新車を購入して、最初の車検を迎える3年落ちのタイミングでクルマを売却する人も少なくありません。
せっかくの新車を3年で買い替えてしまうなんてもったいないと思う人もいるかも知れません。
しかし、リセールバリューの高いクルマであれば、新しいクルマを購入する際の自己負担分が少なくて済みますので、むしろお得感がある場合もあります。
車種によっては、3年落ちだと新車とほとんど変わらない買取り価格を提示してもらえる場合もあります。
3年ごとにクルマを2回買い替えて9年乗る場合と、1台のクルマを9年乗り続けることを考えたときに、自分の懐からでるお金がそれほど変わらないのであれば、3年ごとに新しいクルマに乗った方が満足感は高いといえそうです。
ここでは、買取り専門店での3年落ちのクルマの査定額の目安を車種別に紹介していますので、いまのクルマを乗り続けるべきか3年落ちで買い替えるべきかの参考にしていただければと思います。
3年落ちのクルマの売却で後悔しないために
実際に3年落ちのクルマの査定をしてもらうと分かりますが、同じクルマであっても業者によって買取り価格が驚くほど違うことがあります。
売却をしてしまってから後で後悔しないためにも、以下のようなサービスを利用して必ず複数の業者に査定をしてもらって最高値で買取りをしてもらうようにしましょう。
3年落ちのクルマの最高買取価格が分かるサイト一覧
中古車販売店が直接クルマの買取り価格を提示しますので、中間マージンがかからずに高額させていが期待できます。
また、他の一括査定サイトのように複数の業者から連絡が来ることはなく1社だけのやり取りで完結します。
ネットから簡単な項目を入力するだけで、あなたのクルマの買取り相場を簡単に知ることができます。
最大で10社の買取り価格を比較することができますので、車種によっては50万円以上も高く売却をすることが可能になります。
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これまでに450万人以上の方に利用された実績と、運営母体がヤフー株式会社という安心感が強みの一括査定サイトになります。
【2022年度最新】3年落ちの軽自動車の買取り専門店での査定額の目安
軽自動車は非常に人気が高いために、リセールバリューの高い車種も多くなっています。
新車で購入した軽自動車を3年落ちで手放すときの、買取り価格がどれくらいになるのかを、各メーカーの車種ごとに見て行くことにしましょう。
ホンダの軽自動車を3年落ちで手放すときの査定額の目安
最近は、ホンダの軽自動車の人気が非常に高くなっています。
特にN-BOXは飛ぶように売れているようです。
人気が高い車種であれば、当然リセールバリューも高くなりますので、最初の車検のタイミングである3年落ちだと、それなりの査定額が期待できそうです。
ホンダN-BOXを3年落ちで売却するときの買取り価格
ダントツの人気を誇る、ホンダN-BOXの3年落ちの査定額がどれくらいになるのか見て行くことにしましょう。
2019年に新車登録をしたN-BOXのベーシックグレードであるG(ノンターボ)を、3年落ちとなる2022年に売却すると仮定したときの買取り専門店での査定額は、走行距離が3万km前後の場合で、73万円~93万円が目安になると思われます。
N-BOXのGグレードの2019年当時の新車価格は131万円となっていますから、3年落ちN-BOXの査定額は、新車価格の63%前後と考えていいと思います。
3年ごとに同じグレードのN-BOXに買い替えをする場合、50万円ほどの自己負担で済む計算になります。
関連記事:N-BOXの査定額の相場や実際の買取価格を3年落ち~5年落ちで比較~下取りに出す前に
ホンダN-ONEを3年落ちで買取り専門店に持ち込むときの査定額
1967年にホンダから発売されたN360をモチーフとして生まれたのがN-ONEです。
N-BOXほどではありませんが、つねに軽自動車の販売ランキング上位に入っている人気車種です。
2019年に新車登録したN-ONEのベーシックグレードであるスタンダードを、3年落ちとなる2022年に売却するときの査定額は、走行距離が3年落ちとしては標準的な3万キロ前後である場合、61万円~78万円が相場になるでしょう。
走行距離が1万km増えるごとに、査定額は2万円~3万円程度ずつ下がっていきます。
2019年式N-ONEスタンダードの車両本体価格は122万円ですので、3年落ちの時点での査定額は新車価格の57%前後と考えていいでしょう。
スズキの軽自動車を3年落ちで売るときの買取り価格の目安
スズキの軽自動車も根強い人気がありますが、3年落ちで買い替えをするときのリセールバリューがどれくらいになるのか気になるところです。
ここでは、スズキの軽自動車であるワゴンRとアルトの3年落ちの買取り価格について紹介してみたいと思います。
3年落ちのワゴンRを買取り専門店に持ち込みしたときの査定額
最近は、室内の広いワゴンタイプの軽自動車が人気になっていますが、そのパイオニア的な存在がスズキのワゴンRです。
2019年に新車登録されたワゴンRのベーシックグレードであるFAを、2022年の最初の車検のタイミングで買取り専門店に売却するときの査定額の目安は、3万km走行で50万円~64万円程度と考えておくといいと思います。
ワゴンRのFAグレードは新車価格が116万円となっていますので、3年落ちの買取り専門店での査定額の目安としては、新車価格の50%前後と考えていいでしょう。
関連記事:ワゴンRの買取相場と査定価格を調査~5年落ちと10年落ちの場合~下取りに出す前に
スズキアルトを3年落ちで手放すときの査定額はどれくらいになるか?
