中古車買取り専門店の営業マンのセールストークがすごすぎる!

男女に話をするセールスマン「あのお店に車を持ち込んだら、いい値段で買い取ってもらえた」とご満悦のあなた、ひょっとしたら営業マンの話術にハマって相場よりも安い値段で売っていませんか?

買取り専門店のプロの営業マンのセールストークは、非常に巧みです。

車の査定に関しては素人同然であるお客を納得させてしまうことなど、赤子の手をひねるよりも簡単なことなのです。

いったい、彼らはどのようなセールストークを使って、あなたの車を安く買いたたくのでしょうか?

会社の決まりでこれがギリギリなんです

買取り店の営業マンに対して、あなたが「もう少し高くなりませんか?」と交渉したときに、よく返ってくるのが次のセリフです。

「会社の決まりでこれがギリギリなんですよねぇ~、なんとかもう少し高く買取りたいのはやまやまなんですが、赤字を出してしまうと上司に怒られてしまいますので」

こういったセリフを耳にすると、自分自身もサラリーマンとして上司の機嫌を取りながら仕事をしているお客は、つい営業マンの立場に同情してしまいます。

そこで「あまり無理をいってもかわいそうだし」という気持ちになって、営業マンの提示した金額で売却をしてしまうわけです。

確かに車の買取り専門店も会社ですから、決められたルールのもとに買取り価格の上限はあるに違いありません。

しかし、冷静になって考えてみて下さい。

初めて会ったお客のあなたに、百戦錬磨の営業マンが最初から会社のギリギリ上限額を正直に提示してくるでしょうか?

もし、どんなお客に対しても毎回のように会社のギリギリ上限額で買取りをしていたら、その営業マンの成績は社内的には決して褒められたものにはならないはずです。

営業マンは実績が直接的に給料や昇進に響いてきますので、自分自身の成績を犠牲にしてまで赤の他人のために会社の上限額を提示することはないと考えるのが自然です。

うっかり同情して、その場で即決して契約などしてはいけません。

中古車の買取り価格に「定価」というものがないのをいいことに「会社の決まり」を持ち出して、彼らは少しでも安く買いたたこうとしているのだと考えるようにしましょう。

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それではもう少しアップできるか上司と相談してみます

男性に笑顔で対応するセールスマン「会社の決まりでこれがギリギリなんですよねぇ~」という営業マンの話術にも惑わされず、お客が売却に難色を示していると次のようなセリフが出てくるに違いありません。

「わかりました。それではもう少しアップできるかどうか上司と相談してみます!」

そして奥の部屋に引っ込んでしばらくすると、満面の笑顔を浮かべて営業マンがもどって来ることでしょう。

「お客様!上司に怒られてしまいましたが、なんとかあと5万円アップでOKをもらいました!」

成績の良い営業マンというのは、本当に役者も顔負けの名演技をします。

もちろん、上司に怒られてなどいないはずです。

営業マンは自分が上司に怒られるというスタンスを取ることで「私はあくまでも会社ではなくお客様の味方です」ということをアピールするわけです。

奥の事務所では、次のような会話が行われていたに違いありません。

「なかなかOKしてくれない面倒な客がいるので、少し買取り額をあげてもいいでしょうか?」

「しょうがねぇな。じゃぁ、5万円くらいアップしておけよ」

そして、営業マンは懇願するように最後の決めゼリフをあなたに向かっていうことでしょう。

「これ以上はさすがに私のクビが飛んでしまいますので、なんとかこの金額でお売り願えないでしょうか?」

こんなセリフを言われたら、同じサラリーマンとして日々上司や会社から突き付けられる無理難題に頭を悩ませいるお客は、つい営業マンに同情してしまって契約のハンコを押してしまうことでしょう。

「あなたも立場的に大変だよね~。あなたがそこまで頑張ってくれたんだから、その値段でこの店で売ることにするよ」

お客の口からこんなセリフが出た瞬間、営業マンは心の中でガッツポーズをしているに違いありません。

営業マンとまともに戦わないことが高く売るコツ

車の前で話をする男性2人いざ自分の車を売るときに、そういった百戦錬磨のプロ営業マンとまともに交渉しても勝ち目はありません。

それでは、どうすればいいのでしょうか?

剣豪である塚原卜伝が残した「無手勝流(むてかつりゅう)」という言葉があります。

つまり、戦わずして相手に勝つということです。

中古車買取り専門店から高額査定を勝ち取るためには、プロである営業マンとまともに戦わない「無手勝流」で交渉することがポイントになります。

具体的にどうすればいいかといいますと、やり方は簡単で、複数の買取り店に査定をしてもらえばいいわけです。

たとえ営業マンが「会社のルール」や「上司」の話を持ち出したとしても、よその買取り店の社内ルールや上司の裁量にはまったく関係がありません。

年式や走行距離などの条件がまったく同じ車であっても、買取り店によって査定額が大きく異なることは珍しくありません。

1つの店とだけ交渉をして高価買取をしてもらおうとするから、まんまと営業マンの術中にはまってしまうわけです。

「会社の決まりでこれがギリギリなんですよねぇ~」といわれたら、さっさとあきらめて「分かりました。それではよその店を回ってから考えさせてもらいます」といえばいいのです。

いくつもの店舗を回るなんて面倒だと思われるかも知れませんが、車によっては買取り価格が10万円とか20万円も違ってくる可能性があることを考えたら、面倒だなどといっている場合ではありません。

その10万円や20万円を実際に自分が働いて稼ぐ苦労を考えたら、複数の買取り店を回るくらいは楽勝です。

もしどうしても時間が取れないという方は、ネットの一括査定サイトなどを利用してみるのもいいでしょう。

車を高く売るコツを一言でいうと「無手勝流で複数店を比較する」ということになりますので、覚えておきましょう。

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