ヴェルファイアの5年落ち～10年落ちの買取価格と査定の相場を比較～下取り価格との差はどれくらい？

ヴェルファイアの買取り市場での人気は相変わらず高いです。

実際にヴェルファイアの査定を受けてみると分かりますが、クルマの状態によっては驚くような高値での買取りを提示されることがあります。

これからヴェルファイアを下取りにだしたり、買取専門店に売却をしたりする予定のある人は、いま自分が乗っているグレードや年式でどれくらいの査定額になるのか気になると思います。

ここでは、年式や走行距離などの条件で比較した場合、ヴェルファイアをどのくらいの値段で売ることができるのかについて、5年落ちと10年落ちの実例をもとに紹介してみたいと思います。

3年落ちのヴェルファイアはこちら

7年落ちのヴェルファイアはこちら

関連記事：ヴェルファイアを売却するときの査定額は排気量が大きい方が安くなる？～2.4Lモデルと3.5Lモデルの買取価格を比較

※姉妹車であるアルファードの査定相場に関しては以下のページをご覧ください。

アルファードの買取り価格や査定額は5年落ちと7年落ちでいくらになるか？
　　　　　

ヴェルファイアの売却で後悔しないために

実際に査定をしてもらうと分かりますが、同じクルマであっても業者によって買取り価格が驚くほど違うことがあります。

売却をしてしまってから後で後悔しないためにも、以下のようなサービスを利用して必ず複数の業者に査定をしてもらって最高値で買取りをしてもらうようにしましょう。

ヴェルファイアの最高買取価格が分かるサイト一覧

１．ヴェルファイアの下取り価格と車買取店の査定額に関する基本情報

まず、ヴェルファイアの査定額に関する基本でデータとして、2022年時点における下取り価格の目安と買取り専門店での相場の目安を紹介してみたいと思います。

1-1　ヴェルファイアを下取りにだすときの2022年の相場

5年落ちと10年落ちのヴェルファイアを下取りにだすときの、走行距離別の相場を一覧にしてまとめています。

グレードは10年落ちが2012年式の2.4Zゴールデンアイズで、5年落ちが2017年式の2.5Z Aエディション ゴールデンアイズになります。

10年落ちヴェルファイア2.4Zゴールデンアイズの下取り相場

2012年式のヴェルファイア2.4Zゴールデンアイズを、10年落ちとなる2022年に下取りに出すときの相場の目安になります。

5年落ちヴェルファイア2.5Z Aエディション ゴールデンアイズの走行距離別下取り価格

2017年式のヴェルファイア2.5Z Aエディション ゴールデンアイズを下取りに出すときの査定額の目安になります。

1-2 ヴェルファイアの車買取り店での年式別査定額

こちらは下取りではなく、ヴェルファイアを一括査定サイト経由で車買取専門店に査定をしてもらうときの買取り価格の目安となります。

10年落ちヴェルファイア2.4Zゴールデンアイズの買取専門店での相場

2012年式のヴェルファイア2.4Zゴールデンアイズを、2022年に買取り専門店に出すときの価格の目安になります。

5年落ちヴェルファイア2.5Z Aエディション ゴールデンアイズの走行距離別の買取り価格の目安

2017年式のヴェルファイア2.5Z Aエディション ゴールデンアイズを2022年に買取り専門店に売却するときの相場の目安になります。

一般の車種であれば、9年落ちや10年落ちになると一気に査定額が下がってしまうことが多いですが、ヴェルファイアの場合は例外で、10年落ちでも普通に100万円以上で売却することができます。

ただし、一覧表を見てお気づきの通り、クルマの査定額というのは高い業者と安い業者で大きな差が生じてしまいます。

ここに記載したヴェルファイアの下取り相場や買取り価格は、あくまでもおおまかな目安となります。

実際に売却をするときには、複数の買取り店に査定をしてもらってなるべく高い業者を選ぶようにしましょう。

２．2022年最新ヴェルファイアの買取り価格と下取り相場の一覧

ヴェルファイアは非常にリセールバリューの高いクルマですから、買取店に売却したりディーラーに下取りにだしたりするときにも、強気で交渉をすることが可能です。

しかし、ある程度の買取価格や下取り相場を事前に知っておかないと、営業マンと対等に渡り合って高値で売ることはできません。

ここでは、ヴェルファイアを2022年に売却するときの相場を、年式と走行距離別に紹介してみたいと思います。

5年落ちと10年落ちの買取価格と下取り相場に関しましては、冒頭に紹介しましたので、ここでは3年落ち、4年落ち、6年落ち、7年落ち、8年落ち、9年落ちのヴェルファイアを取り上げています。

