アクセスだけを集めてもホームページからの売上が伸びるとは限りません

ホームページ制作の豆知識

せっかくホームページを制作しても、誰も見にきてくれなければ意味がありません。

無人島にお店を出しても意味がないのと同じことです。

しかし、アクセスさえあれば売り上げにつながるのかというと、決してそういうわけではありません。

世の中には、アクセスはたくさんあるにもかかわらず、売り上げがまったくないサイトがたくさんあるのです。

趣味のブログのように、人に読んでもらうことだけが目的であれば、アクセスが来るだけで十分でしょうが、集客を目的とするサイトの場合はアクセスだけで満足するわけにはいきません。

アクセスがあるにもかかわらず、売り上げにつながらないホームページは、どこに問題があるのでしょうか?

売り上げにつながらないキーワードからのアクセス

ホームページにたくさんの訪問者があるにもかかわらず、売り上げにつながらないというケースの場合、上位表示しているキーワードに問題がある場合が少なくありません。

たとえば、あるリフォーム会社のホームページがあるとします。

このリフォーム会社のホームページに「雨漏り 原因」というキーワードでアクセスが流れてきていたとします。

このアクセスから、雨漏り修理の仕事を受注することができるでしょうか?

結論からいってしまうと、「雨漏り 原因」という検索キーワードから雨漏り修理の依頼につながる可能性は非常に低いと思います。

なぜなら、「雨漏り 原因」というキーワードを検索窓に入力する人というのは、なぜ雨漏りがするのか、その理由を知りたいわけです。

それに対して、「雨漏り 修理」とか「雨漏り 業者」というキーワードならどうでしょう?

雨漏り修理のできる業者を探している可能性が高いです。

こうしたキーワードからアクセスを集めることができれば、高い確率で受注につなげることが可能になるわけです。

関連記事:ホームページ制作と目標キーワードに関する基本的な考え方

自社のホームページにアクセスがたくさんあるにもかかわらず、まったく売り上げにつながらない場合には、こうした流入キーワードのずれがないかどうかをチェックしてみる必要があります。

自分のホームページのどういったキーワードからアクセスが来ているのか、日頃からサーチコンソールを使ってしっかりと分析することをおすすめします。

参考:Google Search Console

デザイン重視の意味不明なホームページになっている?

お店や会社のイメージアップのためには、ホームページのデザインもある程度は重要です。

しかし、ホームページから売り上げにつなげるという点だけで考えたら、デザインそのものはそれほど重要ではありません。

きちんと訴求ができていて、訪問者をコンバージョンに結びつける導線がしっかりと作られているサイトであれば、よほどひどいデザインでなければアクセスを売り上げにつなげることができます。

ところが、デザイナーやホームページ制作会社が自己満足に走ってしまったようなサイトは、見た目はカッコイイにもかかわらず売り上げにつながらないケースが少なくありません。

やたらカタカナを使った意味不明のキャッチコピーや、スライダーで目まぐるしく入れ替わるきれいな画像を見せられても、訪問者の購買意欲にはつながらないからです。

サイトの訪問者が求めているのは、商品やサービスに対する情報です。

その商品やサービスを自分が手に入れることで、自分にどういったメリットがあるのかを知りたいわけです。

画像に関しても、きれいでスタイルのよいモデルさんの画像よりも、そのお店のスタッフや店長さんがにっこり笑った画像を載せてあげた方が、訪問者は親近感を抱きます。

デザインに凝って、高いお金を払って制作したホームページなのに、まったく売り上げにつながらないケースというのは、こういった落とし穴にはまってしまっている可能性が高いです。

アクセスをコンバージョンに結びつけるコピーライティングの技術

アクセスに対する成約数の割合をコンバージョン率(CVR)といいますが、CVRが高いサイトというのは、たいてい優れたランディングページ(LP)があります。

そして、そのLPにはたくみなコピーライティングによる訴求や、分かりやすい具体的な画像による、コンバージョンさせるための仕掛けが施されています。

さきほど、ホームページのデザインにお金をかけても、必ずしもコンバージョンにはつながらないというお話をさせていただきましたが、同じお金をかけるならば、LPのクオリティをあげたほうが売り上げにつながるということです。

ただし、コピーライティングのテクニックによってCVRの高いホームページを制作できる業者というのは限られてしまいます。

20万円~30万円程度で制作を請け負っているホームページ業者の場合、クライアントから提出してもらった文章をそのまま載せるか、自社のスタッフがヒアリングをもとに簡単な文章を掲載する程度です。

この価格帯のホームページで、会社やお店の売上をアップさせるということは基本的には困難ですし、そもそもコンバージョン以前にアクセスが集まらないはずです。

関連記事:30万円のホームページを制作してもアクセスは集まらない?

ホームページ制作会社の役割を勘違いしていませんか?

ホームページを制作する人をWebデザイナーなどと呼んだりしますが、彼らは文字通りWebページをデザインする人であり、見栄えのよいホームページを制作することを得意としています。

リアルビジネスの世界でいえば、お店をつくる大工さんのような役割です。

しかし、大工さんはあくまでも建物を建てるのが仕事ですから、お客様をお店に呼び込んだり物を買わせたりするための知識は持っていません。

大工さんに対して、集客からお店の売上までをすべてお任せするというのは、ある意味滑稽な話です。

ネットの世界では、この点を勘違いしている人が非常に多いのです。

ホームページさえ制作すれば、ネットからお客さんがどんどん集まってきて、勝手に売り上げが上がると勘違いをしているわけです。

しかし、考えてみてください。

たった20万円~30万円の予算でホームページを制作しただけで簡単に売り上げがあがるのならば、ホームページを持っているお店や会社はみんな大繁盛してしまうはずです。

はっきり言って、ネットの世界はそんな甘いものではありません。

大手の企業やネット集客を専門としている会社の多くは、集客のためのホームページに数百万円~数千万円のコストをかけています。

しっかりとしたサイト設計のもとに、専門知識を有するライターが本格的なコンテンツを作成して、集客から成約に結びつけることのできるホームページを制作しているのです。

ネット集客を甘く考えていると、数十万円かけてホームページを制作しても、結局はお金をドブに捨てることになりかねないのです。

くれぐれも、怪しいホームページ制作業者の甘い言葉にはご用心ください。

文:土井 稔

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