ランクルは、国内の中古車市場において最もリセールバリューの高いクルマの1つといえます。
多少年式が古かったり走行距離が伸びてしまっていても、ランクルの場合は他の車種では考えられないような買取り価格が提示されたりすることが少なくありません。
「10年落ちや10万kmオーバーのクルマにまともな査定額はつかない」といった噂話も、ランクルに関してはまったく無縁です。
ここでは、そんなリセールバリューの高いランドクルーザーの買取り価格や下取り相場について、年式や走行距離別に目安となる金額を一覧の形で紹介しています。
また、実際の買取り事例なども紹介していますので、ランクルを下取りにだしたり売却をしたりする際の参考にしてみてください。
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ランドクルーザーの下取り相場や買取価格に関する一覧
ランドクルーザーを売却したり下取りにだしたりするときに、うっかりと相場よりも安い金額で手放してしまうとあとで後悔することになります。
「年式が古いので高く買取りできませんね~」などという悪質な買取り業者の言葉を信じてはいけません。
何度も繰り返しますが、ランクルは他の車種の常識が通用しないほど高額で売却も十分に可能なのです。
ここでは、ランクルの買取価格や下取り相場を走行距離や年式別(3年落ち~10年落ち)に紹介していますので、ある程度の相場を知ったうえで業者と交渉するようにしましょう。
ランドクルーザーの2019年における下取り相場を一覧で紹介
ランドクルーザーをディーラーに下取りにだしたときに、どれくらいの相場になるのかを3年落ち~10年落ちの年式別に紹介しています。
グレードは上位モデルのZXで、2019年に売却をすることを想定して査定額を算出しています。
走行距離は、1年あたり1万km程度(5年落ちだと5万km)を走行したものとして、各年式の相場を算出しています。
- 10年落ち(2009年式)…188万円~240万円
- 9年落ち(2010年式)…198万円~252万円
- 8年落ち(2011年式)…210万円~269万円
- 7年落ち(2012年式)…248万円~317万円
- 6年落ち(2013年式)…281万円~359万円
- 5年落ち(2014年式)…315万円~403万円
- 4年落ち(2015年式)…339万円~433万円
- 3年落ち(2016年式)…436万円~557万円
2019年版ランクルの年式別の買取価格一覧
ランクルを2019年に買取り専門店などに売却するときの相場を、3年落ちから10年落ちの年式別に一覧の形で紹介しています。
グレードは上位モデルのZXで、年式相応の走行距離(1年あたり1万km)を走行したものとして、査定額を算出しています。
買取りの場合、下取り相場にくらべて高額査定になる可能性が高いことが、一覧からお分かりになると思います。
- 10年落ち(2009年式)…198万円~253万円
- 9年落ち(2010年式)…208万円~266万円
- 8年落ち(2011年式)…221万円~282万円
- 7年落ち(2012年式)…261万円~334万円
- 6年落ち(2013年式)…242万円~309万円
- 5年落ち(2014年式)…332万円~423万円
- 4年落ち(2015年式)…357万円~456万円
- 3年落ち(2016年式)…459万円~586万円
一覧表をご覧になってお分かりのように、まったく同じ条件のランクルであっても業者の在庫状況や流通ルートによって査定額に大きな差が生じます。 ここで紹介したランクルの査定額は、あくまでもおおまかな目安とお考えください。 ランクルのように高額査定が期待できるクルマの場合、高い業者と安い業者で買取り価格に50万円以上の差が生じることが普通にあります。 ランドクルーザーは、比較的長く乗られた車であっても買取り価格が大幅に下がることのないリセールバリューの高い車です。 ここでは、5年落ち、7年落ち、10年落ちのランドクルーザーに絞って、過去の買取り事例から年式ごとのおおよその買取り相場を分析してみたいと思います。 2回目の車検をむかえるタイミングである5年落ちは、車を買い替えようとする人にとって最初の心理的な節目といえます。 