不勉強なホームページ制作会社の古いSEO対策を信じると悲惨な結果を招きます

SEOの基礎知識

Googleのアルゴリズムは日々変化をしています。

つい数ヶ月前まで通用していたSEO手法がまったく通用しなくなるなどというのは、ごく日常的に起こっています。

しかし、Googleの最新のアルゴリズムを学ぼうとしない不勉強なSEO業者やホームページ制作会社では、いまだに10年前のSEO手法を信じていたりします。

これからホームページを制作したり、SEOによって上位表示を目指そうとしたりする人は依頼をする業者の質をしっかりと見極めることが大切になってきます。

ブログを更新し続ければドメインが強くなって上位表示する?


10年以上前になりますが、ホームページ内にブログ機能を設置して、まめにブログを更新することを推奨するSEO業者やホームページ制作会社が少なくありませんでした。

当時は、ひたすらサイトのボリュームをアップすることがSEO的に有利だと信じられていたからです。

つまり、ブログを日常的に更新することによって、サイトのページ数が多くなればなるほどドメインが強くなるという考え方だったわけです。

しかし、いまのご時世にそんなやり方をしたら、サイトの検索順位は間違いなく圏外に飛びます。

ここ10年で驚くべき進化をとげたGoogleのロボットを舐めてはいけません。

いまはむしろ、内容の薄いページを量産することは、SEO的には大きなマイナスポイントとなってしまうのです。

つまり、ブログを更新すればするほど、Googleに嫌われてしまうということです。

そういったこととはつゆ知らず、いまだに自社のホームページ内でブログの更新を続けている会社が少なくありません。

その会社のWeb担当者が勉強不足なのか、契約しているSEO会社が勉強不足なのかは分かりませんが、そういったサイトを見るたび悲しくなってしまいます。

ひょっとしたら、上司から無理やり言いつけられて、書きたくもないブログを書かされている人もいるかも知れません。

会社にどんなお客様がきたとか、お昼休みに同僚とランチにいったとか、ほとんど中身のない、似たような内容の記事がどんどん増えていくことになります。

文字数をせいぜい200文字から300文字程度。

最近のGoogleのアルゴリズムを知っている人がみたら、まさにゾッとするようなコンテンツの量産ということになります。

もしそういった情報を発信したいのであれば、SNSでやるべきです。

繰り返しになりますが、自社の大切なホームページに質の低いコンテンツを大量に投稿することは、SEO的には大きなマイナスになってしまうのです。

ブログを切り捨てるとドメインの評価が劇的にアップします


まともなSEO会社がそういったホームページのコンサルを引き受けた場合、まっ先にドメインからブログを切り離すことを推奨することでしょう。

つまり、低品質なコンテンツをドメイン内から追い出すということです。

ブログにまったく未練がないのであれば、ブログの部分だけバッサリと削除してしまってもいいでしょう。

未練が残るのであれば、別のドメインを新たに取得して、ブログの部分だけ新しいドメインに移管するという方法を選択することも可能です。

そして、そのブログにメインサイトからリンクで紐づけをしておけばいいわけです。

そのように、ブログという低品質コンテンツの塊が切り離されることによって、メインサイトのドメインの評価が高まり、アクセス数が大幅に伸びる可能性が高くなるのです。

ブログを毎日のように更新し続けてもアクセスがまったく増える気配のなかったサイトが、まさに息を吹き返したようになるに違いありません。

毎日いやいやブログを更新していたことが、バカらしくなることでしょう。

POINT
●低品質なコンテンツをドメイン内から追い出す
●ブログの部分だけ新しいドメインに移管するという方法を選択することも可能

不勉強なSEO専門家たちの犠牲になる情報弱者たち


SEOというのは、やり方を間違えると効果がないばかりか、サイトにとってマイナイスになってしまうことも少なくないのです。

SEOというのは、知っているか知らないかです。

知らずに10年以上も前の古いやり方にしがみついていると、悲惨な結果を招くことになってしまうわけです。

少なくとも、企業のWeb担当者やホームページ制作会社は、つねに最新のSEO対策を学び続けなければなりません。

飯の種なのですから当然の話です。

しかし、残念なことに、「サイトのボリュームを増やすことがもっとも重要なSEO対策になります」などと言う的外れなことを、自社のサイトで堂々と解説しているホームページ業者やSEO対策会社が少なくありません。

しかも、そういった業者に限って格安でサービスを提供しているために、たくさんの実績だけは残しています。

一般の人は、実績のある業者は信用できる業者だと勘違いをしてしまいますので、雪だるま式に被害者を生むことになってしまうのです。

いつの時代においても、被害者になるのは情報弱者です。

POINT
●10年以上も前の古いやり方にしがみついていると、悲惨な結果を招くことになってしまう
●企業のWeb担当者やホームページ制作会社は、つねに最新のSEO対策を学び続ける事が大事

Webの世界では社歴10年以上なんて何の価値もありません


SEO業者やホームページ作成会社というのは、伝統工芸のように古くから伝えられた技術でずっと生計を立てられるほど甘い商売ではありません。

最新の知識を吸収しようとしない不勉強な業者は、新しく参入した勤勉な業者にすぐに蹴落とされてしまう業界なのです。

株式会社ディーカムも10年以上にわたってSEOにかかわってきましたが、そんなキャリアは何の自慢にもなりません。

なぜなら、10年前のSEOの知識など屁の役にも立たないからです。

日々勉強と検証を繰り返し続けることによって、クライアントに満足のいく結果を残してあげることができるようになるのです。

SEO対策というのは、理屈ではなく経験と実践によってのみスキルアップが可能な職人芸のようなものです。

しかも、ちょっと休むと最新のロジックについていけなくなってしまう非常に厳しい世界です。

私は職業を聞かれたときに「SEO職人です」などと答えたりしますが、これはあながち冗談ではありません。

事実、職人になり切れずに廃業に追い込まれていくSEO業者が最近は非常に増えているのです。

しかし、まだまだエセ職人的な業者もしぶとく生き残っています。

これからホームページ制作会社やSEO業者に依頼をしようとしている人は、本物かエセかを見きわめる目が大切になってきます。

本物のSEO業者かエセかを見分ける方法については後日詳しく書いてみたいと思いますので、どうぞご期待ください。

POINT
●10年前のSEOの知識など屁の役にも立たない
●理屈ではなく経験と実践によってのみスキルアップが可能な職人芸のようなもの
●依頼する側も本物かエセかを見きわめる目が大切

文:土井 稔

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