アルファードの買取り価格や査定額は5年落ちと7年落ちでいくらになるか?

アルファードは、同じトヨタの兄弟車であるヴェルファイアとならんで、非常に人気の高い高級ミニバンです。

中古車市場においてもアルファードの人気は高く、リセールバリュー的にかなり期待の持てる車種となっています。

ここでは、これからアルファードを下取りに出したり売却をしたりする予定の人に参考にしていただけるように、買取り専門店での査定の事例を紹介してみたいと思います。

売却や下取りに出すタイミングとして可能性の高い、2回目と3回目の車検時期である5年落ちと7年落ちの事例を中心に取り上げています。

姉妹車であるヴェルファイアの下取り額や買取価格を知るには以下のページをご覧ください。

ヴェルファイアの買取価格と下取り相場はこちら

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1.アルファードの査定額に関する基本情報

実際にアルファードを売却したり下取りに出したりするときには、グレードや走行距離などさまざまな条件によって買取り相場は変わってきます。

まずは基本情報としてベーシックグレードのアルファードが、年式によってどれくらいの査定額になるのかの目安を、2018年度のデータをもとに紹介してみたいと思います。

・7年落ち…90万円~130万円
・6年落ち…120万円~180万円
・5年落ち…140万円~200万円
・4年落ち…150万円~230万円
・3年落ち…180万円~270万円

一覧表を見てお気づきかと思いますが、クルマの査定額というのは売却をする業者によって大きく違ってしまいます。

ここに記載した査定額は、あくまでもおおまかな目安となります。

あなたのアルファードを相場よりも安く売ってしまって後悔しないためには、以下のリンク先から複数の買取業者の査定額を比較することをおすすめします。

2.5年落ちのアルファードを買取り専門店に持ち込んだときの相場

アルファードは人気の高いクルマではありますが、兄弟車であるヴェルファイアと5年落ちで比較した場合、ヴェルファイアの査定額の方がやや高くなる傾向にあるようです。

ただ、アルファードも中古車市場では人気の高い車種ですので、5年落ちであれば十分に高額査定は期待できます。

5年落ちのアルファードがどれくらいで売却できるのかを、実際の事例をもとに見ていきたいと思います。

2-1.同じ5年落ちのアルファードでも査定額に大きな差が生じます

同じ5年落ちでのアルファードであっても、グレードや走行距離、クルマの状態といったさまざまな条件によって、実際の査定額は大きく変わってしまいます。

ここでは、実際に査定額が高い事例と低い事例をとりあげて比較してみたいと思います。

5年落ち走行距離2.7万kmの240S(Cパッケージ)の査定額が275万円

2013年式のアルファード240S(Cパッケージ)を、5年落ちとなる2018年に売却したときの事例です。

走行距離は2万7千kmと、5年落ちとしてはかなり少なくなっています。

また、装備的にも、本革シート、Wサンルーフ、メーカー純正HDDナビ、プレミアムサウンド、パワーバックドアなど非常に充実しています。

売却地は兵庫県で、ボディカラーはブラックです。

このアルファードを4社に査定依頼をした結果、275万円、250万円、245万円、220万円となりました。

275万円という買取り価格は、5年落ちのアルファードとしてはかなりいい数字だといえますが、少ない走行距離や充実した装備などが高く評価されたのだと思います。

また、一番高い業者と安い業者で55万円の差がありますので、クルマを売却するときには複数の業者に査定を受けることが重要だということがお分かりになるかと思います。

走行距離10万kmオーバーのアルファード240Xの買取り価格が112万円

こちらの事例は、2013年式アルファードの240Xを、5年落ちのタイミングで買取り店に査定を受けたときの事例です。

走行距離が10万6千kmと、5年落ちのアルファードとしてはかなり走っている印象です。

売却した地域は石川県で、ボディの色はブラックです。

このアルファードの査定額を3社に出してもらったところ、112万円、110万円、95万円といった結果になりました。

「修復歴なし」のクルマですので事故車ということではありませんが、5年落ちのアルファードとしてはかなり低めの買取り価格ということがいえます。

走行距離が10万kmを超えている点や、グレードがベーシックな240Xであること、売却地が雪国である石川県であることなどの理由から、査定額が低くなってしまったと思われます。

参考記事:雪国で使われた中古車を買うときはボディの痛みに注意せよ 

2-2.走行距離の違いで5年落ちアルファードの査定額はどう変わる?

