ライフといえば、長年ホンダの軽自動車の代表車種でした。
しかし、2014年4月に生産を終了し、今では『ホンダNシリーズ』が、代表的な車種となっていますが、中古車市場においてはまだまだライフは人気のある車です。
ホンダライフに限らず、軽自動車は多少年式が古くなっても値落ちがしにくい傾向にあります。
維持経費があまりかからないというイメージが強いのでしょう。
ここでは、そんな人気に軽自動車であるホンダライフの5年落ちと10年落ちの買取り実例を見ていきたいと思います。
1.ホンダライフの2019年の基本価格データをみてみましょう
ホンダライフがどの程度の価格で売買されているのかについて、まずはデータを2019年におけるデータを買取価格と下取り相場に分けて一覧にしてみました。
売却をするときの目安にしていただければと思います。
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1-1 年式別のライフの下取り相場
ホンダライフのティーバターボを2019年に下取りにだすときの相場の目安を一覧にしています。
走行距離は年式相応(1年あたり1万km)として算出をしています。
ホンダライフは2014年に販売が終了していますので、2019年の時点では5年落ちが一番新しいモデルということになります。
- 10年落ち…14万円~19万円
- 9年落ち…17万円~22万円
- 8年落ち…26万円~35万円
- 7年落ち…30万円~40万円
- 6年落ち…39万円~51万円
- 5年落ち…48万円~64万円
1-2 年式別のライフの買取り価格
こちらは、ホンダライフを2019年に買取り専門店に売却をするときの相場になります。
グレードはティーバターボとして査定額を算出しています。
実際に買取り専門店で査定を受ける際の参考にしてください。
- 10年落ち…19万円~25万円
- 9年落ち…21万円~28万円
- 8年落ち…31万円~42万円
- 7年落ち…35万円~47万円
- 6年落ち…43万円~57万円
- 5年落ち…52万円~70万円
一覧をご覧になってお分かりのように、クルマの買取価格や下取り相場は売却をする業者によって大きく異なります。 ここで紹介したライフの査定額は、あくまでも大まかな相場ということになります。 5年落ちホンダライフの買取り相場は、車の状態によって大きく異なります。 データをみると20万円~125万円となっています。 同じ5年落ちのライフなのになぜそのような価格差が出るのか、さまざまな切り口から考えてみたいと思います。 ここでは、実際に5年落ちライフの査定額を高いケースと低いケースに分けて紹介してみたいと思います。 ちょっと驚くようなデータになっています。 平均買取価格が約29万のライフとしては、異常に高額なデータです。 2006年式を2011年に売却しており、カラーはベージュです。 6社の見積もり金額の内訳はわかりませんが、このモデルの一般的な査定額は、高い方でも87万円ですから、なぜ買取り業者がこのような高値をつけたのか不思議です。 ライフの新車でも、一番高いグレードで148万円ですから、いったい何をどう査定したら5年落ちでこの値段になるのか理由が知りたいところです。 いずれにしても、多くの買取り業者に査定をしてもらうことで、こういった驚きの査定額が出ることもあるので、面倒くさがらずに多くの業者に見てもらった方が断然お得になるということですね。 この事例は5年落ちのライフとしては、走行距離が7万kmとやや伸びているケースです。 色はベージュで、2005年式を2010年に査定をしています。 査定に参加した業者は4社で、地域は秋田県となっています。 走行距離がやや多めなのは、生活において車が必需品である秋田県という地域が影響しているのかも知れません。 それにしても、5年落ちライフの買取り額が20万円というのは、想像以上に低い金額といえます。 多少走行距離が多めであっても、これほど査定額が低くなるということは通常はありません。 おそらく車の状態がかなり悪かったのだと思います。 ライフは軽自動車ですから、長距離の移動にはあまり利用されることはないかも知れませんが、買い物や通勤で近距離を小まめに利用されることが多いので、それなりに走行距離を走っているケースも多いようです。 ここでは、具体的に5年落ちライフの買取り価格を走行距離の違いで比較してみましょう。 こちらの事例は、走行距離が5000km未満ということで、ほとんど乗られていないライフです。 中古車査定の基準となる走行距離は1年あたり10,000Kmですので、5年落ちで5000Kmということは、1年あたり1,000Kmとなり、基準の10分の1ということになります。 