9年落ちというのは、新車を購入してからちょうど4回目の車検のタイミングとなります。
クルマの査定額は10年落ち以上になると大きく下がってしまうことも多いので、9年落ちのタイミングで売却すべきか、それとも廃車にするまで乗り続けるべきか悩む人も多いと思います。
ここでは、9年落ちのクルマを買取り専門店に持ち込んだ場合、どれくらいの査定額になるのかを車種別に見て行くことにします。
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このページの目次
9年落ちのミニバンの車種別買取り価格の目安
ミニバンは人気のある車種が多いために、年式が古めであってもある程度の査定額が期待できることが少なくありません。
ここでは、各メーカーの代表的なミニバンを取り上げて、9年落ちで買取り専門店に売却するときに、どれくらいの査定額になるのかの目安を紹介してみたいと思います。
トヨタのヴェルファイアを9年落ちで売却するときの査定額
大型のミニバンとして非常に人気の高いトヨタのヴェルファイアですが、10年落ち直前の9年落ちとなった場合に、どれくらいの査定額になるのか見て行くことにしましょう。
2009年に新車で購入したヴェルファイアの2.4Vを、9年落ちとなる2018年に売却するときの査定額の目安は、走行距離が9万km前後の場合で80万円~110万円ほどになります。
ヴェルファイア2.4Vの2009年当時の販売価格は360万円でしたから、9年落ちヴェルファイアの査定額の目安は、新車価格の22%~30%ほどになります。
9年落ちとしては、十分にクルマの価値が残っているといえそうです。
関連記事:ヴェルファイアの5年落ち~10年落ちの買取価格と査定の相場を比較~下取りよりも有利?
ヴォクシーを9年落ちで売却するときの買取り店の査定額
ヴォクシーも5ナンバーサイズのミニバンとして、とても人気の高いクルマですが、9年落ちで売却するときにどれくらいの査定額になるのか気になるところです。
2009年に新車で購入したヴォクシーのZS煌(きらめき)を、9年落ちとして2018年に売却するときの買取り価格は、9万km前後の走行距離で45万円~60万円程度が目安になります。
2009年当時のヴォクシーのZS煌の車両本体価格は253万円でしたので、9年落ちのヴォクシーZS煌の買取り価格の目安は20%前後となりそうです。
ヴォクシーのZS煌も、9年落ちなっても、十分に残価があることがお分かりになるかと思います。
関連記事:ヴォクシーの買取り相場と査定価格を下取りの場合と比較~5年落ちと10年落ちの事例
ホンダのステップワゴンを9年落ちで買取り店に持ち込んだときの査定額
ホンダのステップワゴンも、ヴォクシーのライバル車種として非常に人気の高いミニバンですが、9年落ちだとどれくらいの査定額になるのでしょうか。
2009年式ステップワゴン(モデルチェンジ前)のGグレードを、2018年に9年落ちとして売却するときの査定額は、9万km走行で20万円~30万円が目安となりそうです。
ステップワゴンGの2009年当時の新車価格は213万円でしたので、9年落ちステップワゴンの買取り価格は新車価格の10%~15%ほどとなります。
売却価格が20万円~30万円とういうことになりますと、売却するかそのまま乗り潰すかで悩む人も多いと思います。
もし、売却をするのであれば、複数の買取り専門店に査定をしてもらって、少しでも高く買取りしてくれるところを探すようにしましょう。
関連記事:ステップワゴンの5年落ちと10年落ちの買い取り価格を調査~下取りと査定相場の事例
9年落ちの日産セレナを売却するときの査定額はどれくらいになるか
日産を代表するミニバンといえばセレナですが、はたして9年落ちで売却をしようとしたときの査定額はどれくらいになるのでしょうか。
2009年式の日産セレナハイウェイスターを、9年落ち(走行距離9万km)で売却するときの査定額は、30万円~40万円程度が目安になると思われます。
2009年式セレナハイウェイスターの当時の新車価格は246万円でしたから、9年落ちセレナの査定額は新車価格の12%~16%ほどということになります。
この金額で売却するか、税金がアップする13年落ち程度まで乗り続けた方がいいか、判断に迷うところです。
日産セレナは、たくさん売れた人気車種であるがゆえに、中古車市場でも在庫は豊富にありますので、そのことが査定額をさげる1つの要因になっていると思われます。
関連記事:セレナを下取りにだすときの査定額はいくら?~5年落ちと10年落ちの買取相場を分析
日産エルグランドの9年落ちでの買取り店での査定の相場
日産の大型ミニバンであるエルグランドは、かつてにくらべると人気が落ち気味になっていますが、実際の査定額はどれくらいになるのでしょうか?
2009年に新車で購入したエルグランドの250ハイウェイスターを、2018年に走行距離9万kmで買取り店に持ち込んだときの買取り価格の目安は、60万円~80万円程度のなると思われます。
2009年式エルグランドの250ハイウェイスターは、新車価格が354万円でしたので、9年落ちエルグランドの買取り専門店での査定額は新車価格の17%~23%程度になるといえそうです。
9年落ちのクロカンを買取り店に持ち込むといくらで売れるのか?