ここでは、5年落ちのランドクルーザーに絞って、買取り専門店においてどれくらいの査定額になるのかについて事例をもとに考えてみたいと思います。 この事例は、2013年式ランドクルーザーAX8人乗りを、5年落ちとなる2018年に売却したときのものです。 売却地は福島県で、ボディカラーは白です。 走行距離は4万6000kmと、5年落ちとしてはほぼ標準か若干少なめの印象です。 このランドクルーザーを3社に査定をしてもらった結果、380万円、360万円、355万円となりました。 3社ともあまり差がありませんので、ほぼこの査定額が相場といってもいいでしょう。 ランドクルーザーのAXの2013年当時の新車価格は、485万円となっていますので、5年落ちで買取り価格が380万円ということであれば十分に満足できる査定額といえるでしょう。 こちらの事例は2013年式ランクルZXを、2018年に買取り店に査定を受けたときのものです。 先ほどの事例は、グレードがAXでしたが、こちらは上位グレードであるZXになります。 走行距離は7万1千kmと、5年落ちとしてはやや走っている印象です。 しかも、このランクルは「修復歴あり」となっていますので、過去にフレームに損傷を与えるような事故を起こした可能性のある車両になります。 このランドクルーザーZXを3社に査定依頼したところ、1社が395万円、1社が350万円、1社が342となりました。 上位グレードのZXではありますが、やはり修復歴ありの車両であるということもあり、査定額は400万円を超えませんでした。 しかし、走行距離が7万1千kmで、修復歴ありのクルマが395万円で売却できるのであれば十分でしょう。 7年落ちは3回目の車検のタイミングということになりますが、一般のクルマであれば、査定額が一気に下がる年式といえます。 しかし、ランドクルーザーにはそれはあまり当てはまらないようで、7年落ちであってもかなり高い査定額が提示されることが少なくありません。 実際に、7年落ちのランクルがどれくらいで売却することができたのかを、見て行くことにしましょう。 こちらは、2011年式ランドクルーザーのベーシックグレードであるGXを、7年落ちとなる2018年に売却したときの事例です。 走行距離は5万7千kmとなっており、7年落ちとしてはやや少ないといっていいでしょう。 このランクルを4社に査定をしてもらったところ、1社が285万円、1社が272万円、もう1社が254万円という結果になりました。 ランクルGXの2011年当時の新車価格は440万円でしたら、7年落ちにもかかわらず285万円という提示額は十分に満足できる数字だと思います。 こちらは、2011年式ランドクルーザーAXのGセレクションを、5年落ちで売却したときの事例になります。 走行距離はわずか2万3千kmとなっており、2011年式のランクルとしては非常に少ないといえます。 このランクルを2社で査定をした結果、390万円、320万円という提示額になりました。 2社しか比較していないにもかかわらず、査定額に70万円もの差が生じています。 年式の部分と走行距離の部分で、業者の判断が分かれたのだと思います。 走行距離が2万3千kmと非常に少ないとはいえ、ランドクルーザーAXのGセレクションは、2011年当時の新車価格が550万円でしたから、7年落ちで390万円の買取り価格というのは驚きです。 一般のクルマであれば、10年落ちだと査定はほとんどなくなってしまうクルマも多いです。 しかし、ランドクルーザーの場合は例外で、10年落ちであっても、他のクルマではありえないような高値で売却できることがあります。 10年落ちのランドクルーザーの買取り価格が実査にどれくらいになるのか、買取り事例をもとに見て行くことにしましょう。 この事例は、2008年式ランドクルーザーのAXを10年落ちとなる2018年に売却したときのものです。 走行距離も10万1千kmと、10年落ちとしてはほぼ標準的といえます。 売却地は大阪で、修復歴はありません。 このランクルAXを3社が査定した結果、220万円、200万円、200万円といった提示額になりました。 