2-1 3年落ちヴェルファイア2.5Z Aエディションの査定額

2019年に新車登録をしたヴェルファイアを2022年に3年落ちで売却をする際の、買取り価格や下取り相場の目安になります。

グレードは2.5Z Aエディションになります。

以下の一覧をご覧になっていただけるとお分かりになりますが、3年落ちで走行距離の少ないヴェルファイアのリセールバリューは驚くほど高くなっています。

2-2 4年落ちヴェルファイアを売却するときの査定額

2018年に新車登録したヴェルファイア2.5Z Gエディションを、4年落ちとなる2022年に売却をするときの査定相場の目安になります。

4年落ちとはいえ、ヴェルファイアの査定額はかなり高い水準を維持していることが一覧からお分かりになるかと思います。

上段がディーラーでの下取り相場、下段が買取り専門店での買取り額の目安になります。

2-3 6年落ちヴェルファイアの買取り価格と下取り相場

二代目ヴェルファイアの2016年式を、6年落ちとなる2022年に売却をするときの相場の目安になります。

ちょうど、2回目の車検が終わって1年目のタイミングが6年落ちとなります。

グレードは2.5Z Gエディションを想定して査定額を算出しています。

通常のクルマであれば、6年落ち以降の査定額は大幅下落になりがちですが、ヴェルファイアの場合は、多少年式が古くなっても高い水準で買取り価格や下取り相場が推移する傾向にあります。

2-4 7年落ちのヴェルファイア2.5Z Gエディションはいくらで売れるか？

2015年に新車登録をしたヴェルファイアを、2022年に7年落ちのタイミングで買取り専門店やディーラーに持ち込んだときの査定相場になります。

グレードは2.5Z Gエディションで、走行距離や年式以外の部分（ボディや内装の状態など）はすべて同じ条件として査定額を算出しています。

7年落ちで走行距離が10万kmであっても、207万円～276万円の買取り価格になるところにヴェルファイアのリセールバリューの高さを感じます。

※過去に修復歴のあるいわゆる事故車の場合は、この一覧に書かれた査定額の7割程度が相場になると考えてください。

2-5 2014年式ヴェルファイアを8年落ちで売却するときの査定額の目安

2014年に新車登録したヴェルファイアの2.4Z ゴールデンアイズⅡを、2022年に8年落ちで買取り専門店に売却したりディーラーに下取りにだしたりするときの相場になります。