地域は神奈川県ですので、普段は電車で移動する人がたまに利用する程度の使い方だったのでしょう。 2005年式を2010年に売っていますが、50万円という査定額も、走行距離から考えたら相応といえそうですが、もう少し高い提示があってもよさそうな気はします。 ボディカラーはシルバーと無難な色となっています。 走行距離が少ないライフを売る予定の方は、この程度の金額での買取りは期待できるということを覚えておくといいでしょう。 2005年式を2010年に売却し、3社に査定を依頼した結果で、最も高い金額が45万円でした。 ライフ全体の平均買取価格が29.7万円なので、ターボ車とはいえその約1.5倍という査定額なので、かなりの高値といえそうです。 ただ、ライフという車は長い年数乗ってから売られる傾向があるので、5年落ちで程度が悪くなければ、この程度の査定にはなると考えて良さそうです。 走行距離7万5000kmなので、査定基準のおよそ1.5倍走ったライフの事例となります。 地域は秋田県ですので、電車などの交通機関があまりないことから、買い物や通勤などで利用されてどうしても距離が伸びてしまうのでしょう。 2005年式を2010年に売りに出しており、買取りの見積もりを取ったのは4社です。 ボディカラーは白ですので、無難な色といえますが、やはり5年落ちの軽自動車で7万5,000Kmの走行距離は査定的には厳しく、20万円という提示も致し方ないところですが、ちょっと安すぎるような気もします。 5年落ちのライフを買い取ってもらう際に、査定を受ける会社の数が増えると金額にどのような変化がみられるかについて書いてみたいと思います。 これは5年落ちのライフとしては、走行距離が2万5000Kmと少ない場合の事例です。 7社に査定をしてもらった結果、一番高いところの提示金額が45万円でした。 先ほど事例で紹介したように、同じく5年落ちで走行距離が5万Kmのライフが、45万で売れていますから、走行距離がその半分という条件を考えると、やや安い感じがします。 原因は「ボディカラーがガンメタ」ということで軽自動車としては好き嫌いが分かれる色であったことと、車両の状態が思ったよりも悪かった可能性があります。 これは3社の買取り店に査定をしてもらった5年落ちライフの事例です。 2008年式を2013年に売却し、走行距離は2万kmなので、かなり少なめです。 3社の見積金額は40万、0万、0万で、差額は40万となりました。 なぜ3社の中で0万が2社あるのかは不明ですが、5年落ちで走行距離少なめのライフとしては、やや安めの印象を受けます。 もう少し比較する会社を増やせば、さらなる上乗せも可能かも知れません。 やはり、車を売却するうえにおいて、多くの買取り業者に査定をしてもらうということはとても大切です。 いまでは、ネットの一括査定サイトを利用することで簡単に複数の業者の買取り金額が分かりますので、利用してみるといいでしょう。 スポンサーリンク 10年落ちのライフの査定額を、最低額と最高額で見ると、2万円~30万円となります。 ライフは軽自動車の中でも通勤や買い物用として使われる実用車タイプなので、デザインなどにこだわって頻繁に買い換えるというオーナーは少ないようです。 そのため、10年落ち近くになってから市場に出回ってくるライフも多いようです。 それでは、具体的に10年落ちライフの買取り価格についてみていきましょう。 同じ10年落ちのライフでも、ほとんど残価がないものや、意外なほどに高く売れるものなど、条件や車の状態によって査定の結果は変わってきます。 2001年式のメヌエットを、2011年に売却した事例です。 走行距離は6万5000kmなので、査定基準の3分の2程度です。 査定を受けた業者の数は2社で、高い方の業者が30万円という金額を提示しています。 カラーは白なので無難な色ではありますが、10年落ちのライフが30万円というのは破格ではないでしょうか。 ライフ全体の平均買取価格が約29万なので、10年落ちでそれを上回っているというのは、通常ではありえないくらい良い買取り額です。 こちらも先ほど10年落ちで、30万円で売却できたライフと同じメヌエットの事例です。 2002年式を2012年に売りに出しています。 走行距離は9万kmということで、ほぼ年式通りで、基準よりやや少なめといった程度です。 査定を受けた買取り業者は全部で5社で、そのうち4社は金額を提示しませんでした。 1社だけが2万円をつけ、そのまま売却に至りました。 やはり、10年落ちともなると、買取りに慎重になる業者が多いのは頷けますが、10年落ちにもかかわらず30万円で売れた事例もあり、相場という点で見た場合、この辺の判断は難しいところです。 