コアアップデートでドメインパワーの時代が再来?~個人はどう対策すればいいか?

コアアップデートに驚く事務所の人たち SEOの基礎知識

Googleによるコアアップデートは、ブログやサイトを運営している人にとって、もっとも憂鬱なイベントに違いありません。

これまでたくさんのアクセスを集めていた多くのサイトやブログが、大幅にアクセス数を減らしています。

ここ数年、Googleはコンテンツ品質の高いサイトを優先的に上位表示させてきました。

その結果、10年前ではおよそ考えられなかったほど内容の充実したコンテンツが、多くのサイトやブログにアップロードされるようになりました。

良質なコンテンツさえアップロードできれば、自然検索で上位表示できるようになったことから、「コンテンツSEO」などという言葉も生まれました。

関連記事:コンテンツSEO対策は具体的に何をすればいいのか?~文字数が多ければOK?

多くの人が、もはや被リンクなんて重要ではないと信じていたはずです。

しかし、今回も含めた最近の一連のコアアップデートによって、コンテンツSEO神話は崩壊しました。

どんなに素晴らしい一次情報満載のコンテンツをアップしても、ドメインパワーがないと上位表示ができなくなってしまったのです。

いまから5年以上前は、ドメインパワーを強化することが、SEO対策の常套手段でした。

コアアップデートによって、Googleはまた当時のようなドメインパワー優先のロジックに回帰してしまったのでしょうか?

関連記事:コア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと~Google公式

コアアップデートによりコンテンツよりもドメインパワーを優先

ドメインパワーのイメージ現在の検索結果をみれば、Googleがドメインパワーを高く評価していることは誰の目にも明らかです。

あらゆる自然検索の結果は、大手企業が運営するECサイトやポータルサイトが上位を独占しています。

Googleはコアアップデートによって、個人が運営するサイトやブログにはまったく価値がないとの判断を下してしまったのでしょうか?

確かに個人が運営するサイトやブログの中には、かなり質の低いものもあります。

過激なタイトルで煽ってほとんど中身のないトレンドブログや、アフィリエイト報酬の高い順に商品をならべた偽のランキングサイトなどがその一例です。

しかし、個人で運営していても、しっかりと取材をして質の高い一次情報を提供しているブログやサイトはたくさんあります。

コアアップデートによって、質の低いサイトやブログといっしょに、そういった本当に検索ユーザーが望んでいるコンテンツまでGoogleは葬り去ってしまうのでしょうか?

大手企業の運営するECサイトやポータルサイトが提供する情報が、必ずしも個人が運営する媒体の情報よりも質が高いとは限りません。

ある商品やサービスについての深堀した情報を知りたくても、検索結果の上位に出てくるのは大手企業が運営する媒体ばかりで、そこには簡単な商品紹介のページしかなかったりします。

皮肉なことにコアアップデートによって、本当にユーザーが知りたい情報を、検索結果から見つけ出すことが困難になってしまっているのです。

POINT
●Googleがドメインパワーを高く評価している
●大手企業が運営するECサイトやポータルサイトが上位を独占
●本当にユーザーが知りたい情報を、検索結果から見つけ出すことが困難

公式サイトが上位表示できないコアアップデートの悲劇

公式サイトのイメージかつてのGoogleは、どんなに小さな会社のホームページであっても、そこの会社名で検索をしたら一番上に表示してくれました。

どんなに小さな個人経営のお店であっても、店名で検索したら公式サイトが上位表示していました。

しかし、現在の検索結果をみると、それは見るも無残な結果になっています。

自分の会社の名前で検索して上位に出てくるのは、大手企業が運営する転職サイトだったりします。

また、自分のお店の名前で検索して上位に表示されるのは、食べログなどの大手ポータルサイトだったりします。

ドメインのパワーが強いというだけで、そういった大手媒体のページが本家本元のサイトよりも上位表示されるという珍現象があたり前のように起きているのです。

SNSなどで「コアアップデートによって公式サイトが強くなった」などという情報が流れていますが、それは正しくありません。

正しくは、「コアアップデートによって大手企業が運営する公式サイトが強くなった」となります。

本家本元の公式サイトであっても、ドメインパワーがないと、大手企業の運営するポータルサイトに上位を占領されてしまっているのが現実です。

ひどいケースでは、住所や電話番号、社名などの簡単な情報しか掲載されていない「iタウンページ」にまで負けてしまっている公式サイトがあります。

つまり、ドメインパワーさえあれば、ほとんど中身のないコンテンツであっても、上位表示されてしまっているのが現実なのです。

お店や会社の最新情報を知りたいと思って検索した人に対して、残念ながらGoogleはこうした質の低いコンテンツをアンサーとして返すようになってしまいました。

悪質なトレンドブログやインチキなランキングサイトを駆逐したいという思いは分かりますが、はたして本当にこの検索結果でいいのでしょうか?

POINT
●コアアップデートによって大手企業が運営する公式サイトが強くなった
●ドメインパワーがないと、大手企業の運営するポータルサイトに上位を占領されてしまっているのが現実
●ドメインパワーさえあれば、ほとんど中身のないコンテンツであっても、上位表示されてしまっている

Googleはリンク元の信頼性や権威性を重要視

国会議事堂Googleがコアアップデートによって、ドメインパワーの強いサイトを優先するのであれば、かつてのようにコンテンツは二の次で、被リンクをたくさん集めるSEO対策が有効になるのでしょうか?