ワンオーナーカーの場合、3回目の車検を取得した翌年がちょうど8年落ちのタイミングとなります。

8年落ちであってもヴェルファイアの査定額は高水準を保っており、相変わらずの人気の高さがうかがえます。

2-6 9年落ちのヴェルファイの下取り相場と買取り価格の一覧

2013年に新車で購入したヴェルファイアを9年落ちとなる2022年に売却をするときの相場を一覧にしています。

グレードは、2012年に登場の特別限定車である2.4Z G’sになります。

10年落ちにあと1年に迫った9年落ちのヴェルファイアですが、まだまだ十分に高く売ることが可能です。

一覧をご覧になると分かりますが、走行距離が12万kmの9年落ちヴェルファイアでも、74万円～98万円の買取り価格が期待できます。

３．　5年落ちのヴェルファイアはどのくらいで売れる？

ヴェルファイアは人気のある車ですので、5年落ち程度で大きく価値が下がってしまうということはありません。

実際に5年落ちヴェルファイアがどのくらいの値段で売れるのか、さまざまな条件をもとに買取りの実例をとりあげて比較をしてみたいと思います。

3-1 同じ5年落ちでヴェルファイアの買取り価格がどう違うかを比較

5年落ちのヴェルファイアといっても、グレードや状態、走行距離などによって査定額は大きく異なってきます。

ここでは、実際に5年落ちヴェルファイアの買取り価格が、特に高かった事例と低かった事例を取り上げて、比較してみたいと思います。

・高い場合～グレード2.5Z Gエディションが385万円の買取り価格

こちらは、5年落ちのヴェルファイアのなかでも買取り価格が特に高かった事例になります。

グレードは2.5Z Gエディション の2017年式で、5年落ちとなる2022年に福岡県で売却されました。

走行距離は5年落ちとしてはだいぶ少なく、3万3千kmしか走っていません。

色はホワイトで、後席モニターなどの装備も充実しています。

このヴェルファイアを一括査定サイト経由で5社の買取り専門店が査定をしたところ、高い順から385万円、350万円、335万円、320万円、305万円という結果になりました。

走行距離が少ない上級グレードの2.5Z Gエディションではありますが、5年落ちにもかかわらず350万円オーバーの提示している業者が2社もあるのは驚きです。

一番高い業者と一番安い業者の差額が80万円もありますので、複数の買取り店の査定額を比較してから売却することはとても重要だといえます。

・安い場合～9.5万kmを走行したヴェルファイアが230万円の査定額に

こちらは、5年落ちのヴェルファイアとしては、査定額が低かった事例となります。

グレードは2017年式の2.5Xで、2022年に宮崎県で査定を受けています。

装備的には、パワースライドドアが左側のみとなっており、ヴェルファイアとしては物足りない印象があります。

走行距離は9万5千kmと、5年落ちのクルマとしてはかなりの過走行といえます。

このヴェルファイアを4社の買取り店が査定をした結果、230万円、221万円、205万円、200万円という提示額になりました。

一番高い業者でも230万円と、5年落ちのヴェルファイアにしては、比較的低い査定額となっています。

やはりベーシックグレードの2.5Xである点と、走行距離が9.5万kmとなっている点が大きなマイナスポイントになっていると思われます。

逆に言うと、人気の高いヴェルファイアだからこそ、これだけの過走行でも230万円の買取り価格になったということもいえそうです。

3-2 走行距離の違いでヴェルファイアの査定額を比較してみましょう

走行距離は、クルマの査定をする際の重要な判断材料となります。

ここでは、5年落ちのヴェルファイアの査定額が、走行距離によってどれくらい違ってくるのかを、実例をもとに比較してみましょう。

・走行距離が少ない場合～1万kmの2.5Zの買取り価格が365万円

ちらは、走行距離が1万kmと、5年落ちとしては非常に少ないヴェルファイアの買取り事例です。

グレードは2017年式の2.5Zで、2022年に5年落ちのタイミングで売却をしています。

ワンオーナーカーで、後席モニターなどの装備も充実しています。色はブラックです。

この走行距離の非常に少ない5年落ちヴェルファイアを車買取店4社に見積もりしてもらったところ、365万円、350万円、326万円、310万円という金額が提示されました。

2017年当時の2.5Zの新車価格は357万円でしたから、5年落ちで365万円の買取り価格という、装備が充実しているとはいえ驚くべき金額といえます。

やはり、走行距離が1万kmと非常に少ない点が評価されたのだと思います。

しかし、最安値の業者は310万円という低い買取り価格を提示しており、最高値の業者とは55万円もの差が生じています。

うっかりと安い業者に売却してしまって後で後悔しないように、必ず複数の業者の査定額を比較するようにしましょう。

・平均的な走行距離の場合～5万3千kmのヴェルファイアが335万円の買取額

こちらは、5年落ちとしてはほぼ標準的ともいえる、5万3千kmを走行したヴェルファイアの査定を受けたときの事例になります。

グレードは2017年に登録された2.5Zで、2022年に愛知県で査定を受けています。

10インチナビやバックカメラ、13.3型後席モニター、ツインムーンフールなど、かなり充実した装備となっています。

このヴェルファイアを一括査定サイト経由で6社が査定をしたところ、高い順から335万円、323万円、315万円、305万円、300万円、300万円という結果になりました。

