トヨタアクアの買取り相場と下取り価格の目安～3年落ち・4年落ち・5年落ち・6年落ち・7年落ちで比較

2011年に鳴り物入りでデビューしたトヨタのハイブリッド車・アクアは、プリウスをも上回る圧倒的な燃費の良さと、5ナンバーサイズのコンパクトさで人気車種となりました。

そんなアクアの乗り換えを検討するときに、多くの人はそのままトヨタのディーラーに持ち込んで下取りの査定をしてもらうと思います。

しかし、同じアクアであっても、お店によって査定額が大きく異なってしまうことが少なくありません。

同じアクアを売却するのであれば、少しでも高く売りたいと誰もが思うことでしょう。

ここでは、年式別・走行距離別などの条件別に、アクアの下取り価格や買取り相場を実際の事例から分析しています。

ディーラーから提示された下取り価格が、相場にくらべて高いのか安いのかの判断材料としてください。

また、アクアの2019年における査定額の大まかな目安も一覧の形で紹介しています。

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トヨタアクアの下取り価格や買取り相場に関する基本情報

トヨタアクアを下取りや買取り専門店に売却するときの、2019年における相場に関する基本情報を紹介してみたいと思います。

アクアを手放す際の目安の金額として考えていただければと思います。

アクアをディーラーに出すときの年式別下取り相場の一覧

まずは、アクアを下取りに出す際に、どれくらいの査定額になるのかについて、目安の金額を年式別に一覧にしてみたいと思います。

グレードはGで、走行距離は年式相応（1年あたり1万km）であることを前提に下取り相場を算出しています。

アクアを買取専門店に持ち込むときの年式別査定相場の一覧

こちらは、アクアを買取り専門店に持ち込みをして査定してもらう場合の、年式別の買取相場になります。※ナビクル2019年データより

条件的には上記の下取りの場合と全く同じです。

データで比較をしてみると分かりますが、ディーラーでの下取り価格よりも買取りでの査定額の方がやや高くなる傾向があります。

アクアは人気車種ではありますが、たくさん売れているがゆえに中古車市場には多くの在庫が流通しているため、査定額はどうしても厳しめになることが多いようです。

また、一覧表を見てお気づきの通り、クルマの査定額というのは実際に買取りをする業者によって大きく異なります。

ここに記載したアクアの査定相場は、あくまでもおおまかな相場になります。

アクアの買取価格の高い例と低い例を比較してみる

アクアの買取り価格の、一番高かった事例と一番低かった事例を紹介してみましょう。

どのような条件のアクアが高く売れたり、安くなってしまったりするかの目安になるかと思います。

高かった例～2016年式走行距離1万5千kmのG’sが156万円

こちらは、アクアの査定額が特に高かった事例になります。

グレードは、特別限定車であるG’sで、2016式を3年落ちとなる2019年3月に売却をしています。

走行距離は1万5千kmと3年落ちにしては非常に少ない状態です。

G’sならではの専用アルミホイールやエアロパーツに加えて、ナビやバックモニターも装備されています。

この2016年式で走行距離1万5千kmのアクアG’sを、4社の買取専門店に査定をしてもらったところ、高い順に156万円、140万円、135万円、126万円という提示になりました。

グレードが人気の高い特別限定車であるG’sであることや、3年落ちと年式的に新しく、走行距離も1万5千kmと少ない点などが高評価となって156万円という高額な買取り価格の提示になったようです。

同じ2016年式のアクアであるにもかかわらず、高い業者と安い業者の差額が30万円もあります。

売却前に複数の業者の査定額を比較することはとても大切です。

安かった事例～15万km走行の2012年式グレードLの買取り価格が25万円

こちらは、査定額が特に低かったアクアの売却事例になります。

グレードは2012年式のベーシックグレードLで、2019年5月に福岡県にて7年落ちで売却をしています。

走行距離は14万9千kmとほぼ15万km走行しており、7年落ちのクルマにしてはかなり走り込んでいるアクアということになります。

また、装備的にもナビが装着されていないなど、かなり見劣りがします。

このアクアを5社の買取店が査定をした結果、25万円、22万円、18万円、18万円、16万円という提示額になりました。

7年落ちのアクアとしては、かなり低めの買取り価格となっていますが、やはり走行距離が15万kmに近いという点が大きなマイナス要因となってしまったと思われます。

また、ベーシックグレードであることや、ナビがついていななどの装備的な面でも高額査定にはなりにくかったと思われます。

過走行車はどうしてもマイナス査定になってしまいますが、10万kmを超えると査定額が大きく下がってしまう車種が多い中で、15万km近いにもかかわらず25万円の提示があるところに、アクアの人気を感じます。

