車を売る直前にできる査定アップのためのプチテクニック

ディーラーの営業マンと交渉中車が高く売れる要因としては、年式や走行距離、人気車種かどうかなどが挙げられます。

しかし、これから車を売ろうとしている人にとっては、そういった要因はいまさらどうにもなりません。

ここでは、なんとか少しでも高く車を売りたいと考えているあなたのために、今からでもできる査定アップのためのプチテクニックを伝授したいと思います。

1. 車を出来るだけきれいに掃除する

中古車の査定を受けるときには、たとえ車をきれいに掃除してあっても評価にはほとんど影響がない、ということをあなたも聞いたことがあるかも知れません。

車をきれいに掃除すること自体はたいしてお金も時間もかかりませんので、そんなことで査定額がアップしてしまったのでは、むしろ不公平といってもいいでしょう。

しかし、現実はそうとばかりは言えないようです。売却前の車の掃除には、それなりの効果があるようです。

参考記事:車を売る直前にできる査定アップのための小ワザを紹介します

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1-1. 車を見るのはあくまでも人間です

確かに塗装面にサビや細かい傷などがあればマイナス査定となりますが、これはいまさらどうにもなりません。

車内を掃除する仮にそれらを修理したところで、修理代以上の査定額は望めません。

そうであれば、せめて車を徹底的にきれいにすれば、少しは査定額のアップにつながるのではないか、と考えたくなるのも人情です。

実は、この掃除が意外にも効果があるのです。

確かに査定をする際のチェック項目に「掃除」などという項目はないのですが、車を実際にチェックするのは人間です。

たとえもともとの状態が同じ車であったとしても、きれいに掃除をしてある車とそうでない車では、第一印象が全く違います。

1-2. 車の第一印象がよくなることの心理的効果

車の第一印象がよければ、その車をこれまで乗ってきたオーナーに対する印象もアップします。

この車をこれまで大切に乗ってきたに違いないというイメージを相手に与えることが出来れば、人間である以上誰でも査定の基準が甘くなるものです。

また、査定をする人もチェックの際に車をあちこち触ります。

このチェックの時に手が汚れてしまうほど車がきたなかったら、とても印象が悪いですよね。

もちろん、たかが掃除で数十万円も査定額が違ってくるというのは考えにくいですが、数万円なら十分に可能性があります。

1時間程度の掃除で、査定額が数万円アップするなんてとてもお得に感じませんか?

1-3. 車の掃除をして損をすることは絶対にない

ダメもとでぜひやってみるべきだと思います。車をきれいに掃除することでプラス査定になることはあっても、マイナス査定になることは絶対にないからです。

そして、これまで自分のために活躍してくれた車への最後のお礼としても、きれいにしてあげたいものですね。

当然ですが、掃除のときにはボディーだけでなく、内装もきれいにしておくようにしましょう。

2. 純正パーツに戻すことで評価がアップする!?

タイヤの交換をする車好きの人であれば、アルミホイールやエアロパーツなどに、そうとうお金をつぎ込んでいる人もいることでしょう。

しかし、どんなにパーツにお金をかけた自分にとって最高のカスタムカーであっても、車の査定において評価をされることはまずありません。

むしろマイナス査定となることが多く、純正品に戻した方が高く売れるという皮肉な結果になりがちです。

2-1. なぜ純正品に戻した方がいいのか?

中古車販売店も商売ですから、在庫にならずにすぐに売れる車を高く買い取ります。

すぐに売れやすい車というのはどういう車かといいますと、万人受けする車ということになります。

多くの車は純正パーツのままで乗られています。

車をカスタマイズするというのは、ある意味趣味の世界でもあるわけです。

そういった、一部のマニア受けするような車の場合、たとえどんなにパーツ代にお金をかけてあったとしても、多くの人にとっては価値を見いだせないものということになります。

万人受けせずに、売れ残る可能性のある車は高く買い取ることができないということは、商売の基本原則を知っていれば納得できることです。

そのため、カスタムカーを売る場合には、パーツを純正に戻して万人受けする車に戻してからから売るというのが賢いやり方です。

こうすれば、その車の本来の条件で査定を受けられますので、マイナス評価を受けることはありません。

参考記事:カスタムカーはマイナス査定になります~高く売るにはどうするか?

