WordPressが『データベース接続確立エラー』となるときの原因と対処法

データベース接続確立エラー・原因とその対処方法を解説 WordPressのエラーの原因

WordPressのトラブルの中でも比較的多いのが『データベース接続確立エラー』です。

この『データベース接続確立エラー』が発生すると、WordPressが表示されなくなってしまいますので、大抵の人はあわててしまうと思います。

しかし、エラーが発生するということは何らかの原因があるわけで、その原因さえ分かれば復旧させることはそれほど難しくありません。

ここでは、WordPressに『データベース接続確立エラー』が発生してしまったときの、主な原因とその対処法について解説をしてみたいと思います。

データベースへの接続情報が間違っている

データベースへの接続情報の間違いWordPressのサーバー移転などをしたときによく起こりがちなのが、データベースへの接続情報が間違っていたことによる『データベース確立エラー』です。

WordPressのサーバーを別のサーバーに移転したときには、当然のことながらデータベースの接続情報は変わります。

これまでとサーバーが変わるのですから、これは当然の話です。

しかし、元のサーバーからデータベースをエクスポートして、新しいサーバーへインポートしたことで作業が完了したと勘違いをして、そのままにしてしまったりします。

古いサーバー内にあったデータベースを新サーバー内にアップロードしたら、必ず新しいサーバーに合わせてwp-config.phpのデータベース接続情報を変更する必要があります。

書き換えるところはwp-config.phpファイル内の「データベース名」「ユーザー名」「パスワード」「ホスト名」の4カ所です。

WordPressのサーバー移転をしたタイミングで『データベース接続確立エラー』は発生したら、原因はほぼこれで間違いないと思っていいでしょう。

POINT
●データベースへの接続情報が間違っていたことによる『データベース確立エラー』が起こりがち
●必ず新しいサーバーに合わせてwp-config.phpのデータベース接続情報を変更する
●wp-config.phpファイル内の「データベース名」「ユーザー名」「パスワード」「ホスト名」の4カ所

関連記事:WordPressのサーバー移転をするときの手順を解説

パスワードの変更でデータベース接続確立エラーが発生

パスワードの変更でデータベース接続確立エラー何からの理由で、サーバーのコントロールパネルからデータベースのパスワードを変更したときに、『データベース確立エラー』が起こることがあります。

このケースは単純な設定ミスが原因のことが多いです。

データベースにアクセスするためのパスワードをサーバー側で変更したのであれば、それを読み込むためにはWordPress側の設定も変更しなければなりません。

つまり、wp-config.phpファイル内のデータベースパスワードを変更する必要があるわけです。

これをついうっかりと忘れると、データベースのパスワードを変更したタイミングで『データベース接続確立エラー』が発生することになります。

POINT
●サーバーのコントロールパネルからデータベースのパスワードを変更したときにエラー
●パスワードをサーバー側で変更したのであれば、WordPress側の設定も変更
●wp-config.phpファイル内のデータベースパスワードを変更する必要がある

データベーステーブルの異常が原因で接続確立エラーが発生

データベーステーブルの異常が原因でエラーwp-config.phpファイル内に記載されているデータベース接続情報が間違っていないにもかかわらず、『データベース接続確立エラー』が発生してしまうこともあります。

この場合は、データベーステーブルに異常が発生している可能性がありあます。

WordPressにテーマやプラグインをインストールしたり削除をしたりしていると、データベーステーブルが削除されてしまったり破損してしまったりすることがあります。

データベースの管理ツールである『phpMyAdmin』を使ってデータベースを開いてみたときに、「使用中」という表示のテーブルがあったら破損の可能性が高いです。

このような状況で『データベース接続確立エラー』が発生してしまったときには、破損してしまったテーブルを修復する必要があります。

ただ、専門知識のない方がデータベーステーブルの修復を行うというのは困難ですので、専門業者に依頼をすることをおすすめします。

POINT
●データベーステーブルに異常が発生している可能性
●データベーステーブルが削除されてしまったり破損してしまったりすることも
●破損してしまったテーブルを修復する必要がある

