HTMLサイトをWordPress化することのメリットとデメリット

HTMLサイトのWordPress化・メリットとデメリットWordPressの引越し

ホームページと言えば、かつてはHTML形式で制作するのが一般的でした。

ところがここ数年は、WordPressを使って制作されるサイトが圧倒的に多くなっています。

世界のウェブサイトにおけるCMSの割合は66%にもなり、そのCMSの中でWordPressの占める割合は65%ほどとなっています。

つまり、世界中のウェブサイトの43%はWordPressを使って作られていることになります。

なぜこれほどまでにWordPressの人気が高いのでしょうか?

ここでは、一昔前まで主流だったHTML形式のホームページとWordPressを比較して、そのメリットとデメリットについて解説をしてみたいと思います。

HTMLサイトはWordPressにくらべてサーバーの負担が軽い

WordPressサイトはサーバーが重くなるHTML形式のサイトは、WordPressにくらべてサーバーへの負担が軽く、サクサクと動作するという特徴があります。

HTML形式のサイトは、サクセスがあったときに作成されたデータをそのまま単純に表示させるだけなので、サーバーにそれほど負担がかかりません。

それに対してWordPressというのは、アクセスがあるたびにデータベースを読み込みに行って、そのつどプログラムによってページを生成する仕組みになっています。

その仕組みの違いから、HTML形式で作られたサイトを静的サイト、WordPressで作られたサイトを動的サイトと呼んだりします。

アクセスがあるたびに、ページ生成のためにプログラムが動作するわけですから、WordPressのサイトがサーバーに負担がかかるのは当然といえます。

サーバーへの負担が軽くてさくさく表示できるサイトであれば、訪問者の離脱を防ぐことができますし、SEO的にも有利になります。

ただし、WordPressのサイトが重いと感じたのは、一昔前までの話です。

最近のレンタルサーバーはWordPressを利用することを前提にサービスを提供していますので、たとえ動的なサイトであっても問題なくサクサク動作することが多いです。

世界的にWordPressのシェアが高くなっていることもあり、WordPressがサクサク動作しないレンタルサーバーは利用されなくなってしまうからです。

なかにはWordPressに特化した専用のレンタルサーバーを提供しているところもあります。

さらにキャッシュ系のプラグインなどを活用すれば、WordPressであることが信じられないくらい高速に表示されたりします。

表示速度に関しては、HTML形式であってもWordPressであっても、それほど違いはなくなりつつあるのが現状です。

バックアップやサーバーの引越しが簡単なHTMLサイト

バックアップやデータ移設・HTMLサイトなら簡単HTML形式のサイトは構造が単純であるために、バックアップやサーバーの移転などが簡単にできるというメリットがあります。