スズキの軽自動車のベーシック車種ともいうべきアルトも、価格の安さからとてもよく売れているクルマです。
2019年に購入したアルトの中間グレードであるFを、3年落ちで売却するときの買取り店での査定額は、36万円~46万円くらいが目安になると思います。
2019年式アルトFの車両本体価格は86万円となっていますので、3年落ちでの売却価格は、新車価格の48%前後と考えていいと思います。
低価格な軽自動車の場合、どうしても1台あたりの利幅が少なくなってしまうので、買取り価格はそれなりに低めになってしまうようです。
3年落ちのダイハツの軽自動車の買取り専門店での相場
ダイハツもスズキとならんで、軽自動車の販売比率の高いメーカーといえます。
ここでは、ダイハツの軽自動車のなかでも人気の高いムーヴとタントの3年落ちの相場について見ていきたいと思います。
3年落ちで走行距離3万kmのダイハツムーヴ査定額の目安はどれくらいか?
ダイハツムーヴはホンダのN-BOXのライバルともいえる人気の軽自動車になります。
2019年式ムーヴの中間グレードであるX(ノンターボ)を、2022年に3年落ちで売却するときの査定額は、走行距離3万kmの場合で、58万円~74万円程度が相場になると思われます。
走行距離が1万km増えるごとに、査定額は3万円程度ずつ低くなっていきます。
2019年当時のムーヴXグレードの販売価格は123万円となっていますので、3年落ちとなった時点での買い取り価格は、新車価格の54%前後になるといえそうです。
関連記事:ダイハツムーヴの査定額や買取相場を5年落ちと10年落ちで分析~下取り価格を上回るか?
3年落ちのダイハツタントの買取り専門店での査定額の目安はどれくらい?
ダイハツのタントは、ムーヴとキャラ的には似たような車ですが、どちらもよく売れているようです。
ダイハツタントの中間グレードであるXを2019年に新車で購入して、2022年に3年落ちで売却するときの査定額の目安は、3万km走行で77万円~99万円程度になります。
ダイハツタントXの2019年時点での新車価格は149円となっていますので、3年落ちで売却するときの査定額の目安は、新車価格の59%前後と考えていいでしょう。
関連記事:ダイハツタントの買取価格や査定の相場を5年落・10年落ちで比較~下取りよりも有利?
あなたのクルマのリアルな買取り価格をネットで簡単に知るためには、以下のようなサイトが便利です。
【2022年最新】3年落ちのミニバンを買取り専門店に売却するときの相場
室内の広いミニバンは、セダンに変わってファミリーカーとしての地位を確立した感があります。
中古車市場でのニーズが高いことから、リセールバリューもかなり高く、3年落ちだと新車からそれほど目減りしない車種もあります。
ここでは、各メーカー別に3年落ちミニバンの買取り専門店での査定額について見ていきたいと思います。
トヨタのミニバンを3年落ちで手放すときに知っておきたい査定額の目安
トヨタのミニバンは人気の高い車種が多く、中古車市場でもニーズは高いようです。
そのため、リセールバリューもかなり期待が持てるところです。
ここでは、トヨタの人気ミニバンである、ヴェルファイアとヴォクシーの3年落ちの時点での買取り専門店における査定額がどれくらいなるのか見て行くことにします。
3年落ちで走行距離3万kmのヴェルファイアの買取り価格
まずは、トヨタのミニバンのなかでも、Lクラスミニバンとして非常に人気の高いヴェルファイアの3年落ちの査定額を見ていきたいと思います。
2019年にヴェルファイアの2.5Zを購入して、最初の車検を迎える2022年度に売却するときの査定額は、走行距離3万km前後で311万円~398万円ほどが目安になると思います。
2019年当時のヴェルファイア2.5Zの車両本体価格は378万円となっていますので、3年落ちでの査定額は新車価格の90%前後と非常に高いものとなっています。
走行距離が1万km増えるごとに、査定額は6万円程度ずつ下がっていくことになります。
ヴェルファイアの2.5Zの場合、あまり自己負担額を必要とせずに3年ごとの買換えが可能になる珍しい車種といえます。
ちなみに、2013年式ヴェルファイア2.4ZゴールデンアイズⅡの9年落ちでの査定額は113万円~145万円ほどとなってしまいますので、むしろ3年ごとに乗りかえた方が常に新しいヴェルファイアに乗り続けることができる分だけお得感があるといえそうです。
関連記事:ヴェルファイアの5年落ち~10年落ちの買取価格と査定の相場を比較~下取りよりも有利?
