車を売る直前にできる査定アップのための小ワザを紹介します

愛車を売る事になったら、少しでも高く買い取ってもらいたいものです。

そのためには、なにをすれば良いのでしょうか。

車の査定金額というものは、年式や走行距離だけでなく、車の使用状態やボディの傷、修理歴など、さまざまな要因をもとに決められるものです。

ですから、いざ車を売ることを決めてから対策を考えても、できることは限られているともいえます。

ここでは、車を売る直前になってできる、査定アップのコツについて書いてみたいと思います。

もともとついていたパーツはもどしておきましょう

まず、車は可能な限り購入時の状態にもどしておくことが大切です。

本来その車についているべきパーツなどが欠品していたりすると、マイナス評価となってしまいます。

たとえば、ヘッドレストなどは、普段使っていないような座席のものは取り外してしまっていることもあるかもしれません。

しかし、そのような本来付属しているべきものがないと、査定金額に少なからず影響が出てしまいますので、しっかりと元にもどしておきましょう。

また、純正のパーツを取り外してカスタムパーツを取り付けている人もいると思いますが、意外にもカスタムカーは高く売れません。

もし純正パーツが残っているならば、それも必ず付けるようにするのが査定アップのコツです。

ただし、あとから購入したものであっても、スタッドレスタイヤなどであれば、まだそれほど古くない状態なら付属させた方が査定には有利になるでしょう。

車を売る直前にできる査定アップ対策として、洗車や車内掃除も意外に効果的です。

洗車をしてもそれほど査定に影響しないという人もいますが、やはり実際に査定をする人も人間です。

泥だらけで汚い車と、きれいに掃除された車をくらべた場合、どちらの印象がいいかは言うまでもありません。

車をきれいな状態にしておくことで、その車が大切に扱われてきたようなイメージを与えることができます。

当然ながら、印象がよくなれば査定が甘くなる可能性だってあるわけです。

また、業者が車を買い取ったあとには、メンテナンスや清掃をして販売をすることになります。

ある程度きれいな状態の車であれば、業者が車をきれいにするための手間が省けることになります。

場合によっては、そういった手間の部分も考慮してくれるかもしれません。

一方で、洗車や掃除をすることによって、車についた傷や修理の跡などが分かりやすくなってしまいます。

これは、売る側にとっては隠したい部分でもあり、あまり気がついて欲しくないところかもしれませんが、あとになって業者と揉めるよりはしっかりと見てもらったほうが安心だと思います。

いずれにしましても、車の掃除なんてたいして手間のかかることではありませんので、やっておいて損はないと思います。

少なくとも、あなたが車の清掃をした手間を時給に換算した額以上の査定アップは期待できると思っていいと思います。

いまは、喫煙をする人よりもしない人の方が圧倒的に多くなっています。

そのため、車も禁煙状態で使う人が多くなっており、車内にタバコ臭が残っているような車は高く売れません。

当然ながら高く売ることのできない車に、業者が高額査定をするはずはありません。

そのため、もしあなたが車内で喫煙をしていたのであれば、可能な限り車内のタバコ臭を消すことで査定アップが期待できます。

では、どうやって車内のタバコ臭を消すのでしょうか？

カーショップなどで売っている消臭剤を使っても、長年の喫煙で染み付いたタバコの匂いはそう簡単に取れるものではありません。

これは、実際にやってみると分かりますが、ほんの気休め程度の消臭効果しかありません。

かといって芳香剤などでごまかすというのは最悪です。

おすすめは「ミラクリーン」という消臭剤です。

非常に高価な商品ですが、JRが新幹線の喫煙者を禁煙車に変更する際にタバコの臭いを消すために使われたという折り紙つきの実力派消臭剤です。

タバコの臭いで車の査定額が大幅に下がってしまうことを考えたら、消臭剤の値段が多少高かったとしても、十分にお釣りが来ると思います。

このように、車を売る直前であっても、査定額をアップさせる小ワザはいくつもあります。

どうせ売ってしまうのだからという理由で、状態のよくないまま査定を受けてしまうと、大きな損をすることになりかねません。

ちょっとした手間をかけるだけで、数万円も査定額がアップする可能性があるわけですから、ぜひやるべきです。

これまで長いあいだ生活を共にしてきた愛車への感謝の気持ちもこめて、最後くらいは徹底的にきれいにしてあげたいものですね。