5年落ちのクルマといいますと、新車で購入してちょうど2回目の車検のタイミングとなります。
中古車市場に出回っている5年落ちのクルマといえば、そのほとんどがワンオーナーカーであり、中古車としてはかなり程度がいいイメージがあります。
そんな中古車としては程度がいいイメージの5年落ちのクルマを、実際に30万円以下で買うことができるのかについて調べてみたいと思います。
5年落ちのマツダデミオの本体価格が29万円
カーセンサーで売られている車のなかから5年落ちで30万円以下で買える車を調べたところ、2011年式のマツダデミオがヒットしました。
グレードは13Cでボディーカラーはグレーとなっています。
このデミオは5年落ちではありますが、走行距離はかなり伸びており、11万2000kmとなっています。
年式で考えた場合、標準的な走行距離の2倍以上走っていることになります。
このマツダデミオの本体価格が29万円となっています。
車検が1年9ヶ月残っているため、諸経費はそれほどかからず、乗り出し価格も35万円で収まるようです。
もちろん事故車ではありませんし、5年落ちですからボディもツヤがあっていい状態ですし、人気のデミオがこの値段で買えると考えれば十分にお買い得感はあるのですが、やはり走行距離が10万kmを超えている点が気になる人はいると思います。
しかし、デミオのようなコンパクトカーであっても、最近の日本車は非常に耐久性が高くなっており、しっかりとメンテナンスを行っていれば20万km程度は問題なく走れるようです。
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純正ナビ付きの5年落ち日産キューブが29万円
こちらの事例は2011年式日産キューブ15X Mセレクションになります。
ボディーカラーはブラックで、純正のナビや地デジチューナーなどの装備も充実しています。
このキューブも5年落ちとしては走行距離がのびており、9万5000kmと標準的な乗り方をした場合のほぼ2倍となっています。
この日産キューブの本体価格が29万円となっています。
車検が切れているために、購入時に車検を取得する必要があるので諸経費は高めで、乗り出し価格は49万2000円となっています。
もちろん修復歴はありませんし、5年落ちですからボディも内装もまだまだきれいな状態ですので、お買い得感は十分にあると思います。
やはり、本体価格30万円以下で5年落ちのクルマを狙うとなれば、どうしても走行距離の部分には目をつぶるしかないと思います。
走行距離1万2000kmの5年落ちスイフトが29万円!?
こちらは、5年落ちとなる2011年登録スズキスイフト1.2XGの事例になります。
ボディーカラーはシルバーで、最近ではめずらしいマニュアルミッション車です。
走行距離は、5年落ちのクルマとしては非常に少ない1万2000kmとなっています。
このスイフトの本体価格が29万円で、新たに車検を取得する費用を含めた諸費用込みで54万円となっています。
5年落ちで走行距離が1万2000kmのクルマとしてはあり得ない値段となっていますが、実はこのスイフトは「修復歴あり」となっています。
つまり、過去に事故などでダメージを受けて修復をしたクルマということになります。
事故車の場合は、たとえ見た目には分からないほどきれいに修理させていたとしても、走行時になんらかの問題が出る可能性や、後になって何か不具合が出る可能性があるため、相場にくらべてかなり安くなるという特徴があります。
しかし、修復歴があるからといって、必ずしもそういった不具合がでるとは限りませんので、こういった車を購入する際には実際に試乗をしてみて、違和感がないかどうかを確認するといいでしょう。
また、このスイフトの場合には、マニュアル車である点も値段が安くなっている要因かと思われます。
スポーツカーやマニアックな車であれば、マニュアル車は希少価値が高く、中古車市場では高額で取引されることが多いのですが、スイフトのような女性が乗ることの多いコンパクトカーの場合には、ニーズが少ないために安くなってしまうのでしょう。
参考記事:マニュアル車がAT車にくらべて圧倒的に高く売れる理由
走行距離が4万2000kmで5年落ちのパッソが24万8000円
こちらは、2011年式のトヨタパッソ1.0CXの事例になります。
ボディーカラーはライトパープルで、上品できれいな色です。
走行距離は4万2000kmとなり、5年落ちのクルマとしては少ない方だと思います。
修復歴もなく、内装及び外装ともにきれいな状態で、程度としてはとてもよい車といえます。
このパッソの本体価格が24万8000円となっています。
車検が切れているので、購入時に車検を取得する必要がありますので、トータルで15万円ほどの諸経費が加算されて乗り出し価格は40万円ほどになります。
これまで紹介してきた車は、5年落ちではあるけれども走行距離が標準の2倍ほどになっていたり、修復歴があったりで、ある意味ワケアリ的なクルマでした。
しかし、今回のパッソに関しましては、走行距離も4万2000kmとむしろ少ない方ですし、修復歴もありません。
そういった意味では、お買い得感の高い車なのではないかと思います。
3年落ちで走行距離2万2000kmのミラージュが27万8000円
最後は、5年落ちではなく3年落ちの2013年式三菱ミラージュ1.0Mの事例です。
3年落ちといえば、新車で購入して最初の車検のタイミングですから、状態的にはかなりいいクルマだといえます。
しかも走行距離は2万2000kmですから、3年落ちのクルマの中でも比較的少ない方だと思います。
色はブラックで、アイドリングストップもついており、省エネも期待できる車です。もちろん、修復歴はありません。
このミラージュの本体価格が27万8000円となっています。
車検切れのため、購入時に車検代も含めた諸経費を計上すると、乗り出し価格はトータルで50万円ほどになります。
3年落ちで走行距離が2万2000kmということを考えれば、このミラージュはかなりお買い得感の高い車ではないかと思います。
三菱のクルマは燃費偽装問題で一躍注目をあびてしまったために、中古車市場での評価が下がってしまったことで値ごろ感が強く出ているのかも知れません。
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