走行距離が約5万3千kmの5年落ちヴェルファイアの買取相場としては、ほぼ標準的な結果といっていいと思います。

・走行距離が伸びている場合～5年落ち9万2千kmでも300万円の評価

こちらの事例は、走行距離が9万2千kmと5年落ちとしてはかなり走り込んでいるヴェルファイアのものになります。

グレードは、先ほどの2つの事例と同様に2.5Zで、2017年に登録した車両を2022年に静岡県で売却しています。色はホワイトパールです。

装備的には、純正TCナビ、フリップダウンモニター、両側パワースライドドア、パワーバックドアなど充実しています。

この走行距離が伸びているヴェルファイアを5社で査定をした結果、300万円、276万円、275万円、270万円、265万円という提示額になりました。

装備的には充実しているヴェルファイアではありますが、5年落ちにもかかわらず走行距離がほぼ9万kmオーバーということを考えた場合、300万円の買取り価格であればとくに不満はないと思います。

3-3 グレードの違いでヴェルファイアの買取り価格はどれほどの金額差になるか

ヴェルファイアは、廉価グレードで最上級グレードでは新車価格に200万円ほどの差がありますので、同じ5年落ちであっても売却をするときの査定額に大きな差が生じることになります。

ここでは、5年落ちのヴェルファイアの査定を受けるときに、グレードの違いによってどれくらいの価格差になるのか事例をもとに見ていきたいと思います。

・ベーシックグレードの5年落ち2.5Xの買取り価格が275万円

こちらは、ヴェルファイアのベーシックグレードである2.5Xを売却したときの事例になります。

2017年に登録した車両を、5年落ちとなる2022年に大阪で売却しています。

走行距離は5万1千kmと、5年落ちのクルマとしてはほぼ標準的です。

ボディカラーはシルバーになります。

ヴェルファイアの場合、ベーシックグレードでも装備的にはかなり充実していますが、電動スライドドアが片側だけとなっている点は物足りなさを感じます。

このヴェルファイア2.5Xを3社買の取専門店に査定してもらったところ、275万円、265万円、250万円という結果になりました。

ベーシックグレードの2.5Xではありますが、5年落ちで走行距離が標準的なヴェルファイアの査定額が275万円であれば十分ではないかと思います。

今回の事例では3社しか比較していませんが、もう少し比較する業者の数を増やしていれば、査定額の上乗せが期待できたかも知れません。

・上位グレードである3.5VLの査定額が395万円

こちらは、ヴェルファイアの上位グレードである3.5VLを、茨城県で査定を受けたときの事例になります。

走行距離は3万5千kmと、5年落ちとしてはだいぶ少なめです。

ヴェルファイアの上級グレードである3.5VLですから、装備的にはほぼフル装備といえるほど充実しており、シートも本革仕様となっています。

さらに、モデリスタのエアロキットやツインサンルーフ、JBLサウンドなども装備されています。

この上級グレードのヴェルファイアを一括査定サイト経由で5社が査定をしたところ、高い順に395万円、375万円、370万円、355万円、350万円という結果になりました。

2017年式の3.5V Lの新車価格は503万円となっていますので、5年落ちで走行距離が3万5千kmであれば、もう少し高い買取り価格が提示されてもいいような気がします。