一番高い業者と安い業者に20万円の差しかありませんので、この金額がこのランクルのほぼ相場なのだと思います。 新車価格が470万円の2008年式ランクルAXが、10年後に走行距離10万kmで220万円で売れてしまうのですから、ランクルのリセールバリューの高さは驚異的といえます。 こちらは、2008年式ランクルのAX_Gセレクションを10年落ちとなる2018年に売却したときの事例です。 走行距離は6万5千kmと、10年落ちのランクルにしてはかなり少ないといえます。 Gセレクションということで、内装は本革張りでかなり豪華です。 この10年落ちのランドクルーザーを3社が査定した結果、260万円、223万円、210万円という提示額になりました。 1社が、260万円という非常に高い買取り価格を提示していますが、10年落ちの割には走行距離が少ない点などを評価してくれたのかも知れません。 10年落ちで260万円などという高い査定額が提示されるクルマは、ランクル以外にはなかなか見当たりません。 ただし、一番高い業者と安い業者で50万円もの差がありますので、複数の業者を比較することは大切です。 スポンサーリンク ランドクルーザーは、ある程度の走行距離を走った車両であっても、高値での買い取りが期待できます。 一般の車であれば査定額が大幅にマイナスになるとされる10万kmオーバーの車両であっても、ランクルの場合には200万円以上の査定額があたり前のように提示されます。 ここでは、走行距離別に、実際にランドクルーザーの査定額がどれくらいになるのかについて、事例をもとに見ていきたいと思います。 走行距離がある程度伸びていても、高価買取りが期待できるランクルですが、当然ながら走行距離は少なければ少ないほど査定には有利になります。 ここでは、5万km前後走ったランドクルーザーが、どのくらいの査定額になるのかついて事例をもとに見ていきましょう。 走行距離が4万9000kmのランドクルーザーAXの売却事例です。 年式は2014年式となりますので、2018年に査定を受けた時点で4年落ちとなります。 査定を受けた地域は兵庫県で、修復歴などはありません。 このランクルを5社が査定したところ、355万円、350万円、322万円、313万円、300万円という結果になりました。 4年落ちのランクルですので、もう少し高く売れてもよさそうな気もしますが、走行距離が4万9000kmと4年落ちとしては少し走っている点が多少マイナスとなったのかも知れません。 こちらは、走行距離が5万5000kmのランドクルーザーAX-Gセレクションの売却事例です。 2008年式を、10年落ちとなる2018年に売却をしています。 2008年式と年式的にはかなり古いランクルですが、走行距離は5万5000kmとかなり少なくなっています。 このランクルを3社に査定依頼した結果、224万円、200万円、192万円という提示額になりました。 このように、ランクルの場合は走行距離が5万km前後であれば、10年落ちであっても200万円以上で売却することが可能であることがお分かりになるかと思います。 一般の車であれば、10万kmを超えてくるとまともな査定額がつかなくなってくるので、乗りつぶしや廃車にすることを考える人もいることでしょう。 しかし、ランドクルーザーに限っては、10万kmはただの通過点にすぎません。 海外においてランクルの中古車が人気なこともあり、10万kmオーバーであっても、普通に高く売れてしまうという特徴があります。 ここでは、10万km前後のランドクルーザーがどれくらいの値段で売れるのかについて、事例をもとに考えてみたいと思います。 この事例は、2010年式のランドクルーザー4.6ZXを、8年落ちとなる2018年に売却したときのものです。 走行距離は11万kmとなっており、8年落ちの車としてはやや走り込んでいるといえるでしょう。 このランクル4.6ZXを3社に査定してもらったところ、320万円、300万円、282万円という結果となりました。 グレードがZXという上位グレードであることもあり、8年落ちとしてはかなり高い査定額になっています。 8年落ちで11万kmという決して条件のよくない車両であっても、ランクルの場合は300万円以上で売れてしまうわけです。 