アクアの買取り価格を年式別で比較

クルマの買取相場というのは、年式によって大きく変わってきます。

実際に、アクアの買取り価格が年式によってどれくらい違ってくるのが、グレードと走行距離が同じという条件で、2012年式～2015年式で比較をしてみたいと思います。

2012年式で7年落ちのアクアGの買取り価格が55万円

こちらは、7年落ちとなる2012年式（平成24年式）アクアを売却したときの事例になります。

グレードはGで、査定を受けた地域は千葉県になります。

走行距離は6万5千kmとなりますので、7年落ちとのアクアとしてはほぼ標準的といえます。

装備的には、純正のナビやバックカメラ、コーナーセンサー、ETC、スマートキーなど充実しています。

この2012年式アクアを4社に見積もりしてもらった結果、55万円、50万円、50万円、47万円という提示金額になりました。

7年落ちのアクアGの査定額が55万円ということであれば、十分に満足のいく結果ではないかと思います。

ただ、最安値の業者は47万円を提示していますので、1社だけの査定で手放すとういうのは危険です。

2013年式で走行距離5万8千kmのグレードGを57万円で売却

こちらは、2013年式（平成25年式）のアクアを2019年に6年落ちで売却をしたときの事例です。

グレードは先ほどの事例と同じくGになります。

売却地は栃木県で、修復歴などはありません。

走行距離は5万8千kmとなりますので、6年落ちのアクアとしてはほぼ標準的といえます。

純正のメモリーナビやバックカメラなどもついており、装備的に特に不満はありません。

こちらの2013年式アクアGを、5社の買取専門店が査定をしたところ、高い順から57万円、55万円、54万円、50万円、50万円という結果になりました。

5社とも50万円以上の提示となっていますが、一番高い業者と安い業者では7万円の差が生じています。

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2014年式（平成26年式）の5年落ちアクアを72万円で売却