3年落ちのヴォクシーの買取り相場はどれくらいになるか?
トヨタのヴォクシーも5ナンバーサイズのミニバンとして非常に人気の高い車種ですので、リセールバリューはかなり期待ができそうです。
2019年に新車で購入したヴォクシーのZSを、3年落ちで買取り専門店に売却するときの査定額の目安は、走行距離3万kmで210万円~268万円ほどになると思います。
走行距離が1万km増えるごとに、査定額は5万円ほど下がっていきます。
ヴォクシーZSの2019年当時の販売価格は279万円となっていますので、3年落ちの時点での査定額は新車価格の85%前後になると考えられます。
ヴォクシーZSを3年ごとに新車に買い替えると仮定した場合、買い替え時の自己負担額は50万円程度ということになりますので、なかなかお得感があるのではないでしょうか。
関連記事:ヴォクシーの買取り相場と査定価格を下取りの場合と比較~5年落ちと10年落ちの事例
ホンダのミニバンを3年落ちのタイミングで売るときの査定額の目安
ホンダのミニバンといえば、ステップワゴンやオデッセイが代表的な車種になります。
ステップワゴンは相変わらず人気が高いですが、オデッセイのような車高が低めのミニバンは人気に多少の陰りがみえます。
そういった事情がリセールバリューにどういった影響を与えるのか、3年落ちで売却するときの査定額でみていくことにしましょう。
3年落ちのステップワゴンを買取り店に持ち込んだときに期待できる査定額
ステップワゴンは、トヨタのノア・ヴォクシー、日産のセレナとならんで、非常に人気の高い5ナンバーサイズのミニバンとなります。
2019年に登録したステップワゴンのグレードGを、3年落ちとなる2022年に売却するときの買取り店での査定額は、3万km走行で148万円~190万円が目安になると思われます。
走行距離が1万km増えるごとに、買取り価格は4万円~5万円ほど下がっていきます。
ステップワゴンGの2019年当時の販売価格は258万円でしたから、3年落ちの時点での査定額は新車価格の65%前後になると考えられます。
関連記事:ステップワゴンの5年落ちと10年落ちの買い取り価格を調査~下取りと査定相場の事例
オデッセイを3年落ちで手放すときの買取り価格はどれくらいになるか
車高の低いスタイルのため、走行性は高いのですが、室内の広さはワゴンタイプのミニバンに及ばないため、一時期ほどの人気はなくなっています。
2019年にオデッセイのアブソルート・ホンダセンシングを、3年落ち・走行距離3万kmで売却をするときの買取り価格の目安は、207万円~265万円になります。
オデッセイ・アブソルート・ホンダセンシングの2019年当時の車両本体価格は330万円となっていますので、3年落ちオデッセイの査定額の目安は新車価格の70%前後となり、リセールバリューはかなり高いということが言えます。
かつてにくらべて人気に陰りが見えているとはいっても、オデッセイ・アブソルート・ホンダセンシングのリセールバリューはかなり高いということがこの数字から分かります。
関連記事:オデッセイの買取り価格は?~5年落ちと10年落ちの査定額や下取り相場を比較
3年落ちの日産のミニバンの買取り専門店での相場はどれくらいになるか
日産のミニバンといえば、セレナとエルグランドになります。
セレナは相変わらずの人気車種といえますが、エルグランドは現行の車高が低いモデルになってから販売台数的にかなり苦戦をしいられているようです。
ここでは、セレナとエルグランドが3年落ちでどれくらいの査定額になるのかを見て行くことにしましょう。
3年落ちのセレナはどれくらいの金額で売ることができるか
ヴォクシーやステップワゴンのライバル的な車種といえる日産のセレナですが、3年落ちの査定額はどれくらいになるのでしょうか?