残念ながら、現在のGoogleのロジックに対しては、かつてのようなブラックSEO的な手法は通用しないでしょう。

確かに、コアアップデートによって、Googleは被リンクをたくさん受けているドメインパワーの強いサイトを優遇していることは間違いありません。

しかし、最近のGoogleはかつてのように被リンクの本数やページランクなどによって単純には上位表示させてくれません。

なぜなら、最近のGoogleは被リンク元の信頼性や権威性というものを、重視しているからです。

信頼性や権威性の高いサイトがどういったものかといいますと、政府や自治体、公共機関、上場企業などが運営するサイトになります。

そういったサイトから被リンクを受けることができれば、間違いなく信頼性や権威性はあがるに違いありません。

また、そういった信頼性や権威性の高いサイトからリンクをもらっているサイトから、間接的にリンクを貼ってもらうことによってもSEO的にはかなりの効果が期待できそうです。

そういったところからのリンクがあれば、少なくとも質の低いトレンドブログやランキングサイトでないことは証明できるわけです。

しかし、個人や一般の小さな会社が、そういった信頼性や権威性の高いサイトからリンクを貼ってもらうというのは現実的ではありません。

そのため、現在の検索結果が大手企業中心のかなり偏ったものとなってしまっているのです。

ただ、小さな会社や個人商店が運営するサイトが、信頼性や権威性の高いサイトからリンクを貼ってもらうことが絶対に不可能かというと、そんなことはありません。

たとえば、地元の商工会議所や観光協会などに加入すれば、そこのサイトの会員一覧ページからリンクを貼ってもらうことができます。

商工会議所や観光協会などが運営するサイトであれば、信頼性や権威性を十分に満たすことができます。

こうした団体のサイトは、政府機関系サイトや自治体サイトからのリンクを多数受けていることが多いので、間接的にその恩恵を受けることができます。

小さな会社や地元商店が自社のサイトをコアアップデートから守るために、このような方法もあるということを頭に入れておくといいでしょう。

POINT
●Googleは被リンク元の信頼性や権威性というものを重視
●間接的にリンクを貼ってもらうことによってもSEO的にはかなりの効果
●団体のサイトは、政府機関系サイトや自治体サイトからのリンクを多数受けていることが多い

検索意図と内容が違うとコアアップデートの餌食になります

質問の意図に対するアンサーのイメージコアアップデートによって、コンテンツの内容が検索意図にマッチしているかどうかが強く問われるようになりました。

たとえば、「リフォーム 費用」というキーワードで検索をかけてくる人に対しては、リフォームの費用に関すること以外のよけいなことが書かれていると、検索順位が下がるようになったのです。

なぜそうなったのでしょうか?

1つには、GoogleのAI能力が格段に向上してきて、コンテンツの中味をかなり正確に分かるようになってきていることが考えられます。

単純に、コンテンツ内にキーワードや共起語をちりばめただけでは、Googleのロボットをごまかせなくなってきているのです。

もう1つの理由として、過剰になりすぎたコンテンツの文字数競争に、なんとか歯止めをかけたいとGoogleが考えている可能性があります。

7年~8年くらい前までは、1記事あたり600文字程度あればSEO的には十分だといわれていました。

ところが、2014年~2015年あたりから長文のコンテンツが高く評価されるようになってきたいのです。

その結果、少しでも検索順位を上げたいと思っている人たちの間で文字数競争がおこり、最低でも1記事あたり3000文字程度は必要だといわれるようになりました。

なかには文章は長ければ長いほどSEOに有利であると単純に考える人もいて、外注のライターを使って1記事あたり2万文字以上のコンテンツを大量にアップするという、いわゆるコンテンツスパムが起こるようになりました。

コアアップデートによって、Googleが検索意図にマッチしていないコンテンツを上位表示させないようにすることで、そうしたコンテンツスパムを未然に防ぐことにもなるわけです。

長文コンテンツの多くは、「リフォーム 費用」というキーワードで上位表示を狙っている記事に対して、文字数を水増しするために、リフォームの定義やリフォーム業者の選び方など、検索意図とはずれた内容を無理やり入れ込んでいました。

しかし、コアアップデートによって、そういった水増しのコンテンツは駆逐されるようになったのです。

検索結果に対し賛否両論があるコアアップデートですが、この検索意図とのマッチング性の強化に関しては、大正解なのではないかと思います。

知りたいことだけがピンポイントで分かりやすく書かれているコンテンツこそが、ユーザーの求めているものだからです。

コアアップデートによって、なんでもいいから長文のコンテンツを書けば上位表示できる時代は終わりつつあるといえるでしょう。

これからは、検索意図に対して、しっかりと深堀した濃い内容のコンテンツが求められることになります。

専門家ではない外注のライターに、うわべだけの浅い記事を何万文字書いてもらっても、上位表示は難しくなっていくに違いありません。

POINT
●過剰になりすぎたコンテンツの文字数競争に、なんとか歯止めをかけたいとGoogleが考えている可能性
●コアアップデートによって、そういった水増しのコンテンツは駆逐される
●なんでもいいから長文のコンテンツを書けば上位表示できる時代は終わりつつある
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