2014年式（平成26年）のアクアを2019年5月に5年落ちで売却をしたときの事例を紹介します。

グレードは先の2つの事例と同じくGで、査定を受けた地域は福岡県になります。

走行距離は6万2千kmと、5年落ちにしては少し距離が伸びている印象です。

装備的には、純正のフルセグメモリーナビとバックカメラが装着されており、社外アルミホイールでドレスアップされています。

この2014年式の5年落ちアクアを3社の買取専門店が見積もりをしたところ、72万円、60万円、55万円と3社の評価がそれぞれ分かれました。

5年落ちのアクアで走行距離が6万2千kmまで伸びていることを考えますと、72万円の買取り価格は十分な結果といえます。

ただし、他の2社は60万円、55万円という提示なので、運よく1社だけ相場以上の査定をしてくれたことになります。

2015年式で走行距離5万3kmの4年落ちアクアが80万円

2015年式（平成27年式）アクアのグレードGを、2019年に4年落ち売却をした事例です。

売却地は群馬県で、修復歴はありません。

走行距離は、5万3千kmとなっています。

先ほどの3つの事例と条件を合わせるために5万km前後の事例を選んでいますが、4年落ちで5万3千kmというのは、やや走り込んでいる車両といえます。

この2015年式アクアGを、4社で査定してもらったところ、80万円、75万円、70万円、68万円という結果になりました。

4年落ちにしては全体的に低めの査定額となっていますが、走行距離が5万kmを超えている部分がマイナス要因になっているのでしょう。

一番安い業者と高い業者の差額は12万円ありますので、4社に査定をしてもらったことは正解といえます。

アクアの買取り価格を走行距離で比較する

クルマの買取相場は、年式だけではなく走行距離によっても大きく変わります。

年間１万kmをめどに、それより多ければマイナス査定に、少なければプラス査定になるのが一般的です。

実際のアクアの買取価格が、走行距離によってどれくらい変わってくるかについて、5年落ちのアクアを事例にして見ていきたいと思います。

走行距離17万7千kmの2014年式アクアの買取り額が34万円

こちらの売却事例は、5年落ち（2014年式）で走行距離が17万5千kmとかなりの過走行になっているアクアのものです。

グレードは中間グレードにあたるSで、査定を受けた地域は北海道です。

修復歴などはありませんが、ナビが装着されておらず、装備的には物足りなさを感じます。

この17万5千km走行の5年落ちアクアを4社の買取専門店が査定をした結果、34万円、28万円、25万円、20万円という提示額になりました。

一番高い業者で34万円というのは、5年落ちのアクアとしてはかなり低い金額ですが、走行距離が17万5千kmということを考えると致し方のないところです。

20万円を提示している業者もいますので、過走行によって業者の判断も大きく分かれることになったのでしょう。

5年落ちで走行距離5万3千kmのグレードSが73万円で売れた事例

こちらは、走行距離が5万3千kmと、5年落ちとしてはほぼ標準的なアクアを売却したときの事例です。

グレードは先ほどの事例と同じく2014年式（平成26年）のSで、2019年3月に北海道で売却をしています。

ナビやバックカメラなどは装着されていません。

この5年落ちのアクアを3社で査定したところ、73万円、65万円、62万円という結果になりました。

3社中1社だけが73万円という高額査定を提示してくれています。

まったく同じクルマであっても、業者の在庫状況やさまざまな理由によって、思わぬ高値で売れることがよくあります。

もし1社だけしか査定を受けていなかったら、このクルマの場合60万円代前半での売却になっていた可能性が高いといえます。

走行距離1万4千kmのアクア1.5Sの買取り価格が90万円

こちらは、5年落ちとしては走行距離が1万4千kmと非常に少ないアクアを売却したときの事例になります。

グレードは上記２つの事例と同じくSで、2014年式を2019年に富山県で売却しています。

装備的には、地デジフルセグHDDナビ、バックカメラ、スマートエントリーキー、LEDライトなどかなり充実しています。

こちらの1万4千km走行の5年落ちアクアを4社で査定をした結果、高い順から90万円、85万円、85万円、75万円という提示になりました。

4社中1社だけが75万円という低い金額を提示していますが、他の3社は走行距離が少ない点を高く評価して85万円以上の査定額を提示しています。

アクアのグレードの違いで買取り価格はどれくらい変わってくるのか

クルマの査定額は、年式や走行距離だけではなく、グレードの違いなどによっても大きく変わってきます。

ここでは、実際のアクアの上位グレードとベーシックグレードで買取り相場がどれくらい変わるのかについて、売却事例をもとに見ていきたいと思います。

4年落ちで走行距離が3万9千kmの1.5Lを72万円で売却

こちらはアクアのベーシックグレードである2015年式の1.5Lを、2019年に4年落ちで売却したときの事例になります。

走行距離は、3万9千kmと、4年落ちのアクアとしてはほぼ標準的な距離です。

売却地は愛知県で、修復歴はありません。

ナビは装着されていませんが、2015年式と比較的新しいアクアのためレーダーブレーキサポートがついています。

この4年落ちのアクア1.5Lを、4社の買取専門店で査定を受けた結果、72万円、70万円、65万円、60万円の提示になりました。

4年落ちで走行距離も標準的なアクアではありますが、ベーシックグレードということもあり、買取り価格はそれほど伸びなかったようです。

ブラックソフトレザーセレクションの4年落ちが93万円の査定額

こちらは、2015年式アクアGのブラックソフトレザーセレクションを、2019年に4年落ちのタイミングで査定を受けた事例になります。

走行距離は4万3千kmとなっていますので、こちらも4年落ちのアクアとしてはほぼ標準的です。

装備的には、8インチの大型ナビやクルーズコントロールなどが装着されています。

こちらの4年落ちアクアGのブラックソフトレザーセレクションを3社に見積もりをしてもらったところ、93万円、90万円、90万円という結果になりました。

先ほどの1.5Lの事例と年式も走行距離もほぼ同じですが、やはりこちらは上位グレードということもあって査定額は21万円高くなっています。

また、最高値と最安値の差がわずか3万円しかありませんでした。

アクアを少しでも高く売るために

実際に車買取店やディーラーに持ち込みをして査定を受けてみると分かりますが、お店によって提示額が驚くほど違ってくることがあります。

あなたのアクアを少しでも高く売りたいのであれば、複数のお店の査定額を比較することはとても重要です。

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トヨタアクアの公式サイト
https://toyota.jp/aqua/

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参考：アップル　　ビッグモーター