こちらは、2007年式ランドクルーザーのAXを11年落ちとなる2018年に売却したときの事例です。 売却をした地域は東京都で、「修復歴なし」の車両です。 走行距離は9万9千kmとなっており、11年落ちの車両としてはやや少ないといえるでしょう。 このランクルAXを4社が査定した結果、210万円、195万円、190万円、170万円となりました。 ランクルは、11年落ちであっても、200万円以上の査定額になるわけです。 一番高い業者の査定額が210万円で、一番安いところは170万円となっていますので、その差額は40万円です。 クルマを売却する際には、複数の業者に査定をしてもらって比較をすることがとても大切だということがお分かりになるかと思います。 普通の車種であれば、20万kmオーバーの事例を取り上げてもほとんど査定がつかないので意味がありませんが、ランクルとなると話は別です。 20万kmをオーバーしていても、しっかりと査定額を提示してもらえるのがランドクルーザーというクルマの特徴です。 具体的に、20万kmオーバーのランクルがいくらで売れたのかについてみていきましょう。 こちらは、ちょっと信じられないようなランクルの買取り事例です。 2001年式のランドクルーザーVXリミテッド(ディーゼル)を17年落ちとなる2018年に売却したときの事例です。 走行距離は23万2千kmと、普通のクルマであれば躊躇なく廃車にしようと考える走行距離です。 しかし、ランクルに限っては、廃車を考えるなんてとんでもない話で、4社に査定を依頼したところ、162万円、135万円、118万円、110万円 という結果が返ってきました。 廃車を考えるどころか、162万円という驚くべき買取り価格を提示してきた会社がありました。 ランクルの買取り価格に関しては、走行距離や年式といった概念を外して考える必要がありそうです。 こちらの事例は、2001年式のランドクルーザーVXリミテッドの50thアニバーサリーエディション ディーゼルターボを17年落ちとなる2018年に売却をしたときのものです。 走行距離は30万5千kmとなっていますので、普通のクルマであれば査定のつく走行距離ではありません。 条件的にはかなり悪いといわざるを得ないランクルですが、この車を3社に査定依頼した結果、最高提示額は121万円、100万円、95万円という結果となりました。 17年落ちで30万kmオーバーの車両であっても、100万円以上の査定額になってしまうことがあるのが、ランクルというクルマの大きな魅力といえます。 スポンサーリンク あなたのランドクルーザーのリアルタイムな買取り最高値を知るには、以下のサイトをご覧になってください。 トヨタランドクルーザーの公式サイトランドクルーザーの買取り価格を年式別に比較
5年落ちのランドクルーザーの買取り価格はどれくらいになるのか?
・走行距離4万6000kmの2013年式AXが380万円の査定額
・走行距離7万1千kmの5年落ちランクルZXの修復歴ありが395万円
7年落ちのランクルの査定額はどれくらいになるのか?
・7年落ちで5万7千kmのランクルGXの査定額が285万円
7年落ちにもかかわらず410万円の査定額になったAXのGセレクション
・10年落ちも高く売れるのがランクルの特徴
・10年落ちのランドクルーザーAXが走行距離10万kmで220万円の査定
・6万5千kmの10年落ちランクルAX_Gセレクションの買取額が260万円
走行距離別にランクルの買取り価格を比較する
走行距離が5万km前後のランドクルーザーの買取り価格
・4万9000kmの2014年式ランドクルーザーAXの査定が345万円
・5万5000kmの10年落ちAX-Gセレクションの買取り価格が224万円
走行距離が10万km前後のランクルの査定額
・走行距離11万kmで8年落ちのランクルZXの買取り価格が320万円
・9万9千kmの2007年式ランクルAXを210万円で買取り
20万kmオーバーのランクルはいくらで売れるか?
・23万2千kmの17年落ちランクルVXリミテッドの査定額が162万円
・17年落ち30万kmオーバーのランクルを121万円で売却
https://toyota.jp/landcruiser/