2019年に新車で購入したセレナのハイウェイスターを、最初の車検のタイミングである2022年に3万km走行で売却するときの査定額は、164万円~209万円が目安となります。
セレナ・ハイウェイスターの2019年時の販売価格は275万円ですから、3年落ちの時点での査定額は新車価格の68%前後が目安になります。
ヴォクシーの買取り価格には及びませんが、ステップワゴンとはほぼ同じくらいの査定額といえそうです。
関連記事:セレナを下取りにだすときの査定額はいくら?~5年落ちと10年落ちの買取相場を分析
エルグランドを3年落ちで買取り店に売却するときの査定額の目安
1997年に登場した初代エルグランドは大ヒット車種でしたが、車高が低くなった現行モデルは、思ったほど販売台数が伸びていないようです。
2019年に新車登録したエルグランドの350ハイウェイスターを、3年後の2022年に売却するときの査定額の目安は、走行距離3万km前後の場合で248万円~316万円となります。
エルグランド・350ハイウェイスターの2019年の販売価格は434万円となっていますので、3年後に売却するときの目安は新車価格の65%前後になると思われます。
販売台数的にはそれほど売れていないエルグランドの現行モデルですが、リセールバリュー的には他のミニバンとそれほど変わらないといえそうです。
【2022年最新】ハイブリッドカーを3年落ちで買取り専門店に売却するときの目安額
燃費がいいためにランニングコストを低く抑えることのできるハイブリッドカーは、クルマの値段そのものが高めの設定になっていても、飛ぶように売れています。
ここでは、人気のハイブリッドカーを3年落ちで買取り専門店に売却するとどれくらいの査定額になるのか、車種別に見ていきたいと思います。
トヨタのハイブリッド車を3年落ちで売るときの買取り価格
トヨタといえばハイブリッドカーのパイオニア的な存在で、プリウスやアクアといった車種がつねに販売台数ラインキングの上位に顔をだしています。
しかし、あまり売れすぎて中古車市場に在庫があふれてしまうと査定額が下がってしまうこともあるので、単純に人気があるからリセールバリューが高いということにはなりません。
ここでは、トヨタのハイブリッドカーであるプリウスとアクアの3年落ちの時点での査定額の目安についてみていくことにしましょう。
3年落ちのプリウスの買取り価格と査定額の目安
ハイブリッドカーの先駆けとなったプリウスですが、3年落ちの査定額はどれくらいになるのでしょうか?
長い間売れ続けてきたクルマだけに、中古車市場においても在庫がだぶつき気味になっている部分があるようです。
その辺が査定額にどう影響するのか気になるところです。
2019年式のプリウスSを新車で購入して、3年後の2022年に売却するときの査定額は、走行距離3万kmの場合で144万円~184万円が目安になります。
走行距離が1万キロ増えると、4万円程度ずつ査定額が下がっていきます。
2019年当時のプリウスSの販売価格は261万円でしたから、3年落ちとなったときの査定額の目安は、新車価格の63%前後ということになります。
やはり人気車種であるがゆえに、中古車市場にあふれているため、査定額は思ったほど伸びないようです。
関連記事:プリウスの買取り相場と査定価格~5年落ちと10年落ちの事例でみる下取りとの比較
アクアを3年落ちのタイミングで売却するときにどれくらいの査定額になるか
アクアもプリウスと同様にハイブリッドカーの代表的な車種ですが、3年落ちでの買取り価格がどれくらいになるのか気になるところです。
2019年式アクアのGグレードを、3年落ちとなる2022年に売却するときの買取り価格の目安は、走行距離3万kmで105万円~135万円ほどになると考えられます。
2019年式アクアGの新車価格は206万円となっていますので、3年落ちのアクアの査定額は、新車価格の58%前後が目安といえそうです。
アクアは2021年7月に2代目が登場していますので、旧モデルとなる2019年式だと3年落ちであっても査定額はそれほど伸びないようです。
関連記事:トヨタアクアの買取り相場と査定額~年式や走行距離で比較~下取りに出す前にチェック
3年落ちのクルマを最高値で売却するための賢い方法
クルマの査定額というのは、業者によって大きくことなります。
各社の流通ルートにおける在庫状況や中間マージンなどによって、買取り価格はどうしても異なってしまうからです。
また業者によってある特定の車種に強い業者もいれば弱い業者もいます。
そのため、クルマを1社だけの査定で売却するというのはとてもリスクがありますし、場合によっては数十万円も損をしてしまう可能性があります。
3年落ちのクルマを売却する際には、必ず複数の業者に査定をしてもらって、高く買取りをしてくれる業者を見つけることが大切です。
しかし、1件ずつ業者に査定を依頼するのはなかなか面倒です。
以下のようなサービスを利用することで、ネットから無料で複数の業者の査定額を知ることができますので、あなたのクルマを売却するまえに利用してみるといいでしょう。