サーバーのPHPバージョンが古いとWordPressのバージョンアップができない?

PHPのバージョンが古くてWPのバージョンアップNG WordPressのトラブルの原因

WordPressのバージョンアップをしたいけれども、サーバーのPHPが古くて対応できないというケースがあります。

WordPressは頻繁にバージョンアップを繰り返していますが、それには機能のアップだけではなく、セキュリティホールの穴埋めなどの目的があります。

つまり、古いバージョンのままWordPressを使い続けると、サイトがハッキングされたりするリスクが高くなるということです。

しかし、WordPressのバージョンアップをしたくても、現在使用しているサーバーのPHPバージョンが古くて、バージョンアップをすることが出来ないというケースもあります。

無理やりバージョンをあげると、「このサイトで重大なエラーが発生しました」というメッセージとともに、サイトが表示されなくなってしまうこともあります。

関連記事:WordPressでこのサイトで重大なエラーが発生しましたの警告がでたら

そういったケースでは、どうすればいいのかについて考えてみたいと思います。

WordPressを古いバージョンのまま使うとどうなる?

WordPressのバージョン・古いままだとどうなる?古いバージョンのままでWordPress本体やテーマ、プラグインを使い続けると、ハッキングをされて、サイトの改ざんやフィッシング詐欺サイトへのリダイレクトなどの被害を受ける可能性が高くなります。

ハッキングをされると、自分のWordPressが被害を受けるだけではなく、第三者を犯罪に巻き込んでしまう可能性があります。

そうならないためにも、WordPressはできる限りバージョンを最新にしておく必要があるわけです。

また、WordPress本体のバージョンが古いことによって、テーマやプラグインが使えなくなってしまう可能性もあります。

テーマやプラグインの開発者は、WordPress本体の最新版がでるたびに対応できるように対策をしています。

そのため、WordPressのバージョンアップをしていないサイトだと、テーマやプラグインのアップデートで不具合が起こる可能性が高くなります。

また、最新のテーマやプラグインを使いたいと思っても、WordPressのバージョンが古いとエラーが発生してしまうことがあります。

ですからWordPressというのは、基本的に最新版にアップデートをして使うことが大切になります。

POINT
●自分のWordPressが被害を受けるだけではなく、第三者を犯罪に巻き込んでしまう
●バージョンが古いことによって、テーマやプラグインが使えなくなってしまう
●最新のテーマやプラグインを使いたいと思っても、WordPressのバージョンが古いとエラーが発生

サーバーのPHPバージョンが古くてWordPressの更新ができない

サーバーのPHPが古くてWordPressが更新できないWordPressの最新版を利用するためのPHPの推奨バージョンは、2022年1月現在7.4以上となっています。

ところが、レンタルサーバーの中には、このPHPバージョンが5.3などの古いままのものがあったりします。

こういったケースでは、WordPress本体のバージョンアップすることが出来ないだけではなく、テーマやプラグインの更新にも支障をきたしてしまいます。

なぜサーバーのPHPが古いと、WordPressのバージョンアップが出来ないのでしょうか?

理由は単純で、WordPress本体やテーマそのものが新しいバージョンのPHPで作られているのに対して、サーバーのPHPバージョンが古くてそれに対応していなければ、エラーが発生してしまうのは当然だからです。

たとえば、Windows XP用に作られたソフトが、Windows 11で動作しない可能性があるのと同じ理由です。

ですから、WordPressを最新のバージョンにするためには、その前提としてサーバーのPHPが新しいバージョンに対応している必要があるわけです。

ちなみに、PHP7.3のサポートは2021年12月6日に終了しており、これ以降は脆弱性が発見されてもセキュリティパッチは提供されず、利用の継続は非常にリスクがあることになります。