ヴェルファイアの場合、3.5Lモデルよりも2.5Lモデルの方が新車価格からの値落ちしにくい傾向があるようです。

参考：ヴェルファイアを売却するときの査定額は排気量が大きい方が安くなる？～2.4Lモデルと3.5Lモデルの買取価格を比較

４．10年落ちのヴェルファイアの買取相場は？

ここまで、5年落ちヴェルファイアの買取り相場についてみてきましたが、さらに古い10年落ちヴェルファイアについても見ていきたいと思います。

ヴェルファイアは高級ミニバンとして非常に高い人気を保っていますので、年式が古くなっても他の車種のように買取り相場が一気に下がるということはありません。

ここでは、一般的に査定額が厳しくなるといわれている10年落ちにスポットをあてて、ヴェルファイアの買取り価格についてみていきたいと思います。

4-1　10年落ちのヴェルファイアの査定額が高い事例と低い事例

一般のクルマであれば、10年落ちともなれば、一気に査定額が落ちてしまって、場合によっては廃車も視野に入れなければならなくなります。

しかし、ヴェルファイアは人気車種ですから、10年落ちであっても大きく値崩れすることはなく100万円以上の査定額が提示されることが普通にあります。

ここでは、実際に10年落ちのヴェルファイアの買取り価格が、高かった事例と低かった事例を見ていくことにしましょう。

・高い場合の事例～10年落ちの3.5Z Gエディションが175万円

こちらは、10年落ち（2012年式）のヴェルファイアの査定額が特に高かった事例となります。

グレードは、特別仕様車の3.5Z Gエディションの4WDで、査定を受けた地域は北海道です。

走行距離は、1万9千kmと非常に少なく、10年落ちであるにもかかわらずワンオーナーカーとなっています。

ワンオーナーカーの場合、査定額が高くなる傾向があります。

参考記事：ワンオーナーのクルマはなぜ買取り価格が高くなるのでしょうか？
　　　　　　

装備は非常に充実しており、純正HDDナビ＆後席モニター、パワーバックドアなどが装着されています。

売却地が北海道ということもあり、寒冷地仕様で4WDとなっています。

この10年落ちヴェルファイアを4社の買取り専門店が査定をした結果、高い順から175万円、160万円、145万円、130万円という提示になりました。

10年落ちにもかかわらず175万円という高額査定になった大きな理由は、走行距離が1万9千kmとかなり少ないという点にあると思います。

しかし、一番安い業者との差額は45万円もありますので、少しでも高く売却をするのであれば、複数の業者に査定をしてもらうことは必須といえます。

・安い場合の事例～19万5千kmの2.4Zゴールデンアイズ4WDが85万円

こちらは、10年落ちヴェルファイアのなかでも、特に買取り価格が安かった事例の紹介になります。

グレードは、2010年式2.4Zゴールデンアイズ4WDで、特別仕様車になります。

色はブラックで、両側電動スライドドアや20インチアルミ、エアロなどの装備も充実しています。

走行距離は19万5千kmとなっており、10年落ちということを考慮してもかなりの過走行状態といえます。

10年落ちでこの走行距離だと、ヴェルファイア以外の他の車種であれば普通に廃車を検討することになるでしょう。

このヴェルファイアを一括査定サイト経由で5社が査定をしたところ、85万円、75万円、73万円、70万円、65万円という結果になりました。

10年落ちで、なおかつ走行距離が20万km近くであっても、85万円という評価をしてもらえるのがヴェルファイアというクルマです。

4-2 10年落ちヴェルファイアの査定額を走行距離で比較

10年落ちでヴェルファイアを売るときに、走行距離でどれだけの差がでるのでしょうか？

ここでは、走行距離が少ない場合、多い場合、標準的な走行距離の3つの事例を比較してみたいと思います。

・走行距離が少ない場合～10年落ち3万2千kmで120万円の提示額

こちらは、走行距離が10年落ちとしては3万2千kmと非常に少ないヴェルファイアを、2022年に売却した事例になります。

売却地は千葉県で、車体の色はパープルとなります。

パープルというあまりメジャーではない色が、査定的には若干マイナスポイントなる可能性があります。

グレードは中間グレードである2.4Zになります。

ツインナビや18スピーカーのプレミアムサウンドなど、装備も充実しています。

このヴェルファイアを6社が査定をしたところ、高い順から120万円、105万円、100万円、100万円、95万円、80万円という結果になりました。

10年落ちということを考えますと、120万円という買取り価格に不満はないと思います。

ただし、ボディカラーがもう少しメジャーな色であれば、さらに高額査定になった可能性があります。

・標準的な走行距離の場合～10万1千kmの2.4Zの買取価格が90万円

こちらは、10年落ちとしては走行距離が10万1千kmとほぼ標準的なヴェルファイアの査定を受けたときの事例になります。

売却地は茨城県で、グレードは2012年式の2.4Zになります。

純正のHDDナビや両側パワースライドドア、後席モニターなど装備的にも充実した車両です。

この10年落ちのヴェルファイアを4業者で査定を受けたところ、90万円、83万円、80万円、70万円という金額が提示されました。

残念ながら100万円には届きませんでしたが、10年落ちで走行距離が10万1千kmのヴェルファイアに対して90万円の提示であれば、十分に満足な結果といえるのではないでしょうか。