10年落ちという厳しい条件で、ライフを査定してもらったときに、走行距離の違いにより評価にどれだけの差が出るのかを事例をもとに見ていきたいと思います。 一般的に走行距離が短ければ買取価格は高くなりますが、これはなぜか安かった事例です。 2003年式を2013年に売却しています。 査定を受けたのは2社で、提示額は3万円と0万円です。 カラーはシルバーとなっているので、可もなく不可もなくといったところでしょうか。 10年落ちであっても、6万5000Kmという走行距離を考えた場合、もう少し高く売れてもよさそうなものですが、状態があまり良くなかったのかも知れません。 ボディカラー白で、2001年式を2011年に売却した10年落ちライフの事例です。 走行距離10万kmで、2社からの査定で提示額は18万円です。 走行距離が10万Kmということや2社しか見積もりを取っていないことを考えるとかなりいい値段の提示といえると思います。 10年落ち10万Kmのライフでこの査定額というのは、おそらく全体的な状態が良かったと考えられます。 2005年式ライフのグレードCを2015年に売りに出した、わりと新しい取引の事例です。 走行距離15万km以上ということで、かなり走り込んでいます。 査定を受けたのは3社で、2社は金額の提示がありませんでした。 残りの1社が3万円だったので、そこに売却したようです。 走行距離が15万Km以上ということを考えれば、査定がつかなくても仕方のない車ではありますが、4WDということもあり3万円の値がついたのかも知れません。 10年落ちのライフをたくさんの買取り会社に見積もりをもらった場合、どれだけの差がでるのかについて、事例をもとに見ていきたいと思います。 10年落ちのライフを8社に見積もり依頼をした事例です。 その結果、7社が金額提示なしで1社が15万円を提示しました。 10年落ちともなると、買取り業者も慎重になるケースが多いので、満足のいく買取り価格を引き出すためには、なるべくたくさんの業者に見てもらうのが一番ですが、今回のように8社中7社が提示無しというケースも珍しいですね。 走行距離は6万5000kmなので、むしろ少ないといえます。 走行距離だけをみれば、条件的には悪くないので、その他の状態が悪かったか、青というボディカラーが、好き嫌いが分かれる原因となった可能性があります。 10年落ちで、走行距離が10万Kmのライフを3社で比較した事例です。 提示額は、10万円、5万円、0円でした。 同じライフでも、5年落ち程度であれば、複数の会社を比較することで各社の金額差が大きくなることもありますが、10年落ちレベルになると、ほとんどの場合数万円~10万円の買取価格なので、各社の差額も小さくなります。 10年落ちのホンダライフを売却する場合は、3社以上に見積もりを依頼した場合で、10万円以上になれば十分という結論になると思います。 かといって、1社だけへの依頼ですと、10年落ちの場合提示額0円の可能性も大いにありますので、複数の買取店に見積もり依頼をすることは大切です。 スポンサーリンク ホンダライフの公式サイト2.5年落ちのライフの買取り相場はどれくらい?
2-1 5年落ちライフを査定額で比較
・買取り価格が高いケース~グレードFを6社査定で125万円
・買取り価格が安いケース~走行距離やや多め4社査定で20万円
2-2 同じ5年落ちを走行距離で比較してみる
・走行距離が短いライフの事例『5000km未満のJB7が50万円』
・走行距離が年式相応の場合『2005年式ディーバ・ターボが45万円』
この事例は、同じライフでもターボ車ということで多少事情は異なりますが、走行距離5万5000kmなので、査定基準よりほんの少し多いレベルです。・走行距離多めの5年落ちライフ『通常の1.5倍の距離で20万円』
2-3 比較社数が増えると査定額はどう変わる?
・5年落ちライフを7社比較~走行距離少なめグレードCで45万
・5年落ちライフを3社の見積もり比較で40万の差
3.10年落ちのライフはどれくらいで売れるの?
3-1 10年落ちを査定額で比較してみましょう
・10年落ちで走行距離が6,000Kmのメヌエットが30万円
・10年落ちで走行距離9万Kmのメヌエットが2万円
3-2 走行距離で10年落ちライフを比較する
・走行距離が6万5000kmの10年落ちグレードCが3万円
・グレード不明の走行距離10万Kmで18万円
・走行距離15万km以上のグレードCの4WDで3万円
3-3 10年落ちライフを比較社数と差額で見る
・8社の査定額を比較した結果グレードDが15万円
・3社比較で走行距離10万Kmのライフの事例
https://www.honda.co.jp/auto-archive/life/4door/2014/