2-2. 外したパーツをネットオークションで売る方法も

そして、車から外した高価なパーツは、ネットオークションなどでマニア向けに売れば、それなりに高価な値がつくことがあります。

オークションではマニアがレアな商品を探していますので、たまたま価値観のあった人に見つけてもらえれば、高値で落札してもらえることでしょう。

2-3. もとに戻すにしてもお金がかかります

ただ、パーツを純正に戻すといっても、自分では簡単に戻すことができずに、業者に依頼しなければならないこともあるでしょう。

その場合は、業者に支払うお金と、査定でマイナスになる金額をくらべて損のない方を選択するようにすべきです。

カスタムカーといっても、明らかにセンス的な評価が分かれるような改造をしていなければ、それほどマイナスにならない場合もあります。

インチアップのアルミホイールなどであれば、よほど違和感のあるサイズにかえてなければそのままでも大丈夫なことも多いです。

2-4. 極端なローダウンの車はかなり厳しい

逆に嫌われるのが、大幅なローダウンをしたような車ですね。

いわゆる「シャコタン」の車は、乗り心地は悪くなるし、ちょっとした段差でもボディーの底を擦ってしまったりして、一般の人からしてみれば、なんのメリットもありません。

こういった車の場合は、基本的に純正のサスペンションに戻さなければ、まともな査定額は出ないと思っていいでしょう。

純正のスプリングをカットしてしまうなどして、どうしても純正にもどすことができないのであれば、カスタムカー専門に扱っているお店などを探してみるといいでしょう。

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3. 買取り業者との交渉テクニックを磨く

会話をする男性買取り店の査定士たちは、百戦錬磨のプロフェッショナルです。

あなたが何の予備知識もないままに交渉しても、相手の思うつぼです。

最低限の交渉術をマスターすることによって、意外なほど買取価格がアップすることもありますので、ぜひマスターしてみましょう。

3-1. 業者の最初の提示額をそのまま信用してはいけない

あなたの車を30分ほどチェックしたあと、買取店の担当者はきっとこういうでしょう。

「いろいろと見させていただきましたが、目いっぱい頑張って●●万円ですね~」

でも、この言葉をこのまま信用しはいけません。

大抵の場合、買取り業者は実際の査定額よりも最初の金額を安めに提示することが多いからです。

参考記事:中古車買取り専門店の営業マンのセールストークがすごすぎる!

3-2. 本当の評価は120万円なのに提示額は100万円?

たとえば、あなたの車の正式な査定額が120万円だったとします。

しかし、その金額をそのまま告げずに100万円などと低めの数字を出してきます。

業者側は、お客と交渉になった場合にある程度譲歩するための余裕を見ておくことが多いのです。

そこであなたが「そんなに安いんですか?もう少しなんとかなりませんか?」
などと値段交渉に入った場合、
「分かりました。それでは上司と相談してきます」
などといって、こんどは110万円と提示してきたりするわけです。

車を売る側にしてみれば「10万円もアップしてくれた!交渉してみるもんだな」などと素直に喜ぶ人も多いでしょうが、それでも業者側はまだ10万円の余裕を残していたりするわけです。

3-3. ギリギリの金額を出させるためにやるべきこと

では、買取り業者にギリギリの金額を出させるためにはどうすればいいのでしょうか?

簡単なことです。ライバル店にも査定をしてもらえばいいだけのことです。

もしあなたの車をどうしても売ってほしいと思っているならば、正直ベースの100万円という金額を提示してくることでしょう。

中古車の買取り価格には定価というものがありませんので、あくまでも「そのお店が買い取っても損のない金額」を提示してくるわけです。

あわよくば、あなたの車をなるべく安く買い取ってさらに利益を上げようと考えるのは当然のことですので、交渉次第で車の買取り価格は大きく変わってしまうということが言えます。

最近では、ネットを使って複数の買取り店から一括で査定を受けることの出来るサービスがあります。

以下のような一括査定サイト利用することで、車の買取り価格に大きな差がでることは間違いありません。

4. 車を売るお店から別の車を買う

買取り専門店に車を持ち込む人の多くは、そこで自分の車を売却したあとは、別のお店や新車ディーラーで新しい車を買うことが多いことでしょう。

しかし、車を売るお店と買うお店を同じにすることで、買取価格がさらに上乗せになることがあります。

4-1. 車を買ってくれるのは大歓迎

車の売却の交渉でなかなか進展が見られなくなった場合の最後の切り札として、そのお店で車を買うという条件を切り出してみるのは非常に有効なテクニックです。

もちろんこれは、買取りだけでなく販売も行っているお店でのみ通用するテクニックですが、可能であればぜひやってみる価値があります。

車の買取り業者は、車を仕入れただけでは利益になりません。それを売ることで初めて差益を得ることが出来るわけです。

車を売りに来たお客様が、さらに自分のところから新たに車を購入してくれるとなると、彼らにしてみればまさに大歓迎なわけです。

交渉が暗礁に乗りかけた時などに、さりげなくこの切り札を出すことで、あっさりと買取価格が上乗せになったりすることがよくあります。

4-2. 新しく買う車の値引きをしてもらうのもOK

業者によっては、買取価格を上乗せするのではなく、新たに買う車の方を値引きしてくれるケースもありますが、どちらにしてもトータルであなたが支払う金額に差はありません。

このテクニックを使うときに注意しておかなければならいことは、初めはそのお店で車をかう可能性のあることを隠しておくということです。

相手に最初からそのことが伝わってしまうと、足元を見られてしまいます。

あくまでも、交渉が難航した場合の、最後の切り札なテクニックとして活用するのが効果的です。

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