・走行距離が多い場合～15万2千km走行の2.4Zの査定額が80万円

こちらは、走行距離が15万2千kmとかなりの距離を走っている、2012年式で10年落ちヴェルファイアの買取り事例になります。

売却地は兵庫県で、グレードは2.5Zとなります。ボディカラーはパールホワイトです。

HDDナビ、フルセグチューナー、バックモニター、両側パワースライドドアなど、ヴェルファイアとしては当然ともいえる充実装備です。

この過走行状態の10年落ちヴェルファイアに対して、4社の買取り専門店が見積もりをしたところ、80万円、60万円、75万円、65万円という提示額になりました。

15万2千kmとかなり走行距離が伸びてしまっている10年落ちのヴェルファイアであっても80万円で売却できるということがお分かりになるかと思います。

ヴェルファイアに限っては、10年落ちで過走行であっても、まだまだ廃車を考える必要はないということがいえます。

4-3 10年落ちヴェルファイアのグレードによる買取り価格の違い

ヴェルファイアは、装備によるグレードの違いだけではなく、排気量によってもグレード分けされています。

ここでは、ベーシックグレードと上位グレードのヴェルファイアを、10年落ちで売却したときにどれくらいの差額になるのか、事例をもとに見ていきたいと思います。

・ベーシックグレードの2.4Xが10万km走行で75万円の査定額

こちらは、ヴェルファイアのベーシックグレードである2.4Xを、2022年に京都府で売却したときの事例です。

走行距離は10万kmとなっており、10年落ちのクルマとしては可もなく不可もなしといった状態です。

ベーシックグレードではありますが、純正ナビやバックカメラ、両側オートスライドドアなどの装備は充実しています。

このヴェルファイア2.4Xを6社の買取り店で査定をしてもらったところ、75万円、73万円、70万円、65万円、60万円、50万円という提示になりました。

一番高い業者で75万円の提示でしたが、10年落ちのベーシックグレードである点を考えれば十分な結果だと思います。

・上位グレードの3.5Z_Gエディション10年落ちの売却額が105万円

こちらはヴェルファイアの上位グレードである3.5Z_Gエディションを、2022年に10年落ちで売却したときの事例です。

走行距離は9万4千kmと、10年落ちとしはほぼ標準的といえます。

装備的にはフル装備といってもいいほどの充実ぶりで、18スピーカーのプレミアムサウンド、HDDナビ、後席モニター、両側パワースライドドア、パワーバックドアなどが装着されています。

この上位グレードのヴェルファイアを3社に査定をしてもらった結果、105万円、100万円、90万円という提示額になりました。

10年落ちとはいえ、上位グレードで105万円というのはちょっと低い印象を受けますが、先ほども書きましたように、ヴェルファイアの場合3.5Lモデルよりも2.4Lモデルの方が高額査定になることが多いです。

そのため、3.5Lの上位グレードだからといって、必ずしも他のグレードにくらべて高額査定になるとは限らないことになります。

ヴェルファイアを最高値で売却するための賢い方法

ヴェルファイアに限らずクルマの査定額というのは、業者によって大きくことなります。

各社の流通ルートにおける在庫状況や中間マージンなどによって、買取り価格はどうしても異なってしまうからです。

また業者によってある特定の車種に強い業者もいれば弱い業者もいます。

そのため、クルマを1社だけの査定で売却するというのはとてもリスクがありますし、場合によっては数十万円も損をしてしまう可能性があります。

ヴェルファイアを売却する際には、必ず複数の業者に査定をしてもらって、高く買取りをしてくれる業者を見つけることが大切です。

しかし、1件ずつ業者に査定を依頼するのはなかなか面倒です。

以下のようなサービスを利用することで、ネットから無料で複数の業者の査定額を知ることができますので、あなたのヴェルファイアを売却するまえに利用してみるといいでしょう。

トヨタヴェルファイアの公式サイト
https://toyota.jp/vellfire/