スズキキャリイを売却するときの査定額の目安~6年落ちから12年落ちまでの売却事例

中古屋さんで軽トラックの販売価格を目にした経験のある方は、思った以上に「軽トラの中古は高い」というイメージを持たれたに違いありません。

軽トラは、乗用車のようにモデルチェンジのたびに買い替えをするようなクルマではないので、どうしても中古車市場では玉数が不足しがちになります。

中古車市場での玉数が少ないということになりますと、売却をするときの査定額も必然的に高くなります。

関連記事:軽トラックの買取り価格はなぜこれほど高いのか?~高額査定になる理由

ここでは、軽トラックの中でも人気の高いスズキキャリイを売却するときに、どれくらいの査定額になるのかについて、6年落ちから12年落ちの年式別に実際の相場をみていくことにしましょう。

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6年落ちのスズキキャリイの査定額を走行距離別に比較


軽トラックは、乗用車と異なり新車登録時から2年ごとに車検を受けなければなりません。

そのため、ちょうど3回目の車検を受けるタイミングが6年落ちということになります。

ここでは、6年落ちのスズキキャリイがどれくらいの査定額になるのか、実際の売却事例をもとにみていくことにしましょう。

6年落ちで走行距離が1万5千kmのキャリイを50万円で売却

こちらは、2012年式のスズキキャリイKCを、2018年に6年落ちで売却したときの事例になります。

三方開きタイプのキャリイで、エアコン・パワステ付きのAT仕様です。

走行距離は1万5千kmとなっており、6年落ちにしてはかなり少ないといえます。

売却地は福岡県で、修復歴はありません。

この6年落ちキャリイを、4社の車買取専門店で査定をしてもらったところ、50万円、45万円、45万円、42万円という結果になりました。

走行距離が1万5千kmと少ないこともあり、4社とも40万円以上の査定額を提示しています。

キャリイKC三方開き・エアコン・パワステ付きAT仕様の2012年当時の新車価格は87万円となっていますので、6年落ちにもかかわらず50万円で売却できれば十分に満足できる結果といえるでしょう。

6年落ちのKC三方開きエアコン・パワステ付き4WDの査定が42万円

こちらはキャリイの660KCエアコン・パワステ付きの4WDを6年落ちで売却したときの事例です。

走行距離は5万1千kmとなっていますので、先ほどの事例のキャリイにくらべると距離が伸びています。

先ほどの事例が2WDだったのに対してこちらは4WDで、ミッションも5速MTとなっています。

このキャリイを3社の買取店が査定をしたところ、45万円、40万円、38万円という提示額になりました。

走行距離が5万kmを超えているにもかかわらず、1社が45万円という高値を提示してくれています。

4WDである点を高く評価してくれたのかも知れません。

8年落ちのスズキキャリイはいくらで売れるのか?

軽トラックは、頻繁にフルモデルチェンジをするような車種ではありませんので、年式が古くなっても査定額が一気に下がるということはありません。

ここでは、4回目の車検のタイミングとなる8年落ちのキャリイを、どれくらいの値段で売却することができるのかを事例をもとにみていくことにしましょう。

走行距離3万1千kmの8年落ちKC三方開き5速MTの買取り額が32万円

こちらは、2010年に新車登録したスズキキャリイを、2018年に8年落ちとして売却したときの事例になります。

エアコン・パワステ付きの三方開きキャリイで、ミッションは5速MTになります。

売却地は大分県で、修復歴などもなく、年式の割には良好な状態の車両です。

この8年落ちのキャリイを5社で査定をしたところ、32万円、30万円、30万円、25万円、20万円という結果になりました。

8年落ちということもあり、査定額は32万円から20万円までバラつきがでましたが、32万円を提示してくれた業者は、走行距離が3万1千kmと少ない点を評価してくれたのでしょう。

このように、クルマの査定額というのは業者によって大きな差が生じることが少なくありません。

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走行距離8万kmの8年落ちキャリイの査定額が25万円

こちらは、走行距離が8万kmと先ほどの事例にくらべるとかなり走り込んでいる8年落ちキャリイの売却事例です。

仕様的には先ほどの事例とまったく同じで、エアコン・パワステ付きの三方開き5速MTとなっています。

新車登録は2010年で、2018年に佐賀県で査定を受けています。

こちらの8年落ちのキャリイを4社の車買取専門店が査定をしたところ、25万円、25万円、20万円、18万円という結果になりました。

2010年当時の新車価格が78万円でしたから、8年落ちで8万km走行にもかかわらず25万円で売却できれば十分に満足できる結果といえるでしょう。

10年落ちのスズキキャリイを買取り専門店はいくらで買うのか?


