引き額を、15万円も上乗せするというのはかなり困難ですが、一括査定サイトを利用することで、それと同じ効果を簡単に得ることができるわけです。

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