弊社でもWordPressの復旧サービスを提供していますので、お困りの方は以下のページをご覧になってみてください。

WordPress内のファイル破損でデータベース接続確立エラーが起こるケース

システムファイルの破損でデータベースの接続確立エラー『データベース接続確立エラー』は、WordPressのシステム関係のファイルに問題があるときに発生することもあります。

WordPressのアップデートでインストールを失敗したり、ハッキングなどが原因でサーバーを停止されたりしたときに、WordPressのファイルに問題が発生して『データベース接続確立エラー』になるわけです。

この場合は、WordPressのシステムそのものに問題が発生してしまっていますので、これを解消するためには、WordPressそのものを再インストールする必要があります。

WordPressのシステムを入れ替えるなんて大変そうに感じると思いますが、慣れている人がやればそれほど難しくはありません。

手順としましては、まずWordPressの公式ページから、現在使用しているものと同じバージョンのWordPressをダウンロードします。

そして、ダウンロードしたデータを解凍し、その中にあるwp-config-sample.phpファイルとwp-contentフォルダを削除します。

残りのファイルは、そのまま上書きの形でサーバーにアップロードします。

これをクリーンインストールといいますが、こうすることでWordPressのシステムはすべて新しいものに入れ替わることになります。

クリーンインストールなどといいますと、WordPressが初期のまっさらな状態に戻ってしまうと勘違いする人もいるかと思います。

しかし、データベースは元の状態のままで残っていますし、事前にwp-contentフォルダを削除することで、プラグイン、テーマ、メディアなどのデータはそのまま残っていますのでまったく問題ありません。

もちろん、こうした作業を慣れない人がやって大切なデータをうっかり削除してしまったりすると大変なので、不安な人は専門の業者に依頼をするようにしましょう。

POINT
●WordPressのファイルに問題が発生して『データベース接続確立エラー』になる
●WordPressそのものを再インストールする
●クリーンインストールし、WordPressのシステムはすべて新しいものに入れ替わる

データベースサーバーの問題でエラーが発生するケース

サーバーのメンテナンス・データベースの接続確立エラーWordPressそのものにはまったく問題がないのに、サーバーに問題があって『データベース接続確立エラー』が起こることもあります。

めったに起こることではありませんが、ときに発生します。

あるいは、何らかの理由でサイトにアクセスが集中して、サーバーエラーが発生したことによってデータベースの接続ができなくなることもあります。

こうしたサーバーが原因で発生する『データベース接続確立エラー』は、こちらではどうすることもできませんので、復旧するまでひたすら待つことになります。

こうしたサーバーの緊急メンテナスによるエラーは、それほど長い時間続くことはありませんが、念のためにサーバー会社のメンテナンス情報などを公式サイトで確認しておくといいでしょう。

POINT
●データベースサーバーに何らかのトラブルが発生して緊急メンテナンスを行っていたりすると起こることも
●こちらではどうすることもできないので、復旧するまでひたすら待つ
●サーバー会社のメンテナンス情報などを公式サイトで確認しておく

ハッキングによってデータベース接続確立エラーになることも

ハッキングでデータベース接続確立エラーが発生WordPressがハッキングされたことが原因で、『データベース接続確立エラー』が発生することもあります。

まさか自分のサイトがハッキングされるはずないと考えている人もいると思いますが、WordPressというのは思った以上にハッキング被害の多いCMSなのです。

WordPress本体やテーマ、プラグインなどを更新せずにいると、セキュリティーホールをつかれてハッカーに侵入されてしまう可能性が高くなります。

自分自身ではまったく何もした覚えがないのに、ある日突然に『データベース接続確立エラー』が表示されてしまったら、ハッキングの可能性を考えてみる必要があります。

ハッキングされてしまったWordPressを元の状態に復旧させるには、専門的な知識が必要になりますので、プロの復旧サービスを利用することをおすすめいたします。

ハッカーが仕掛けたバックドアなどを特定するのは、ある程度の経験がないと困難だからです。

POINT
●WordPressというのは思った以上にハッキング被害の多い
●セキュリティーホールをつかれてハッカーに侵入される
●元の状態に復旧させるには、専門的な知識が必要
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