同じグレードで同じ年式のアルファードであっても、走行距離の違いによって査定額は大きく変わってきます。

ここでは、同じ5年落ちのアルファードであっても、走行距離が極端に多い場合と少ない場合で、どれくらいの査定額の違いになるのかを見て行きたいと思います。

走行距離1万kmの2013年式アルファードの査定額が252万円

2013年式アルファード240Sタイプゴールドを、5年落ちとなる2018年に査定を受けたときの事例です。

走行距離は1万kmと、5年落ちのクルマとしては非常に少なく、かなり状態のいいアルファードといえます。

査定を受けた地域は兵庫県で、ボディカラーは、ホワイトパールとなります。

こちらのアルファードに対して3社が査定した結果は、252万円、250万円、230万円となりました。

3社とも5年落ちのアルファードとしてはかなり高い買取り価格を提示していますが、やはり走行距離が1万kmと圧倒的に少ない点を高く評価しているのだと思います。

5年落ち走行距離12万kmの240G’sの売却価格が145万円

こちらの事例は、アルファードの特別仕様車である2013年式240 G’sを、2018年に売却したときのものです。

走行距離は12万2千kmと、5年落ちのクルマとしては、かなりの過走行であるいってもいいでしょう。

ボディカラーはホワイトパールで、売却地は茨城県になります。

このアルファード240G’sを5社が見積もりをした結果、145万円、130万円、130万円、125万円、110万円の査定額が提示されました。

特別仕様車である240 G’sですが、5年落ちで12万2千kmの走行距離が査定的にかなりマイナスとなってしまったようです。

2-3.同じ5年落ちのアルファードでもグレードによって査定額はどう変わる?

5年落ちでなおかつ走行距離が同じくらいのアルファードであっても、グレードによって査定額は違ってきます。

ここでは、5年落ちアルファードの上級グレードとベーシックグレードで、買取り価格にどれくらいの差が生じるのかを見て行くことにしましょう。

ベーシックグレードである240Xを5年落ち5.4万kmで売却した事例

アルファードのベーシックグレードである2013年式240Xを、2018年に5年落ちで売却したときの事例を紹介します。

走行距離は5万4千kmとなりますので、5年落ちとしてはほぼ標準的な走行距離だと思います。

ボディの色はシルバーメタリックで、売却地は東京です。

このアルファードを2社の買取り専門店に査定をしてもらった結果、135万円、120万円という提示額になりました。

ベーシックグレードではありますが、修復歴はありませんし走行距離も標準的ですので、査定を受ける業者の数を増やせば、もう少し高く売れる可能性はありそうです。

アルファードの上級グレード350Gを5年落ち4万4千kmで売却した事例

アルファードの上級グレードである350Gを、5年落ちで買取り専門店に査定をしてもらったときの事例になります。

走行距離は4万4千kmとなりますので、5年落ちのクルマとしてはやや少ないといえます。

査定を受けた地域は東京で、ボディの色はパールマイカとなります。

このアルファード350Gを3つの業者にみてもらったところ、182万円、175万円、170万円という査定額になりました。

先ほどの事例の240Xの新車価格が300万円なのに対して、350Gの場合は406万円となりますので、新車価格には100万円以上の差があります。

5年落ちの買取り価格は、今回の事例で見ると240Xと350Gの差額は50万円ほどになっていますので、どのグレードであっても同じような感じで年式相応の査定額に落ち着くようです。

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3.7年落ちのアルファードの査定額は業者によってどれくらい変わるか

ちょうど3回目の車検のタイミングとなる7年落ちでアルファードを売却するときに、どれくらいの買取り価格になるのかについて、実際の買取り事例をもとにさまざまな条件で比較をしてみたいと思います。

3-1.同じ7年落ちアルファードでも査定額が高い場合と低い場合で比較

同じ7年落ちのアルファードであっても、グレードやクルマの状態、走行距離などによって査定額は大きく変わってくるものです。

ここでは、7年落ちアルファードの査定額が高かったときの事例と低かったときの事例を紹介してみたいと思います。

走行距離が3.5万kmの350S(Cパッケージ)の査定額が238万円

2011年式アルファードの350S(Cパッケージ)を、2018年に買取り専門店に査定を受けたときの事例になります。

走行距離は3万5千kmと、7年落ちのクルマとしては非常に少ない状態です。

HKS車高調やHKSマフラー、20インチホーイールなど、カスタムパーツで身を固めたアルファードです。

また、Cパッケージということで、シートも本革仕様となっています。

このアルファードを3社の買取り専門店で査定を受けた結果、240万円、195万円、180万円という提示額になりました。

走行距離が3.5万kmと少ないために、全体的に高めの提示額となっていますが、その中でも1社だけ飛びぬけて高い査定額となっています。

このアルファードはさまざまなカスタムパーツを装備しているので、高額査定を提示してくれた会社はそこの部分を評価してくれたのだと思います。

カスタムパーツは、お店によって評価をしてくれるところとまったく評価をしてくれないところがありますので、カスタムカーを高く売るためには、なるべくたくさんの業者に査定を受けるようにするといいでしょう。