すでに完成されたデータをフォルダーにまとめて移動させるだけなので、特に難しいことをしなくてもデータを別の場所に移すことができます。

そのため、サイトに不具合が生じたときでも、FTPソフトを使って簡単に復元できたりします。

ところが、WordPressの場合はそう単純には行きません。

先ほども書きましたが、WordPressはプログラムで動作している動的なサイトなので、HTMLサイトのように単純にバックアップやサーバーの移転ができません。

特にデータベースのバックアップや移転はFTPソフトで行うことができず、phpMyAdminなどのMySQL管理ツールを使用しなければなりません。

そのため、専門知識のない人がWordPressのサーバー移転を行ったりすると、サイトがうまく表示されなくなってしまったり、エラーが出てしまったりします。

身軽にデータを移動できるという点に関しては、HTML形式のサイトに大きなアドバンテージがあるといえます。

WordPressサイトにくらべてハッキング被害の少ないHTMLサイト

HTML形式のサイトはハッキングされにくいHTMLサイトは、WordPressサイトにくらべてハッキングされにくいというメリットがあります。

WordPressというのは世界で一番利用されているCMSであり、なおかつオープンソースのCMSであることから、どうしてもハッカーに狙われやすくなります。

そのため、WordPress本体やプラグインなどは、セキュリティーホールの穴埋めのために、頻繁にバージョンアップを行っています。

ただ、こうしたバージョンアップに対する対応をしっかりと行っていれば、WordPressサイトだからといって、そう簡単にハッキングされるものではありません。

弊社では、ハッキングされたWordPressを救済するためのサービスを提供していますが、ハッカーに狙われるサイトには特徴があります。

WordPressがハッキングされる原因で一番多いのは、WordPressの放置です。

10年も前にWordPressでサイトを作成して、その当時のままのバージョンで、プラグインなども一切更新していないで放置したままのサイトが少なからずあります。

また、実際にハッキングされたWordPressサイトの中には、パスワードがあり得ないほど簡単だったりするケースも多いです。

しかも、1つのサーバーに複数のWordPressをインストールして、すべて同じパスワードだったりするようなケースもあります。

さすがにここまで来ると、完全にハッカーを舐めているとしか思えません。

専門知識がなくてもサイトの更新や修正ができるWordPress

WordPressサイトなら専門知識不要で更新できるWordPressの一番のメリットは、専門知識がなくてもサイトの更新や修正などが出来る点にあります。

HTMLサイトの場合、HTMLタグやCSS、コーディングといった専門知識がないと、サイトを維持管理していくのが難しいという点が大きなデメリットといえます。

HTMLサイトを維持するためには、ホームページ制作会社に管理費を支払って、更新や修正などに対応してもらうのが一般的です。

ところが、WordPressの場合は、そういった専門知識がなくても、管理画面から簡単に更新や修正を行うことができます。

特にWordPressの5.0から採用された、Gutenberg(グーテンベルク)と呼ばれるブロックエディタによって、専門知識がまったくない人であっても、さまざまなレイアウトのページを作成することができるようになっています。

HTMLサイトをWordPress化することによって、自社でサイト管理ができるようになれば、これまでホームページ制作会社に支払っていたランニングコストを削減することも可能になります。

関連記事:古いホームページをWordPress化してリニューアルすべき本当の理由

内部SEO対策が容易にできるWordPressサイト

内部SEO対策が容易なWordPressのサイトWordPressのサイトは、HTML形式のサイトにくらべてSEOに強いと言われます。

使用するテーマにもよりますが、WordPressというのは構造的に内部リンクが縦横無尽に張り巡らされる仕組みになっています。

内部リンクが張り巡らされることによって、Googleのクローラーがサイト内を巡回しやすくなりますし、内部リンクそのものによる被リンク効果も期待できます。

HTML形式のサイトで、WordPressのような内部リンク構造を構築しようと思ったら、かなりの労力が必要になります。

また、テーマによっては内部SEO対策が容易にできる機能が備わっているものもありますし、SEO対策に特化したプラグインなどもあります。

ただし、プラグインによっては動作が重くなって、逆にSEO的にマイナスになることもありますので、その点だけは注意が必要です。

関連記事:WordPressの定番プラグインAll in One SEO はなぜ不要なのか?

充実したプラグインでさまざまな機能が使えるWordPress

WordPressのプラグイン・充実した機能が使えるWordPressの大きなメリットの1つに、豊富なプラグインがあります。

「こんなことが出来たら便利だ」と思うことを実現するための、さまざまなプラグインが存在します。

WordPressはオープンソースで、なおかつ世界で一番利用されているCMSだからこそ、多くの開発者によってたくさんのプラグインが提供されているのです。

例えば、次の一覧のようなことを実現しようと思ったときに、HTMLサイトだとものすごく手間がかかったり、プログラム開発のための費用がかかったりしますが、WordPressならプラグインによって無料で簡単に実現できてしまいます。

●お申込みフォームを作成したい
●サイト内のリンク切れをチェックしたい
●記事の目次を作成したい
●予約機能を導入したい
●人気記事のランキングを作成したい
●サイトにスライダーを設置したい
●サイト内のテキストを一括で変換したい

WordPressでサイトを構築して、プラグインの便利さを一度でも味わってしまうと、なかなかHTML形式のサイトには戻れなくなってしまうに違いありません。

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