またWordPress本体も、PHP 5.2から5.5までのサポートをすでに終了しており、最低でもPHP5.6以上のサーバーの利用が必須となっています。

つまり、PHP5.5以前のサーバーにWordPressをインストールしても動作しない可能性が高いということです。

参考:WordPressの動作要件

現在使っているサーバーのPHPバージョンが古く、変更もできないような状態であれば、サーバーの移転を考えた方がいいでしょう。

たとえば、エックスサーバーであれば2023年2月現在で、PHP 5.1.6~PHP 8.1.xまでを自由に設定することが可能です。

POINT
●サーバーのPHPが新しいバージョンに対応している必要がある
●PHP5.5以前のサーバーにWordPressをインストールしても動作しない可能性が高い
●サーバーのPHPバージョンが古く、変更もできないような状態であれば、サーバーの移転を考えた方がいい

エックスサーバーの公式ページ

関連記事:古いWordPressのサーバーを移転する方法

古いサーバーのWordPressを最新バージョンにする手順

古いサーバーのWordPress・最新バージョンにする手順レンタルサーバーのPHPバージョンが古くて、WordPressのバージョンアップができないときにはどうすればいいのでしょうか?

単純にレンタルサーバーのPHPバージョンを上げることができるのであれば問題ありませんが、古いサーバーの中にはPHPのバージョンをあげることができないものもあります。

そういったときには、サーバーの引越しをする必要があります。

新しいバージョンのPHPに対応しているサーバーにWordPressを引越しさせたうえで、WordPress本体のバージョンアップを行うことになります。

ただし、古いサーバーと新しいサーバーのPHPバージョンがかけ離れていると、WordPressが動作しなくなってしまうことがあります。

関連記事:WordPressの引越し・サーバー移転とPHPバージョンの問題

そうならないためには、新しいサーバー側のPHP設定を古いサーバーのPHPバージョンに近い状態に設定をしておいて、移転をする必要があります。

そしてその後に、WordPressの最新アップデートに対応できるように、PHPのバージョンをあげていく形になります。

せっかくWordPressのバージョンアップのためにサーバーの移転をしたのに、エラーが発生してしまってあわてないように、慎重に作業を進める必要があります。

また、WordPressの引っ越しに関しましても、専門知識がないと難しいことがありますので、自信のない方はプロにお任せすることをおすすめします。

弊社ではWordPressの引越し代行サービスを提供していますので、WordPressサーバーの移転でお困りの方は以下のページをご覧になってみてください。

WordPressのバージョンアップのリスクを最小限にする方法

WordPressの更新を最小限のリスクで行うこれまで古いバージョンで動かしていたWordPressを、いきなり最新のバージョンにアップデートするとエラーが発生してしまうことがあります。

そのため、最新版にアップデートしたくても、不具合が発生してしまうのが怖くて、更新を躊躇してしまっている方も少なくないと思います。

こうしたケースでは、いきなり本番サイトのバージョンを上げるのはリスクがあるので、テスト環境にコピーサイトを設置して、PHPやWordPressのバージョンアップテストをしてみることをおすすめします。

テスト環境で実際にバージョンアップをしてみることで、サイトにどんな影響が出るのかを事前に把握することが可能になります。

テスト環境で問題がなければ、そのまま本番サイドでバージョンアップを実施することができます。

テスト環境でエラーが生じたときには、何が原因でエラーになっているのかを特定しなければなりません。

テーマやプラグインが、WordPressやPHPの新しいバージョンに対応していない可能性もあります。

そういったケースでは、最新のバージョンに対応したテーマに変えるとか、更新が止まっている古いプラグインは削除するなどの対策が必要になります。

特に注意をしなければならないのが、オリジナルのWordPressテーマで作成された古いサイトです。

有料のテーマや人気の無料テーマであれば、WordPressのバージョンアップに合わせて、開発者がこまめに小まめに更新をしています。

ところが、ホームページ制作会社などが作ったオリジナルデザインのテーマの場合、作りっぱなしになってしまうのが普通です。

そのため、WordPress本体やPHPのバージョンアップをしたタイミングで、うまく動作せずにエラーが発生してしまうことがあります。

弊社でWordPressを使ってホームページを制作するときには、あえてオリジナルデザインのサイトを作成しないしないのは、そうした理由があるからです。

関連記事:オリジナルデザインのWordPressをお勧めしない理由~市販のテーマがベスト

WordPressを長く運営するためのメンテナンスのことを考えたら、なるべく多くの人が利用していて、開発者が小まめな更新を続けているテーマを選ぶのが正解です。

また、多くの人が使っている人気のテーマであれば、何かトラブルが起こったときに、ネットからたくさんの情報を拾うことが出来るというのも大きなメリットです。

POINT
●テスト環境にコピーサイトを設置して、PHPやWordPressのバージョンアップテストをしてみる
●テーマやプラグインが、WordPressやPHPの新しいバージョンに対応していない可能性
●多くの人が利用していて、開発者が小まめな更新を続けているテーマを選ぶのが正解

