室内がクサイ車は高く売れません~ペットの臭い・タバコの臭い

鼻をティッシュで覆う男性車というのは、外から眺めるものではありません。

人間が室内に入った状態で目的地まで移動させることが、車の本来の役目です。

つまり、車を外から眺める時間よりも、車内にいる時間の方が圧倒的に長いわけです。

それだけ、車の室内空間というのは重要だということが言えます。

そのため、車を売る際には車内のニオイの問題が、査定に大きく影響をすることになります。

車内にタバコ臭がするのは売れにくいという事実

車の室内のニオイで代表的なものは、タバコの臭いとペットの臭いです。

車内にこれらのニオイが感じられる車は、査定において大幅に減点されることになります。

車内で喫煙をしていた人やペットをよく乗せていたひとは、車を売るときにそのことをしっかりと認識したほうがいいと思います。

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吸わない人には耐えられないタバコの臭い

今の日本における喫煙率は、2015年時点で20%を切っています。

男女別ですと、男性が31%、女性が9.6%となっています。

つまり、タバコを吸う人は日本人の5人に1人という割合になります。

そうなりますと、中古車を買いに来る人も当然ながら5人のうち4人はタバコを吸わない人ということになります。

日頃タバコを吸っている人にはなかなか理解できないことかもしれませんが、タバコを吸わない人にとって、タバコの臭いというのは本当に耐え難いものです。

実際に、それまで喫煙していた人がタバコをやめてみると、そのことに気がついて愕然となるようです。

タバコ臭のする車が売れる確率は20%?

車内たばこつまり、喫煙者が全然気にならない車内のタバコの臭いも、タバコを吸わない人にとっては絶対に我慢できないものなのです。

そうなりますと、車内がタバコの臭いで充満している中古車というのは、それ以外の車とくらべて単純に80%の販売機会を失っているということなのです。

売れる確率が5分の1の車を、買取り店が喜んで買う理由は全くありません。

走行距離や年式などの他の条件がよくても、車内のタバコ臭のせいでなかなか売れない可能性があれば買取りに二の足を踏んでしまうのは当然です。

特に、ニオイに敏感な女性のドライバーなどは、車内にタバコ臭のする車は絶対にかわないでしょう。

車内でタバコを吸っている本人にすれば理解し難いかも知れませんが、非喫煙者が圧倒的に多い今の時代においてはそれが現実なのです。

消臭剤を使ってもそう簡単には消えないニオイ

実際にやってみるとわかりますが、車内に一度染み付いたタバコの臭いというものはまず消すことはできません。

カー用品店などにさまざまな消臭剤が売られていますが、そんなもので簡単に消臭できるほどタバコの臭いは生易しいものではありません。

もう少し本格的なものになりますと、スチームタイプの消臭剤などがあります。

一般的な市販の消臭剤にくらべると多少の効果はあるようですが、それでも完全にタバコの臭いを消し去ることはできません。

中古車販売店の中には、車内を脱臭するためにプロ用のオゾン脱臭機使っているところもあるようです。

時間をかけて繰り返し脱臭することで、ある程度まではタバコ臭は消せるようですが、そのために手間暇をかけることで当然コストに影響してきます。

車を販売する際にコスト的にマイナス要因になるのであれば、当然ながらその分は査定においてマイナスとなるわけです。

車を売る時のことを考えて禁煙するという人はいないと思いますが、いずれにしても車内で喫煙することによって査定が大きく下がってしまうということは覚えておいたほうがいいと思います。

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ペット臭や芳香剤の臭いも嫌われます

買取りの際の査定に響く車内のニオイは、タバコ臭だけではありません。

実はペット臭や芳香剤のニオイなども、タバコ臭同様に敬遠されることになります。

ペットを車に乗せてお出かけする人が増えてますが

車に乗る白い犬最近は、車で出かけるときにペットもいっしょに乗せて行くという人が増えているようです。

そうすると、長い間には車内には何とも言えない獣臭のようなものが染み付いてしまうのです。

これもタバコの臭いと全く同じで、ペットを飼っている本人はまったく気にならないものですが、そうでない人にとっては、本当に嫌な臭いと感じるものです。

たとえ他の条件がよくても、嫌な臭いのする車というものは売れないものです。

芳香剤はいいニオイだから大丈夫じゃないの?

嫌われる車内のニオイは、タバコやペットの臭いだけではありません。

実は、芳香剤の臭いなども嫌われる要因になります。

「芳香剤はいいニオイなので別に問題ないのでは?」

と思う人もいるかも知れませんが、いいニオイと感じるかどうかはその人の好みによります。

車を買う人が、たまたま自分の好みと合った芳香剤であれば問題はないでしょうが、そうでなければ、当然ながら嫌なニオイと感じてしまうはずです。

そもそも、芳香剤のニオイ自体が嫌いな人もいます。

特に、タバコの臭いやペットの臭いをごまかすために芳香剤を使っているような人もいるようですが、これは最悪です。

さまざまなニオイが車内に入り混じって、第三者にとってはとても耐えがたい複雑なニオイとなってしまうことが多いものです。

車の価値を決めるのは、年式や走行距離だけではなく、このような車内のニオイも非常に重要なポイントになるということを、タバコを吸う人やペットを飼っている人はしっかりと記憶にとどめておくといいでしょう。

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