クロカンは、年式が古くても高く売れるといわれています。
実際に9年落ちどころか、10年落ち以上の車両であっても中古車市場で高額で取引されていることも少なくありません。
ここでは、代表的なクロカンであるランドクルーザーとパジェロが9年落ちでどれくらいの査定額になるのか、具体的に見ていきたいと思います。
ランドクルーザーを9年落ちで売るときの査定額の目安
年式が古くても高く売れるクルマの代表ともいえるのが、トヨタのランドクルーザーです。
9年落ちのランドクルーザーは、実際にどれくらいの査定額になるのでしょうか。
2009年に新車登録をしたランドクルーザーAXを、9年落ち(走行距離9万km)で2018年に買取り専門店に売却するときの査定額の目安は、160万円~200万円ほどになります。
ランドクルーザーAXの2009年当時の新車価格は470万円でしたので、9年落ちのランドクルーザーの査定額は新車価格の35%~43%が目安となります。
10年近く乗ってもこれほどの高値で売却が可能なランドクルーザーは、本当に資産価値の高いクルマであるということになります。
関連記事:ランドクルーザーの買取り価格や査定額を年式や走行距離別に比較
9年落ちの三菱パジェロを売却するときの買取り店での査定額
三菱のパジェロも、クロカンを代表する根強い人気のある車種になります。
9年落ちパジェロの査定額がどれくらいになるのか、具体的にみていくことにしましょう。
2009年に登録した三菱パジェロのロングエクシードを、2018年に9年落ちで手放すときの査定額の目安は、9万km前後走行している場合で90万円~120万円くらいになります。
2009年式パジェロのロングエクシードの車両本体価格は358万円となっていますので、9年落ちパジェロの査定額は新車価格の25%~34%ほどが目安になります。
ランドクルーザーほどではありませんが、9年落ちのパジェロもそれなりの高額査定が期待できるクルマであるということがお分かりになるかと思います。
リセールバリューを考えると、やはりクロカンは有利であるといえそうです。
9年落ちの軽自動車はいくらで売ることができるのか?
日本の自動車保有台数のなかで軽自動車が占める割合は、35%にもなるそうです。
つまり、日本国内にあるクルマの3台に1台は軽自動車ということになります。
そんな日本中にあふれている軽自動車ですが、9年落ちとなった時点で売却するときの査定額はどれくらいになるのでしょうか?
車種別に買取り店での相場を見て行くことにしましょう。
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スズキワゴンRを9年落ちで売却するときの査定額の目安
背の高いワゴンタイプの軽自動車のパイオニアともいえるのがワゴンです。
根強い人気のある車種ですが、9年落ちで売却するときにどれくらいの価格で買取りしてもらえるのかを見て行くことにしましょう。
2009年に新車で購入したワゴンRのタイプFXを、9年落ちとなる2018年に売却する際の査定額は、走行距離が9万kmの場合で8万円~15万円程度が相場になると思います。
2009年式ワゴンRのFXグレードの販売価格は104万円でしたので、9年落ちで売却するときの目安は新車価格の8%~14%ほどになります。
根強い人気のあるワゴンRであっても、軽自動車で9年落ち9万kmとなると、それなりに買取り価格は厳しくなってしまうようです。
関連記事:ワゴンRの買取相場と査定価格を調査~5年落ちと10年落ちの場合~下取りに出す前に
9年落ちのダイハツムーヴを買取り店に売るときの査定額
ダイハツムーヴは、軽自動車のなかでもつねに売上ランキング上位にいる人気車種です。
そんな人気車種であるダイハツムーヴが、9年落ちでどれくらいの査定額になるのか気になるところです。
2009年に新車登録したダイハツムーヴのXグレードを、9年後に走行距離9万kmで売却するときの査定額の目安は、4万円~8万円ほどになります。
2009年式ダイハツムーヴのXグレードの車両本体価格は119万円となっていましたので、9年落ちのダイハツムーヴの買取り価格は、新車価格の3%~7%が目安となります。
軽自動車の場合、どうしても耐久性が気になる人が多いので、9年落ちの中古車となるとどうしても相場は下がってしまうようです。
関連記事:ダイハツムーヴの査定額や買取相場を5年落ちと10年落ちで分析~下取り価格を上回るか?
ダイハツタントを9年落ちで売却する際の買取り店での相場
ダイハツタントは、軽自動車らしからぬ室内の広さや視界のよさから、古くから人気を保ち続けている軽自動車です。
9年落ちのダイハツタントがいくらで売れるのかを見て行くことにしましょう。
2009年に新車で購入したダイハツタントのXグレードを、9年落ちとなる2018年に売るときの査定額は、8万円~15万円が目安になります。
2009年式ダイハツタントXの新車価格は121万円となっていますので、9年落ちダイハツタントの査定額の目安は新車価格の7%~12%になります。
同じダイハツの軽自動車でも、9年落ちの場合はムーヴよりもタントの方が高く売れるようです。
関連記事:ダイハツタントの買取価格や査定の相場を5年落・10年落ちで比較~下取りよりも有利?