7年落ちで修復歴ありのアルファード240Xの買取り価格が100万円

こちらの事例は、2011年式アルファード240Xを、7年落ちとなる2018年に売却したときのものになります。

走行距離は6万1千kmとなりますので、7年落ちのクルマとしてはほぼ標準的かやや少ない程度といえます。

このアルファードを4社に査定をしてもらった結果、100万円、85万円、80万円、80万円の買取り価格となりました。

240Xというベーシックグレードではありますが、7年落ちのアルファードとしては、かなり低い評価になっています。

実は、このアルファードは「修復歴あり」ということで、マイナスの評価を受けています。

「修復歴あり」というのは、いわゆる事故車と呼ばれているもので、過去に車の骨格部分に影響を与えるような事故を起こして、修復をした履歴があるクルマということになります。

こうした修復歴ありのクルマの場合、査定額は3割ほど下がってしまう傾向にあるようです。

3-2.7年落ちのアルファードの買取り価格は走行距離でどれだけ変わるかを比較

クルマの査定において走行距離は重要な判断材料となります。

ここでは、同じ7年落ちのアルファードであっても過走行状態の車両とあまり走っていない車両で、査定額がどれくらい変わるのかについて買取り事例をもとに見ていきたいと思います。

7年落ちで走行距離が2万kmの240Sの買取り価格が195万円

2011年式アルファード240Sを、2018年に福井県で売却をしたときの事例になります。

走行距離は7年落ちとしては非常に少なく、わずか2万kmしか走っていません。

また、ボディにはキズなどもほとんどなく、とても状態の良いアルファードです。

この7年落ちアルファード240Sを5社が見積もりをしたところ、195万円、180万円、175万円、173万円、160万円という査定額になりました。

走行距離が2万kmと非常に少ないうえに、ボディの状態もかなりいいことから、7年落ちとしてはかなり高い評価額になっています。

17万kmオーバーのアルファードの査定額が3社比較で130万円

この事例は、2011年式アルファードの特別仕様車である240S プライムセレクションII タイプゴールドを、7年落ちとなる2018年に売却したときのものになります。

走行距離は17万4千kmとなっており、7年落ちのクルマとしては、標準の2.5倍もの距離を走ってしまっているクルマになります。

この過走行のアルファードを3社で査定してもらったところ、130万円、100万円、85万円といった提示額になりました。

走行距離が17万5千kmと、人によっては廃車も考えるほどの距離を走っていますので、全体的に査定額が厳しくなるのは仕方のないところですが、1社が130万円という高額査定を提示してくれました。

最安の業者との差額は、45万円にもなっています。

過走行のクルマであっても、あきらめずに複数のお店に査定をしてもらうことで、高く買取りをしてくれる業者が見つかることもあります。

3-3.グレードの違いによって7年落ちアルファードの査定額はどう変わるか?

アルファードは、グレードによって新車時の車両本体価格が大きく変わります。

それでは、7年落ちのアルファードを売却するときに、グレードによって査定額はどれくらい変わってくるものなのでしょうか?

ここでは、7年落ちアルファードのベーシックグレードと上級グレードの買取り価格を比較してみたいと思います。

7年落ちの上級グレード350Gの4WDが走行距離5.3万kmで195万円

2011年に新車登録したアルファードの上級グレード350Gの4WD仕様を、7年後に売却したときの事例になります。

走行距離は5万3千kmと、7年落ちとしては少なめとなっています。

このアルファードを5社に買取り査定してもらった結果、195万円、185万円、172万円、163万円、155万円という提示額になりました。

やはり上級グレードの350Gの4WDとあって、全体的に高めの買取り価格が提示されています。

アルファードのベーシックグレード240Xが7年落ちで120万円

こちらは、2011年に購入したアルファードのベーシックグレードである240Xを、2018年に査定を受けたときの事例になります。

走行距離は5万5千kmとなりますので、先ほどの事例の350Gとほぼ同じで、7年落ちとしてはやや少ないといえます。

ベーシックグレードではありますが、社外HDDナビや両側パワースライドドアなどが装着されており、それなりに装備は充実している車両になります。

このアルファード240Xを3社で査定をしたところ、120万円、115万円、103万円といった買取り価格の提示となりました。

2011年当時の240Xの新車価格は300万円でしたから、7年落ちでの査定額としては十分満足のいくものだといえるでしょう。

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トヨタアルファードの公式サイト

大手買取り専門店
参考:ラビット  カーセブン
   

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