10年落ちとなりますと、ちょうど5回目の車検のタイミングとなります。

一般の乗用車であれば、10年落ちとなると査定額的にはほとんど期待できなくなる車種も多いですが、軽トラックの場合は、年式が多少古くても思った以上の高値で売れることも少なくありません。

ここでは、10年落ちのスズキキャリイがどれくらいの値段で売れるのかについて、実際の売却事例をもとに見ていきたいと思います。

10年落ちで走行距離が2万4千kmのキャリイ4WDの査定額が35万円

こちらは、2008年式のキャリイKC・エアコン・パワステ付き三方開きを、10年落ちとなる2018年に査定を受けたときの事例になります。

走行距離は2万4千kmと、10年落ちにしては非常に少なくなっています。

軽トラックは、あまり長距離を走るような使い方をされることがないため、年式が古くても走行距離は少ない車両が多くみられます。

5速マニュアル仕様の4WDで、査定を受けた地域は栃木県になります。

この10年落ちキャリイを、3社のクルマ買取り店で査定をしてもらった結果、35万円、30万円、26万円という提示額になりました。

走行距離が2万4千kmと少ない点や4WDである点などが高く評価されたのだと思いますが、10年落ちの軽トラの査定額が35万円というのは驚きです。

10年落ちで走行距離が11万2千kmでも20万円で買取り

こちらは、10年落ちでなおかつ、走行距離が11万2千kmとかなりの距離を走り込んでいるキャリイの売却事例になります。

5速マニュアル仕様のエアコン・パワステ付きKCで、査定を受けた地域は大分県です。

こちらのキャリイを3社で査定をしてもらったところ、20万円、18万円、12万円という提示になりました。

10年落ちで走行距離が11万2千kmという状態を考えた場合、一般的な乗用車であれば車種によっては査定額が0円でもおかしくないですが、キャリイの場合は20万円という金額で売れてしまうわけです。

あらためて、軽トラックのりリセールバリューの高さに驚かされます。

12年落ちのスズキキャリイはまともな金額で売れるのか?

12年落ちといいますと、軽トラの場合はちょうど6回目の車検のタイミングになります。

一般的な乗用車であれば、12年落ちとなってしまったらほとんど査定額には期待できませんし、廃車を検討しなければならない時期です。

しかし、モデルチェンジまでのスパンが長い軽トラの場合は、年式が古くても走行距離さえ少なめであれば高く売れる傾向があるようです。

ここでは、12年落ちのキャリイがどれくらいの値段で売れるのかについて、事例をもとに見ていきたいと思います。

12年落ちのスズキキャリイ4WDの買取り価格が28万円

こちらは、2006年式スズキキャリイ4WDを、12年落ちとなる2018年に売却をしたときの事例になります。

走行距離は、2万4千kmと12年落ちのクルマとしては、非常に少ない状態です。

5速MT仕様でパワステ付きですが、エアコンはついていません。

売却地は長野県で、修復歴などはありません。

この12年落ちのキャリイを4社の買取専門店で査定をしてもらったところ、28万円、25万円、20万円、17万円という結果になりました。

12年落ちにもかかわらず、一番高い業者は28万円を提示しています。

軽トラックの場合は、年式が古くても走行距離が少なければそれなりの値段で売れてしまうようです。

12年落ちで走行距離が14万4千kmと走り込んでいても12万円の査定額

こちらは、12年落ちで走行距離が14万4千kmとかなり走り込んでいるキャリイの売却事例です。

三方開きのマニュアル5速仕様で、エアコン・パワステ付きの4WDです。

常識的に考えれば、12年落ちでこれだけの距離を走り込んでいるクルマにまともな査定額の提示はありません。

しかし、軽トラの場合にはそういった常識は通用しません。

こういった使い込まれた車両であっても、しっかりと買取り額を提示してくれます。

この14万4千km走行のキャリイを2社が査定をした結果、12万円、8万円という提示になりました。

年式や走行距離を考えたら、十分な結果であるといえるでしょう。

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