WordPressとPHPはこまめにバージョンアップすべし

WordPressとPHPは小まめにバージョンアップWordPressを運用していると、どうしてもコンテンツの更新ばかりに気を取られがちです。

しかし、長くサイトを維持していくことを考えたら、小まめにWordPress本体やPHPのバージョンをアップしていくことが大切になります。

先ほども書きましたように、現在のバージョンと最新バージョンがかけ離れてしまうと、バージョンアップをすることでエラーが発生してしまう可能性があるからです。

小まめにバージョンアップをしていけば、バージョンの大幅なかい離によるエラーのリスクを減らすことができます。

ただし、WordPressの最新のバージョンが出たからといって、すぐに更新するのはおすすめしません。

なぜなら、テーマやプラグインなどがWordPressの最新バージョンに対応していないこともあるからです。

ですから、WordPressの最新版がでたときには、少しの間様子を見て、テーマやプラグインが問題なく使えることを確認したうえで、バージョンアップをすることをおすすめします。

POINT
●小まめにWordPress本体やPHPのバージョンをアップしていくことが大切
●バージョンの大幅なかい離によるエラーのリスクを減らす
●最新版がでたときには、少しの間様子を見て、テーマやプラグインが問題なく使えることを確認

WordPressのバージョンアップとバックアップの重要性

WordPressの更新とバックアップの重要性WordPressやPHPは、小まめにバージョンアップをしていくことによって、リスクを最小限におさえながら運営を続けて行くことができます。

しかし、だからといって絶対にエラーが発生しないというわけではありません。

特にバージョンが新しくなった直後は、それぞれのバージョンとの互換性の問題によって、不具合が発生してしまうことがあります。

そうなったときにあわてないためには、日頃からWordPressのバックアップを取っておくことが大切です。

WordPress本体やPHPのバージョンをアップしたタイミングで何か不具合が起こったとしても、サーバーにバックアップデータが残っていれば、元の状態に簡単に戻すことができます。

最近のレンタルサーバーは、デフォルトでバックアップ機能が備わっていることが多いです。

たとえばエックスサーバーでが、過去14日分のデータを自動的にバックアップしてくれますので、WordPressに何か不具合が起きたときには、前日から7日前までの状態に戻すことが可能になります。

しかも、この自動バックアップ機能を無料で使えるだけではなく、データを復活するときの費用も一切かからないというのがエックスサーバーの特徴です。

エックスサーバーの公式ページ

ロリポップの場合には、ハイスピードプランとエンタープライズプランの利用者であれば、無料で自動バックアップ機能が使えます。

その他のプランで自動バックアップ機能を利用するには、月額330円の費用が発生します。

また、ロリポップの場合、データの復旧をするときには有料扱いとなり、復旧手数料として11,000円を支払う必要があります。

さくらのレンタルサーバーも、バックアップ&ステージングという機能が備わっており、無料でバックアップからデータの復旧までを行うことができます。

ただし、事前に管理画面から「バックアップ&ステージング機能」の利用開始を設定しておかないと、バックアップデータが保存されませんので注意が必要です。

WordPressの運用をするにあたっては、バージョンアップというリスクを伴う作業が日常的に発生しますので、レンタルサーバーを選ぶときには、このバックアップ機能が充実しているところを選ぶようにするといいでしょう。

POINT
●小まめにバージョンアップをしていくことによって、リスクを最小限におさえながら運営
●日頃からWordPressのバックアップを取っておくことが大切
●何か不具合が起きたときには、前日から7日前までの状態に戻すことが可能
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