スズキジムニーは9年落ちでもかなり高く売ることができます
リセールバリューが非常に高いことで知られているクロカン車ですが、それは軽自動車であるジムニーの場合も例外ではなく、年式が古くてもジムニーの買取り価格は驚くほど高いです。
実際に9年落ちジムニーの査定額がどれくらいになるのか見て行くことにしましょう。
2009年に新車で購入したスズキジムニーのXGを、9年落ち(9万km走行)で売却する際の買取り価格は、35万円~45万円が相場になります。
2009年式ジムニーXGの販売価格は126万円となっていましたので、9年落ちジムニーの査定額の目安は新車価格の28%~35%ということになります。
9年落ちでこれほど高く売れる軽自動車は他には見当たりません。
9年落ちのスズキキャリイ(軽トラ)はどれくらいの査定額になるのか?
意外に思う人も多いかも知れませんが、軽トラックは非常にリセールバリューが高いのです。
実際に、9年落ちのスズキキャリイがどれくらいの査定額になるのか見ていきたいと思います。
2009年に新車登録したスズキキャリイのKC(エアコン・パワステ付き)を、9年落ちとなる2018年に売却するときの査定額は、25万円~30万円ほどが相場となります。
2009年式スズキキャリイKC(エアコン・パワステ付き)の新車価格は75万9千円となっていましたので、スズキキャリイの9年落ちの買取り相場は新車価格の32%~40%となります。
9年落ちとしては、ありえないような高額査定です。
軽トラックは、古くなっても非常に高く売れることがお分かりになるかと思います。
軽トラックは乗用車と違って、新車で購入してからずっと乗り続ける人が多いために、ニーズがあるにもかかわらず中古車があまり出回らないことから、査定額は高めになります。
関連記事:軽トラックの買取り価格はなぜこれほど高いのか?~高額査定になる理由
9年落ちのコンパクトカーを買取り店に持ち込むときの査定額の目安
ホンダのフィットやトヨタのヴィッツといったコンパクトカーも人気が高いですが、車種によっては中古車市場に在庫があふれていたりしますので、9年落ちのコンパクトカーがどれほどの査定額になるのか気になるところです。
9年落ちのコンパクトカーの買取り専門店での査定額の目安を見て行くことにしましょう。
9年落ちホンダフィットの買取り専門店での買取り相場
コンパクトカーのなかでも特に人気の高いホンダのフィットですが、10年落ち目前の9年落ちとなってしまったときに、どれくらいの査定額になるのでしょうか?
2009年に新車登録のフィットGグレードを、2018年に走行距離9万kmで売却するときの買取り価格は、8万円~12万円程度が目安になります。
2009年式フィットGグレードの新車価格は119万円でしたので、9年落ちフィットの買取り価格は新車価格の7%~10%ということになります。
人気のホンダフィットとはいえ、もともとの価格が安いコンパクトカーの場合は、9年落ちとなると、査定額はけっこう厳しくなってしまうようです。
関連記事:ホンダフィットを売る~5年落ちと10年落ちの買取り価格や下取り相場を実際の査定額で検証
トヨタヴィッツを9年落ちで売却するときの査定額の目安
トヨタのヴィッツも、フィットと同様に人気のあるコンパクトカーですが、さすがに9年落ちとなると高額な買取り価格は期待できません。
2009年に新車で購入したヴィッツのF(1300)を、9年落ちとなる2018年に買取り店に売却するときの査定額の目安は、5万円~10万円ほどになります。
2009年式ヴィッツF(1300)の新車価格は124万円となっていますので、9年落ちヴィッツの買取り価格の目安は新車価格の4%~8%程度になります。
コンパクトカーの場合、9年落ちというのはギリギリ査定が残っているタイミングといえそうです。
関連記事:ヴィッツの5年落ちと10年落ちの査定相場と買取価格を調査~下取りよりも高く売れるか?
9年落ちのマツダデミオを買取り店に持ち込んだときの査定額
マツダのデミオは、フィットやヴィッツのライバル車として人気のあるコンパクトカーですが、やはり9年落ちとなると査定はだいぶ厳しくなるようです。
2009年に新車登録したデミオの13Cを、2018年に9万km走行で売却するときの相場は、4万円~8万円程度が目安になるでしょう。
2009年式デミオ13Cの車両本体価格は119万円でしたので、9年落ちデミオの買取り価格は新車価格の3%~7%ということになります。
この程度の買取り価格であれば、買い替えをするよりもこのまま乗り潰してしまった方が無難といえそうです。
どうしても売却したいのであれば、複数の買取り店を比較して、少しでも高く買取りしてくれるところを探すようにするといいでしょう。
関連記事:デミオの買取り価格を実際の査定の事例をもとに分析~3年落ち・5年落ち・7年落ち
あなたの9年落ちのクルマの買取相場は、以下のリンク先から簡単に知ることができます。
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